生き物

い つ か 大 黒 様 に

大分秋らしくなり、毎日の水まきから解放され、ホッとしている。

が、庭に生ごみのボカシあえを埋め

季節ごとに楽しませてくれる植物たちへのご褒美にしている関係で

週に数回はジャングルと化したそこへ、踏み込む必要がある。

そんな時は、事前準備が必須だ。

蚊が大の苦手なので、布石を打っておく。

蚊取り線香を5センチ程にポキポキ折り、

両端に火をつける。

この季節は蚊も、最後の追い込みとばかりに

必死に食らいついてくるので、4本に着火。

計8口から煙をモウモウさせる。

それを素早く外に出し、ピシャとドアを閉める。

煙がゴミ埋めスペースに到達するのを確認。

バケツを持って、ダッシュ!

「うりゃ~」と掘った穴に詰め、土を戻し足で踏み踏みし、撤収。

蚊やりを素早く回収し、庭用の靴を雨に当たらない場所に片づけて周りをチェック。

たまに根性でまとわりついて来る命知らずを家に招待してしまうことがあるので、

最後まで気を抜けないのだ。

尾行をまいたと確信し、素早く家の中に滑り込み任務完了となる。

ところで庭には、敵ばかりではない。

ゴミ埋めの度、そこまでせずに済むよう、もっと頑張ってほしい同志もいる。

クモ達だ。

年々見事な大きさのクモが減り、ちょっと寂しい思いをしていたのだが、

今年は結構見応えのある面々が戻ってきてくれている。

色もダークなものからカラフルなメンバーもいて、

ちょっとしたクモの展覧会だ。

あちこちの枝に、綺麗なレースがヒラヒラ。

場所によっては、結構密集しているが、

彼らのテリトリーは「巣」の中のみなのか?

ほとんど重なりそうな間隔に居を構えている箇所もある。

「もっと離れてくれないと、エサ捕まらないじゃん!」

とクレームを出してもよさそうなのに。

ある日、蜂がやってきた。

結構大きな蜂だ。

それがクモを狙って、何度かアタックしている。

しかし、巣につかまる怖さをしっているからだろうが、

遠慮がちにつつく感じにとどめている。

初めて目にする、蜂対クモ。

どちらが勝つか興味深々で見ていると、

蜂があっさりあきらめて飛んで行った。

「すごいじゃん!よかったね!」と勝者に声をかける。

そのついでに、お願いもする。

「ねね、もっと下に引越してくれないかな?」

「そうすれば、ご飯(蚊)がいっぱい食べれるよ!」

あ、でもそうすると私困るかも。

頼んでから、気づいた。

今でさえ、巣を破らないようかがんだり、

体をひねったりしつつの移動を強いられている。

それが下にもあったら、短い足でまたがなければならないではないか。

「君には無理だろ」と言わんばかりに

風にそよがれるクモ達。

話は変わるが、この頃桜井識子さんのご本にハマっている。

ご本の中に、朝のクモが大黒様の化身であることがあると書いていあった。

もしや、彼らの中に大黒様が・・・。

なんて邪な欲望が湧き上がる前から、私はクモさん達を大事にしてきましたよ!

ホントに。

これからも、悪い奴らをキャッチしてください!

ついでに、福も!









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紋 次 郎 が 合 図 

秋で ある。

というか、朝夕は冬がちょっと入ってきた。

ということは、来年に向けての準備を始めなければ。

呑気な人間をよそに、季節に敏感な生き物たちは

動き始めている。

外出した先の駐車場にて。

車の後輪に、茶色い塊が。

(泥んこかな?)

近づいて覗きこんだらなんと、

カマキリの卵だ。

「あらら、こんなところに産んじゃって!」

すぐに「ペコッ」と剥がして、保護。

帰宅して安全なところに安置した。

*********************

夏の間、南側のパラソルとして大活躍だったサルスベリ。

度々襲ってきた台風に煽られ、

一部枝が極端に曲げられ、かわいそうな状態になっている。

しかしそのせいで鳥たちには、恰好な足場となった。

毎日、様々な野鳥達が遊びに来てくれるので、

家の中から「わ~い」と眺めていた。

ところがある時から様子が一変。

この辺りの野鳥のボス、ヒヨドリが一人占めしたのだ。

盛んに行き来していることから、どうやら巣を掛けているよう。

それはそれで嬉しいのだが、心配も。

「そこに住んでると、アオダイショウ君が来るよ~」

先日彼が2階のベランダにまで足を伸ばしていることが判明。

それよりも低い木なら、余裕で侵入されるだろう。

その前に、生ゴミを埋めに行った私に驚いて諦めることになりそうだが、

いろいろな生き物たちが我が家の小さな庭に来てくれるのは大歓迎だ!

長期予報では今年は暖冬だそうな。

さて、人間も彼らを見習って、そろそろ始めますか。

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将  軍  様  の  功  績  

秋で ある。

今年は信じられないことに、いつまでも居座る夏がさっさと引き上げた。

覚悟していただけに、肩すかしだ。

でも、嬉しい。

やっと来た過ごしやすい季節のお陰で、

暑さに対処する気力や体力が、「やる気」に転化される。

と言う訳で、乗馬体験に行ってみた。

きっかけは、近所に出来た乗馬クラブ 「クレイン」さん。

スーパー入口でニコニコと近づいてきたお兄さんから、

オープンのお知らせを渡された。

一人一人に配っているのかと思いきや、他の人には外の仮設テントで渡している。

家に帰り、家族に言う。

「どうして、分かったのかなっ?!」

実はその数日前、唐突に家族に宣言。

「私、自分の仕事が軌道に乗ったら、乗馬やるっ!!」

何故か急に、「暴れん坊将軍」のオープニングが浮かび、

発作的に叫んでしまったのだ。

あのニコニコお兄さんには、それが分かったのか?

ピンポイントで狙ってきたのだから、大したものだ。

感心しながらパソコンの前に座り、メールボックスを開く。

すると何と!

今度はカード会社から、「乗馬体験キャンペーン」のお知らせが!

「えぇぇ!また乗馬っ?」

驚きつつ見るとなんと、

さっきチラシをもらった「クレイン」さんのキャンペーンではないか!!

スゴイ偶然に、「これはもう、やるしかないんじゃない?」。

でも乗馬にかかる金額は、私にとっては大きなハードルだ。

「う~~~ん」。

だが、それだけでは終わらなかった。

とある無料ゲーム。

恥ずかしながらこの年でまだ、ゲームを楽しんでいる。

その夜、私のキャラのレベルが上がり、

「馬に乗り換えましたっ!!」とのポップが飛び出したのだ。

その瞬間、意思が固まった。

諸々の問題を無視し、

すぐにカード会社のキャンペーンに、申し込んでしまった。

翌日、「クレイン」さんから連絡が来て、体験日があっさり決まる。

長ズボン、靴下着用で、持ち物は軍手。

楽しみだが、不安でもあった。

実は数年前に1度、引き馬に乗せてもらったことがある。

その時は怖くて怖くて、馬の背から飛び降りたい衝動を抑えるのに必死だった。

一緒に行った友人から「表情が硬いよ~!」と野次られても、

視線を向けることすらできない程ガチガチに緊張。

しかし、あら不思議。

サークル2周目になると、スッと怖さが引いたのだ。

風を感じながら、

いつもと全く違う視点から見渡した景色に、知らず知らず顔がほころぶ。

気付いたら、子どものようにニコニコと、馬の背の振動に身を任せていた。

乗り始めの時が嘘のように、いつまでも乗っていたいと思ったものだ。

(あの怖さを、また味わうのではないだろうか?)

そう思うと、ドキドキ。

さて、どうなることやら・・・・。

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秘       宝

庭中に順繰りと、

EMボカシをまぶした生ゴミを埋めている。

以前は専用容器で発酵させてから埋めていたが、

保存場所を取られたり、匂いがちょっと。

そこで今では、

溜まったその都度に埋めている。

なので我が庭には、天地返しなど不要。

バラの周囲も常に土がほぐされ、

栄養もたっぷりだ。

一見地道な作業に思われるだろうが、

密かな楽しみもある。

「宝探し」だ。

スコップを深く差しこみ、

体重をかけて土を掘る。

「あっ、こんなに!」

時折、白くコロコロとした彼らと、出会う。

そう、

にっくき、コガネムシの幼虫だ。

単独で生活している場合と、

集団でもぐりこんでいるときがある。

あらかた掘りだすまで

待っていてもらう。

すると彼ら、まぶしいのか

暗い所に戻ろうと動き出す。

結構速いので、

侮れない。

気付いたら四方八方に散って、

慌てて回収に走りまわらねばならない程だ。

全員揃ったところで、

お仕置き。

罰当たりだがそれが、

気持ちよく、

生ゴミが片付いたのと相まって

気分スッキリ。

今朝も、そのはずだった。

スコップで土を持ち上げると、

茶色い土の中にあっても、

白く輝く瑞々しいボディ。

「おっ!いたいた!!」

と喜んだ一瞬後、

「うわっ!!」と叫んでしまった。

いつもの小粒ちゃんじゃ

ないのだ。

コロンとした姿勢は同じだが、

私の手の平ほど大きい。

「これは、もしや・・・・」

しばらく土の上に置いたまま、

様子を見る。

コガネムシの幼虫なら、

とっくにトンズラしている頃なのに、

わずかに手足を動かすのみだ。

日向に移動させると、

眩しいのか

顔を反対側に反らすだけ。

「でもこの辺りに、腐葉土みたいな環境ないしな~。」

とりあえず彼を、再度土の中に戻す。

昆虫の王様なら、

是非応援したいからだ。

ネットに、質問をぶつけてみる。

すると、同じような疑問を持つ方が何人も。

ご親切な回答者さんが、

両者の写真付きの解説をしてくれている。

「おぉぉぉ!やっぱり!!」

彼にとって最適とは言えない場所で、

あんなに立派に成長しているなんて

すごい!

今年も色々あったが、

年の瀬に掘り当てた

素晴らしい宝物に

にっこり。

「大きくなるんだよ。」

と、埋めた場所を

ポンポン。

王様のお陰で、

来年もいい年になりそうな予感。

有り難や

有り難や。





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め~ら~んこりっくに~  髪を~ かっきあげて~♪

今年も、秋がやって来た。

もはや猛暑が当たり前になってしまった夏に耐え、

待ちに待った季節。

例年ならそれに浮かれ、食欲爆発。

ダイエットも必須となる。

だが今年は、ちょっと違う。

思いがけず家族構成が変わり

もの哀しい秋を満喫する羽目になってしまった。

しかし

10月だというのに、今日も暑い。

「この時期にノースリーブを着るのって、

人生初かも。」

などと言いながら、

関東に接近しつつある台風に備え、

干せるうちに干そうと

布団や洗濯物でベランダを埋め尽くす。

「そろそろ。」と午後立ち上がり、

出した時と逆の順に取り込み始める。

「ふー、やれやれ。」と汗をぬぐいつつ見ると、

マットレスの縁に、緑の物体が引っ掛かっているのに気付いた。

「あっ!!ママごめんっ!!」

お腹の大きな、メスのカマキリが

「ちょっと、どこ見てるの?気をつけてよっ!」

とばかりにこちらを睨んでいる。

「す、すみません。すぐに外にお連れしますから・・・。」

と近づいたら、

なんと

細い緑の「く」が落ちているではないか。

「あぁぁぁ!足がぁぁぁ」

流行りの土下座でお詫びしつつママを見ると

「あれれ?ちゃんと揃ってる・・・?」

カマを入れ、6本ちゃんとママにはある。

「じゃ、これは・・・・?」

周囲をよく見たら、黒い薄羽根が2枚「ヒラリ」。

最初のよりも若干小ぶりの緑「く」も発見。

「あ・・・・、お食事中だったのですね。」

しかし、胴の部分は一切見当たらないので、

メインは食したと思われる。

「とにかく、申し訳ありませんでしたっ!」

とママを、うやうやしくベランダにお連れする。

「いい子をたくさん産んで、来年もお庭のガードよろしくお願いします!」

と、再度頭を下げ送り出した。

「さて、おかたずけ。」

「く」をつまもうとして

「うわっ!」

と後ずさり。

「やめて」とばかりに、「く」が何度も屈伸したのだ。

よーく見ると、

根元に毛根のように筋肉組織が残っている。

「はー!」

命は強し。

人が感傷にひたろうが、

涙を流そうが

季節は流れ、命は繋がれていく・・・・・。

「秋だなぁ。」

もう一度、

空を見上げる。

「よーし、がんばるぞ!」

またもや、教えてもらった。

有り難や

有り難や。









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ぱ  に  っ  蚊  !

庭の水まきを済ませ、家に入る。

バラの棘と、ヤブカから身を守るため

真夏でもヤッケは必須。

サウナスーツさながら

ビッショリと汗で張り付いたそれを脱ぎ、

ホッと一息。

と思ったら、

頭から首の後ろへ「スルッ」と何かが滑り落ちてきて

パニック。

(む、虫っ?!)

タオルを必死に後頭部に向かって振り回したら

「ポトリ」

と落ちてきた。

「あ、な~んだ。君か~。」

緑の、ちびっこカマキリだった。

先週洗濯物にくっついて入って来たときより、

大分大きくなっている。

もちろん、同じ個体ではないかもしれないが、

カマキリは一斉に卵から出てくるので、

兄弟には違いない。

「大きくなったね~。驚かせちゃって、ごめんね。」

と、外に逃がす。

水まき中にあちこちで見かけるアマガエル君達も、

どっしり重量級に仕上がってるし、

お庭のボディガード達は、今年も頼もしい。

「順調、順調~♪」と機嫌良く夕食をとっていると、

目の前を蚊が通り過ぎた。

「あっ、蚊取り線香!」と点火。

「これで、安心。」と思ったら、

かじりかけのトウモロコシの前を「ぷ~ん」と横切って行った。

パンッ!

「あ、逃がしちゃったよ~!」

と家族を振り返るとそこに、

信じられない光景が広がっていた。

なんと、

数十匹の蚊が、食卓の上をぐるぐると旋回していたのだ!

生まれて初めて見る、ある意味壮観な光景に、泡立つ。

「な、何これ~~~っ?!!!」

すぐに思い当たることがあり、一人の家族を般若の形相で振り返る。

「網戸、ちゃんと閉まってるっ?!!」

数日前その家族は、網戸を全回にしたままなのに気付かず、

2階を蚊だらけにした前科があるのだ。

「ちゃんと閉めたよ~」

という声を最後まで聞かず、2階に駆け上がる。

「あっ!やっぱり~!!」

ちょっと立てつけの悪い網戸が、

数センチ開いているではないか。

当の家族「蚊は2階まで飛ばない」と言い訳していたが、

今まさに、1匹が入りこもうとしているところ。

ピシャリと阻止し、

他の個所も見回って異常のないことを確認。

それからが、

大変だった。

蚊取り線香のお陰で、

入り込んだ蚊のほとんどは天井に止まっている。

蚊で水玉模様になった天井に鳥肌を立てながら、

脚立の上で、

ドン!パン!の嵐。

「やった!」「あ、逃がしたっ!」「そっち、そっち行った!」

と口々に叫びながら総出で退治。

ほとんどいなくなるまで、

1時間程だったろうか。

上ばかり見ていたため、

首は痛くなるし、手のひらは真っ赤になるし・・・。

すっかり冷めた食卓に戻っても、

とうに食欲は過ぎ去り、疲れだけが残った。

今回のことで、蚊が二酸化炭素を求める熱意が

相当なものだと改めて実感。

だが、ヤブ蚊が1匹もいなかったところを見ると、

事態を招いた家族の「そんなに飛ばない」という説は、

プチ正しかったのかもしれない。

とにかく、

家の中であんなに蚊を見るのは、

二度とごめんだ。

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新 居 建 築 お 断 り

コンパクトカメラを使ってみて

最新の技術に驚くばかりだ。

まず、

起動時間がすごく短い。

電源を入れると、

あっという間にレンズがせり出し、

スタンバイ状態。

ピントが合うのも早いし、

シャッターが下りるスピードも

少し前のものよりも

随分改善されている。

お陰で

ものぐさながら

庭の記録撮影は続いている。

あちこちでバラが咲き始め、

蜜を求めてたくさんのハチが

やって来る。

花の中で転げまわるように蜜を吸っている彼らは、

たまらなくかわいい。

それを撮影しようとカメラを構えていたら、

黒いシルエットが「サッ」と横切った。

「?」

と思って辺りを見回すと、

オニヤンマのミニチュア版みたいな

トンボだった。

「おぉ!」

早速撮影しようと、

ズーム。

光学とデジタルをフルに使うと、

みるみるトンボが目の前に迫って来る。

アップになったその口元に、

盛んに手をやっている。

どうやら、

獲物を捕えたようだ。

よく見るとそれは、

さっきまで蜜を吸っていた、

ミツバチ君ではないかっ!

「あわわっ!」

我が家に来たせいで、

犠牲になってしまった。

「ご、ごめんよ~!」

謝っても、

もう遅い。

来た時と同じく、

「サッ!」と飛び去るトンボ君を見送りながら、

一見のどかな中で

生死をかけた闘いが行われているのに気付き。

どよ~ん。

気を取り直し、

撮影を続けようと思ったら、

耳元に

「ヴ~~~ン」と羽音。

「うわわっ!

スズメバチ!」

慌てて、

部屋に逃げ込む。

ガラス越しに見ていると、

家の外壁に沿って、

何度も旋回を繰り返している。

「ま、まさか、

新しい賃貸物件をお探しですかっ?!」

そんなところに住まれては、

困る!

「トンボ君~!!

こっちの大きい方なら、

いくらでも食べていいよ~~!」

届くはずのない

メッセージを叫びながら、

スズメバチの動向を見張る。

どうやらいい物件が見つからなかったようで、

帰って行った。

「ホッ」。

だが翌日も、

同じハチか代わりのハチか分からないが、

探るように同じ辺りを飛びまわっているので、

油断がならない。

これかも、

見回らねばっ!!

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おおざっぱな母のおかげで

母の家に遊びに行くと、

犬や猫達が総出でお出迎えしてくれ

嬉しくなる。

お礼というか礼儀として、

年長者から順に全員とスキンシップ。

抱き上げたついでに

「また重くなってるよ・・・・・。」

「おぉ、ダイエット成功?!」

など、

健康チェックも。

それが済むと、

やっと腰を落ち着けることが出来る。

しかし、

「ニャーン」

と呼ばれ、

「どうしたの?」

と声の方に行くと

エサ入れの前にちょこんと座って催促。

「はいはい。沢山お食べ~。」

と、

勝手知ったる母の台所からフードを持ってきてあげる。

と思ったら、

メスチワワのプリマが水入れの前で待ち伏せ。

「あらら、空っぽ!」

浄水器の水をタンクに満たし、

「お待たせ~。」

などと、

かなり使われる。

そんなおねだり上手が多い中、

いつも一方的にギブしてくれる

貴重な存在がいる。

彼は、ジジのような真っ黒猫。

どこかつかみどころのない

神秘的な雰囲気の猫で、

すごいハンサムだ。

何故だか分からないが、

彼は私のバッグや服が大好き。

いつの間にかそれらにじゃれ、

体をなすりつけまくり、

うっとりと寝ころびマタタビ状態。

それでは物足りなく、

度々本体(私)に全身でのしかかり、

爪をたてる。

その度

「痛たたたた!

お手柔らかに~!!」

と体をよじって逃げ回る。

そんな彼が、

廊下の窓を覆っているカーテンをジッと見ていた。

「何が見えるの?」

しゃがんで、

彼の目線になってみる。

(何にも見えないんですけど・・・・・。)

サラ・・・と、

カーテンをめくってみる。

すると、隣の空き地の草むらに

キジトラ猫が。

(あら、彼女?)

しかし隣の彼は姿勢を低くし

臨戦態勢になっている。

そういえば

彼は度々母から脱走し

その草むらでのんびりするのが好きらしい。

縄張りに侵入され

怒っているのだろうか?

表情を読もうと顔を覗きこむが、

彼はいつものポーカーフェイス。

ひたすトラ猫ちゃんをガン見し続けている。

(やっぱ、彼女なのかな?)

と思っていたら、

立ち上がったトラ猫ちゃんのお股に

立派なタ○タ○が。

「あ・・・、メスじゃなかったのね・・・・。」

「それにしてもよく気付いたね~。

窓もカーテンも閉まってたのに!」

トラちゃんの姿が消えると、

やっとこちらを見た彼。

いきなり、

爪をたてて来た。

「うわわっ、違う違う!

目を覚まして~!!」

「ハッ!」

として、

「トン・・・・」

と前足を床に戻す彼。

そのまま

何もなかったかのように

スタスタと立ち去った。

う~ん

やっぱ

面白い!

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極 端 な 性 分

冬。

みかんの箱買いの季節。

ということで、

今シーズン6箱目のみかん箱は、

6種の柑橘系が詰まった

福袋。

巨大な文旦から、

小さなネーブルまでどれも美味しい!

ここにきて遅まきながら気付いたのは、

「今年のみかんは痛みが少ない。」

ということだ。

大抵箱の底辺りにカビたりしたものが見つかるが

今年はその数が極端に少ない。

人はそれで「やったー。」

と喜ぶが、

反対にがっかりする面々も。

それは、

この辺に住む野鳥たち。

食べられない果物が出る度

半分に切って庭木の枝に刺しておく。

すると、

ヒヨドリやメジロなどが

ポンポンとやって来てはついばんで行く。

気付いたら皮だけがきれいに残っていて

「食べてくれて、有難う~」。

しかし今年はそういう訳で

差し入れがご無沙汰になっていた。

先日久しぶりにみかんを刺したら

あっという間に綺麗に皮だけに。

翌日

窓辺で観葉植物に水をやっていると、

目の端の動くものに気づき視線を動かす。

「バチッ」

ヒヨドリと目が合って

(しまった)と凍りつく。

こんな時は、

臆病者のヒヨドリを脅かさないよう

少しづつ後ずさる。

それでも大体「パッ」と飛び去ってしまうのだが、

今回はこちらを気にしつつ、

同じ場所に止まっている。

(あれれ?)

と思いつつ、

しばらく窓に近寄らないようにしようと離れた。

(もうそろそろいないだろう。)

と水やりを再開しようとするとなんと

まだいるではないか。

(おっとごめん)

と離れるが、

頃合いをみて近寄ると

相変わらずそこにいて

こちらをチラチラ気にしている。

こんなこと普段なら、絶対にあり得ないことだ。

「あ、もしかして

『お代わり』ってこと?!」

遅まきながら、

やっと気付く。

「よっぽどあのみかんがおいしかったんだね~!」

さすがに

外に出ようと窓を開けると

「ババッ!」

と飛び去ったが、

リクエストに応えて刺したみかんに

すぐ戻ってきて「つんつん」。

「私がいるのを知ってても

食べてくれてる~!」

と、窓の内側で

一人大喜び。

帰宅した家族に早速自慢する。

「ヒヨドリが私に慣れたんだよ~!」

「あっそ。」

と、家族はそっけない。

が、

連日の差し入れでみるみる自分が食べる分が減って行くと

途端に騒ぎ出す。

「人間の分も、

とっておいて!」

「あ、ごめ・・・・・。」

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命 が け の 訪 問

この季節になると、毎日お客さんがやってくる。

というか、

入ってくる。

人ではない。

カメムシ君達だ。

つかまりやすいからか、

布の感触が好きなのか

洗濯物や干した布団のあちこちにポチポチとくっついている。

その場でデコピンよろしく指で弾き飛ばすのだが、

気付かずに招き入れた諸君は

その都度窓を開け

「ピン」。

一回だけでは済まず

何度も繰り返し、全員にお帰り願う。

しかし、それでは完ぺきではない。

最後まで気付かれず、長居する羽目になるカメ君達もいる。

明かりを消した布団にもぐり込む。

(なんじゃこれ?)

固いものが足に当たった。

反射的につまんで、部屋の隅に投げる。

アッと思った時は遅く、

指に独特の匂い。

家族はTシャツの背中にくっついていたのに気付かず袖を通してしまい、

1日中背中が臭かったという。

ところで

同じ場所で10年以上暮らして分かったのだが、

昆虫の世界にも流行というか

繁栄衰退がある。

最初はとにかく、テントウムシだった。

家の外壁は、テントウムシだらけ。

真冬大きな石をひっくり返すと

びっしりくっついて冬ごもり中。

鳥肌が立つこと度々だった。

それがいつの間にかある種の毛虫にとって代わられ、

住民が一丸となって退治し続けたのが功を奏し、姿を消した。

その後も

トンボや、カマキリ、クモと続きここ2・3年は、

カメムシ君達が大発生。

最初はレンズ豆によく似た小粒のカメムシ君が主流だったが、

今年は親指の爪程の立派なカメムシ君達が加わり始めた。

数が増えたらその分臭いだろうと思ったがそうではなく、

個体数が増えると匂いの強さは反比例。

気付かずに刺激してしまっても、

以前ほどの被害にならなくなった。

今朝も床で固いものに当たって

足を持ち上げる。

ペッタンコになったカメムシ君がポロッ。

「ご、ごめんね・・・・!」


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