ま た ひ と つ
年の瀬のお仕事を終えた。
年賀状を、書き終えたのだ。
かかったのは、2日。
といっても、かけた時間は正味2時間もないかもしれないが。
アドレス帳を取り出し、あいうえお順に書いていく。
以前はイラストから手書きだったが、年々ものぐさになって来て、この頃は干支の絵が半分近くを占めているものを購入。
あとは、文面も住所も全て手書きで仕上げる。
五十音も終盤。
やっと書き終え、ホッと一息。
ふ~ぅ。
友達少なくて、よかった~。
と、ゴロンする。
同年代の友人知人に聞くと皆、数十枚から百枚超えが多数。
聞いた中では、私より少ない人は一人もいなかった。
こんなに少ないのに、更に減らそうとする怠け者ゆえ、皆すごいなぁ~と心から感心する。
以前は、大げさに言えば「もらう年賀状の数の多さが自分の価値」みたいに考えていた。
が、今は少数精鋭で行くと、割り切っている。
そう思うに至ったのは、「手書き」が原因だと思う。
毎年デザインを考え、絵具やクレヨンを使ってレイアウト。
乾いたら、筆ペンで文面と住所を書いていく。
かいている間は、自然に宛名の人物のことを考えている。
そうしていると、「どうも儀礼的に書いているな」と感じてくるときがある。
小さな頃から外面を繕い、周りに気を使ってきたので、そろそろ解放されたい。
などと考え始めてくるのだ。
やがて、正直に出したいと思う人にだけ、書こう。
という気分になり、ある年、それ以外の人には、頂いたら返事を出す。
ことにした。
繰り返していると、相手にも通じ、程なくやり取りが途絶える。
住所録に横線を引いて、区切りをつける。
そうやってきても、なかなか会えないが、思い出すと優しい気持ちになる人が、まだ20人もいる。
いい出会いに、感謝。
有難や、有難や。
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