ショッピング

マルシェの女神たち

母と朝、成田の市場に行ってきた。

例年、夜の明けないうちに行くが、今年はのんびりと、すっかり明るくなってから出掛けた。

暗いうちは、プロの世界。

市場内を、忙しく走り回る車や、市場独特のカート(?)を避けながらの買い物になる。

が、この時間になると、すっかり一般客が優勢だ。

手打ちそばの実演や、焼きそばなどの屋台が出ていて、ちょっとしたイベントの様相を呈している。

食べたいな。

という欲求を呑み込んで、目的のお店にまっしぐら。

毎年大晦日に母が、すきやきをしてくれる。

そのメインの牛肉を、買いに行きたからだ。

「国産どれ?」

「これが和牛?」

など、食の安全に関して、買う側が注目し始めたのを感じるやり取りがあちこちで交わされている。

母は、2kgもの国産牛をゲット。

ズッシリ重い袋を抱え、次のお店に。

栗きんとんに入れる、栗の甘露煮。

お雑煮に入れる、鶏肉。

すき焼きに使う、卵。

そして、いつも揚げたてのコロッケを買って帰る。

今日警備員さんに誘導されて入ったのは、いつもと違う駐車場。

買い物したものを車に積み込んでいると、ふと野菜市場が目に入った。

「農協で買おうと思ったけど、買っていっちゃおうか。」

同意を求めるような口調でありながら、人の返事も聞かず、さっさと歩き出す母。

いつものことだが。

後を追っていくと、人気のない一角に積まれた野菜の箱の山の中に姿を消す。

が、すぐに戻って来た。

「プロ用の野菜なんだって。」

だってあそこ、他と雰囲気が全然違う。

言われなくても、誰も近寄らないよ。

と思ったが、黙っている。

気を取り直して、お客さんで賑わっている野菜広場に、向かう。

近づいてみると、蓋を開けた段ボールが、所狭しと並べられている。

狭い通路を歩きながら、品定め。

目当てのものを見つけては手にとって、会計所に並ぶ。

ところで市場では、伝票がものをいう。

これを持って会計にいくと、お支払いがスムーズだ。

スーパーのように、バーコードを読む装置などない。

それぞれのお値段は、段ボールの端っこにマジックで書かれているだけ。

会計さんは、全部のお値段を記憶していられないので、伝票がないとそれを、いちいち確認しなければいけなくなってしまうのだ。

「並んでる人で、伝票持ってる人いますか~?」

と、呼びかけるが、皆首を横に振る。

自分も含め、ズラリと並んだ人は誰も持っていなかった。

初めて入った場所なので、伝票を書いてくれる人がどこにいるかも分からなかったし、それらしいものを持っている人も見なかったので、そのまま並んでしまったのだ。

「じゃ、自分で値段調べてね」

と、しぶしぶ計算を始める、窓口の女性。

これ、いくらだっけ?

並んでいる間母が、持っている大根を指し、聞いてくる。

えと、100円。

じゃ全部で800円ね。

それ程買っていないので、すぐに計算できる。

私達の番が回って来たので、自己申告して、支払いを済ませた。

が、大根のお値段を言ったとき、やり取りを聞いていた別の担当者さんが「それ違うんじゃ・・・」という反応をしたのが気になった。

帰りに確認するとなんと、150円ではないか。

100円は、隣の箱の大根だった。。

どうする?

と、母。

払いに行こう。

と、引き返す。

先ほどの女性に、「実は・・・」と事情を話して、足りなかった分の小銭を差し出すと、「あっははっ」と、笑顔。

こちらのミスも責めず、「よいお年を!」と見送ってくれた。

なんか、ほのぼの嬉しかった。

江原さんがテレビで、「お正月の門松なども、生きている本物でないと、神様は宿れませんよ。」

と、言っていた。

なんと。

毎年、自治会の回覧で回って来る、印刷された門松の紙を門に貼っていた。

神様来てくれてたんだろうが、お鎮まりになる「よりしろ」がなくて、帰ってしまったに違いない。

なんて、申し訳なくも、もったいないことをしてたんだろう・・・・。

と、反省。

今年は、松買うぞ。

と決めていたので、市場の花屋さんで母が買い物をしてるとき、私も覗いてみる。

「若松」と書かれた松がたくさんバケツに活けてあった。

お店のお姉さんに、「これ、門に飾ってもいい松ですか?」

と、聞いてみる。

「はい!うちのは大きいので、門松にも、大丈夫ですよ。」

と、のこと。

ほほー。門松っていうのかー。

大きめなのを選んでもらって、お姉さんが両手に持ち、「この組み合わせでいいですか?」

と、聞いてくれる。

が、右手の方がどう見ても小さい。

指摘すると、一生懸命同じになるよう選び直してくれる。

あぁ、申し訳なや。

じゃ、この一対で。

と、ニッコリ笑って、包んでくれた。

市場には、威勢のいい男性も多いが、素敵な女性もいっぱい働いている。

有難や、有難や。

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ありがとう X S 

エディー・バウアーアウトレットに、行ってきた。

年末のあわただしい時に、二日連続お買い物とは、初体験の贅沢だ。

お店に入ると、お馴染の店員さんが笑顔で迎えてくれる。

店内は、年末のバーゲンというのもあってか、いつもよりも全体の品数が多く、店内にぎっしりという感じだ。

とりあえず、外の激安品を、チェック。

前回ウハウハの思いをした900円ワゴンが、嬉しいことに健在だ。

早速そこから、ニット帽を色違いで、ゲット。

なんと、定価3,900円のものだ。

それを持って店内を物色していると、店員さんが気を利かせて、「おそろいの手袋とマフラーもありますよ。」と教えてくれる。

どれどれとお値段を確かめると、あまり値引きされていない。

申し訳ないが、却下。と、通り過ぎる。

が、とあるコーナーで、「キャッ!」と恥ずかしくなる。

数年前から着ているセーターが、積まれていたのだ。

その横を見ると、その時着ていた、ダウンジャケットまで。

近くにいた店員さんに、万引きと間違われないよう先に告白すると、笑われてしまった。

こうならないよう、もうお店に並んでないだろうと思われる服を選んで着たが、油断できないものだ。

ハッピーバッグに入っていたのと同じ長袖Tシャツとダウンジャケットが目に入る。

ということは、ここで新年に売り出される福袋の内容も、同じ感じかもしれないと、思った。

ところで、あまりいいお得意さんでもない私を店員さんがよく覚えていてくれるのは、ねちっこいからだと思う。

まず、欲しくても、あまり値引きされていないものには、手を出さない、飛びつかない。

同じところをぐるぐると何度も歩きまわり、行くと軽く一時間は店内に居座り、迷い続ける。

何故なら、アウトレットイコール、安い。

とは、限らないから。

油断すると、ネットやストアの方が安いものも、たまにある。

そういう時は、また日を改めて出直すと、更に値引きされていることがあるので、次回まで我慢。

そういう私がいつも真っ先に狙うのは、「残り一枚」だ。

整然と並んで重ねられている棚の商品の中に、一枚だけ色違いやデザイン違いのものが混じっている時がある。

引っ張り出すと、定価からグッと引かれている、お買い得品であることが多い。

嬉しいことに、サイズは大体、極端に小さいか、大きいのどちらかであることがほとんど。

私も、家族も、XSで、エディー・バウアーでは、一番小さなサイズだ。

お陰でこれまで、どれだけお得な買い物をさせてもらったか。

感謝感激だ。

そういうものばかりを選んでいると店員さんが、「それ、今日一枚だけ入って来て、さっき並べたばかりなんですよ。」などと、更に嬉しいことを言ってくれる。

おぉ、このセーター、すごく手触りがいいっ!

何とっ!4,900円が、1,900円になってる!!

と一人興奮しているとすかさず、

「それも今日入って来て、私もいいなと思ったんですが、XSサイズだけだったんですよね・・・。」と、哀しげに言われると、

買うしかない!

という気になる。

超お買い得品しか買っていないのに、バーゲンで、そこから更に20%も引いてくれて、なんだか申し訳ない。

いやぁ~。

今日も良く探し、よく迷ったなー。

楽しかったー!

と、帰りのハンドルを握る。

エディー・バウアー様。

今年も一年、大変お世話になり、有難うございました。

来年も、どうぞよろしくお願い致します。

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I love fishing

美容院で雑誌を読んでいると、見慣れたジャケットが。

エディー・バウアーのカタログに載っている、ダウンジャケットだ。

いつも、お風呂に入りながら熟読。

かなりふやけたカタログの裏表紙の、900フィルパワーダウンライトパーカー、レディス。

雑誌には、女性らしいロイヤルレッドが取り上げられている。

日本上陸15周年を記念しての特別アイテムの一つだ。

下の記事に、目を通す。

ダウンジャケットの考案者が、創始者のエディー・バウアーさんだということは知っていたが、そこにはちょっとびっくりすることが書かれてある。

アウトドア派で知られるバウアーさんの趣味の一つは、釣り。

何と彼は、ある釣り場で、凍死しそうになったという。

それが、今は冬のアウターウエアの必需品、ダウンジャケット開発のきっかけとなったらしい。

ほほー。

そんな事情があったとは・・・・。

命が危険にさらされた経験をしても、釣りが止められないバウアーさんの必死さが伝わって来て、ちょっと微笑ましかった。

でもそのお陰で、エベレスト登山や、南極探検隊の本格装備から街のおしゃれまで、ダウンウエアから受ける恩恵は計り知れない。

ありがとう。バウアーさん。

今年も来年に向けて、福袋の販売が始まった。

エディー・バウアーも、先日オンラインショップで受け付け開始。

昨年は、日付が変わってすぐ、たまたま覗いたら始まっていたので、なんてことなく予約できた。

ところが今年は、午前10時から。

ちょっと過ぎて入ってみたら、大混雑で注文出来ないではないか。

男女それぞれ限定400個というが、注文画面に辿りつくのも大変な位の大競争。

やっと買い物かごに到達。

支払方法など全て入力できたが、「確定」ボタンを押したら、回線ダウン。

あらら。

今のは、エントリーされたのだろうか?

電話で、確認してみる。

すると、出来ていないだろうとのことだった。

えぇ~!!

またやり直し~?

電話ではダメとのことなので、いろいろ聞いてみる。

「各サイズいくつまでとかって、決まってるんですか?」

すると、担当者さんにわざわざ確認しに行ってくれる、オペレーターさん。

どうやら、そうではないようだ。

「回線混雑で注文できないまま予約数に達して締め切られても、店舗の方で買えますよね。」

と聞くと、「いいえ、中身が違います。」と、きっぱり。

なんとっ!!

それをあてにして、呑気に構えていたのに・・・・・。

ダメもとで、「どのくらいで混雑が落ち着きますかねぇ?」。

「分かりかねます」と、心から申し訳なさそうに言われ、イライラしていた気持ちが落ち着いて来る。

有難うございましたとお礼を言って電話を切る。

エディー・バウアーは、電話の対応も素晴らしいな~と感心しながら再トライ。

すると、割とすんなり注文を受け付けてもらえて、拍子抜け。

受け付け開始から、一時間近くが経っていた。

「ハッピーバッグ」と称される、エディー・バウアーの福袋。

中身もいいが、福袋そのものも素敵なデザインで、十分使える丈夫さだ。

今年はそのデザインがいいので、買うつもりがなかったレディスも注文してしまった程。

お正月、ストア、アウトレットストア両方で発売されるので、チェックしてみてください。

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め で た い 名

ほー、いい色ですな・・・・。

メールで勧められたシクラメンの新種、「ナイトブルー」。

これまでになかったシックな花色に、目が釘付けになる。

しかし、お値段が・・・・。

もっとお安く買えると、嬉しいな。

と、ネットで、いろいろ探してみる。

しかし、どこも似たり寄ったりだ。

それなら、地元をチェックしてみよう。

ということで、ジョイフル本田富里店へ。

あるある!

シーズンだけあって、一番大きなスペースを、シクラメンが占めている。

出始めた頃は、万単位で売られていた黄色のシクラメンも、大分手の届きやすいお値段になってきて、しかも、数種ある。

うわぁ~、目移りしちゃうよー。

「ナイトブルー」を探しに来たのに・・・。

ちょっと、頭を冷やそう。

と、トイレに行く。

ん?

洗面コーナーに貼ってあるチラシに目がいく。

「アメジストブルー」1,990円。

おぉ、近いぞっ!

品種の多さに圧倒され、もはや「ブルー」なら、「ナイト」でも「アメジスト」でもいいや、という気になる。

ほほー、芳香性かぁ。

閉め切った部屋で、花の香りに触れられるのは、すごく嬉しいことだ。

よし、これに決めた。

売り場に戻り、探し回る。

が、紫のシクラメンはあるが、「アメジストブルー」は見当たらない。

そこで、先ほどからシクラメン売り場でテキパキとお仕事をしている男性に、聞いてみる。

「全部出ちゃいましたね。」と、あっさり。

「入荷の予定はありますか?」

「日曜日に入るはずなんですが、チラシよりも大きな鉢のみなので、お値段が変わってきます。」

「おいくらですか?」

「3,990円です。」

「…そうですか。日曜は、何時頃入りますか?」

「お時間は、分からないです。」

入荷しても数鉢なので、すぐになくなってしまうという。

だが、実物を見ないで予約するには、躊躇するお値段だ。

日曜日にまた来て、決めよう。

しかし、手ぶらで帰るには惜しい程、魅力的な花がいっぱいで、後ろ髪を引かれる。

ならばと、人様の邪魔にならない隅を陣取り、ツルツルお脳を働かせ始める。

部屋に、ブルーの花を飾ったら・・・・と想像。

ん?ただでさえ殺風景なところに寒色もってきたら、益々寂しくなるかも。

やっぱ飾るなら、見ていてあったかい気持ちになる、赤やピンク・・・かな?

我が家の数年ものになるシクラメンも、大分葉が上がってきている。

順調にいけば今年も、濃いピンクの花を咲かせてくれるはずだ。

じゃ、重ならない色味の、暖色系にしよう!

と、結論を出す。

しかし、予算1,990円と絞っても、一つに決められない程、皆魅力的だ。

つ、疲れた・・・・。

やっぱり、出直そう。

と、帰りかける。

あ?こんなところにも、あったんだ。

死角というか、自分の迂闊さで、今初めて目に入った花は、変わり咲きの品種。

あっ!あっちで見ていいなと思ったけど、「お歳暮」ラッピングされて、高いから諦めたのと同じ品種だっ!

お値段は?

葉に隠れていたタグを引っ張り出して、見る。

おぉ!予算ピッタリ!

わ~~い!粘って良かった~。

一緒にディスプレイされているピカピカの鉢カバーは別売りなので、鉢のみを取り出す。

すると、底面吸水部分に満水になっていた水が、ジャブジャブとこぼれ落ち、辺りを濡らす。

うわわっ!

うろたえていると、女性従業員さんが、こちらをチラリと見て、通り過ぎて行った。

思わぬアクシデントに出鼻をくじかれ「、私の家に行くのを嫌がってるのかも。」と、弱気になってくる。

しかし、別のタグを見ると、「特選長生シクラメン」とあるではないか。

おぉ!変わり咲きでも、丈夫なんだ!

やっぱり、連れて帰ろう!

元気づけられ、レジに。

部屋に飾ると、いい感じ。

ピンクでも、ちょっとシックな色で、白いガクから広がっている花びらは、少女のドレスのよう。

「若草物語」の大人しい女の子、「べス」のイメージだ。

品種名は「ワーリーギク」。

ナーセリーのHPに行ってみよう。

しかし、「露崎園芸」さんでは、見つからなかった。

シクラメンと&検索すると、新聞記事に行き当たる。

おぉ!千葉の生産者さんなのかー!

と、嬉しくなる。

連絡先が、「千葉県長生郡・・・」。

あ・・・・。「ながいき」じゃなくて、「ちょうせい」・・・。

地名だったのね・・・。

さ、さすが千葉っ!

野菜もお肉も、お花も素晴らしいっ!

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伊     達

なのはな生協の注文書に、「おせち」が。

もうそんな時期かぁ~。

と、思うのも、毎年恒例だ。

今年も、伊達巻きを注文しまくる。

とりあえず、4種あったので、全部頼むことに。

むふふ。

またお正月は、伊達巻き祭りだ・・・・。

お正月だけしか食べないと決めているので、ここぞとばかり買い込む。

楽しみだなぁ・・・。

と言いつつ、以前一度だけこの決まりを破ってしまったことがある。

銚子に、お寿司を食べに行ったときだ。

市場で働いていた人に、「お勧め」のお店を聞いて、のれんをくぐる。

席に落ち着き、メニューを見ると、「伊達巻きセット」とある。

むむ。

ここで会ったのも何かの縁。

禁を破るのは後ろめたいが、今回だけは特別に・・・。

と、注文してしまう。

お待ちどう様。

運ばれてきたお皿を見て、びっくり。

巨大な厚焼き卵を切ったものが、中心で円を描いている。

よく見ると、つやつやとした質感で、プリンみたい。

私の驚いた顔を見て、ご主人が説明してくれる。

「この辺で伊達巻きっていうと、これなんですよ。」

ほほー。

なんでも、弱火でじっくり火を通したり、作るのに技と時間が必要らしい。

おもしろーい!

大喜びで、「いただきま~す!」とお箸をつける。

んっ!甘くて、美味しいっ!

お醤油をつけて、「甘、辛、甘、辛」のスパイラルに飛び込んでいく。

他のお寿司も、ネタが新鮮で、口に入れる度目玉が飛び出るほど美味しい。

はー、満腹。

さすが、地元の人が通うお店。

ここにして、よかったな~。と満足。

でも、お財布はバ~ンと軽くなったけど・・・・。

また来ようね。

と、車中で話しながら帰る。

千葉といっても広いし、まだまだ知らないこといっぱいだぁ。

家が好きで、あまり遠出をしないから、いつまでたっても物知らずのまま。

これからちょっとは、周辺に足を伸ばそうか。

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見えないところが すごいんです

念願の、ダウンを手に入れた。

場所は、エディー・バウアーのアウトレットストアにて。

いくつものタイプやデザインの中から「これっ!」と決めたのは、腰までの丈のジャケット。

車で移動するので、着たままでスッと乗り降り出来、裾さばきに気を使わないで済む。

最初憧れたコートタイプは、今の私には不要と諦めた。

連れて帰ったのは、思い描いていた様々な仕様が削ぎ落された、シンプルなデザイン。

例えば、内ポケット、ファスナーからの冷気を防ぐ前立て、ヒンヤリ感をなくす、フリースの当て布などはついていない。

これだけないない尽くしでも、大満足。

毎日袖を通す度に、「やっぱ、いいっ!!」と心の中で、じ~~ん。

いや、着ていない時でさえ、いい気持を味わっている。

ハンガーに掛ける前、ソファの肘掛にふわっと置いてあるジャケットが目に入る。

テカテカし過ぎて品のない(失礼)ダウンが流行している中、程良い艶消し素材で、近くでよく見ると細かな格子が入っている、凝った生地。

なんともセンスのいいディープグリーンのタグに、丁寧な縫製の裏地。

は~~~~。

うっとり・・・・・。

しかし、デザインや見た目だけでは、これだけの満足感には至らない。

エディー・バウアーの「プレミアム グースダウン」の軽さは、着ている時のストレスが、ほとんどない。

中を厚着し過ぎてぴちぴちになり、締め付け感がある時以外は、ジャケットの存在を感じることがない程だ。

暖かさを示す数値「フィルパワー」は650と、最高900からすると、下の方だ。

しかし、「ダウン90%」という、高級羽毛布団並の割合は、断熱保温力と軽さに直結。

ちなみに、カタログをつぶさに見ても、ダウン90%以上のものはほとんどない、高数字だ。

見た目のシンプルさと対照的で、機能性を前面に押し出さない奥ゆかしさがまた、「たまらん!」ということになる。

家で洗濯が出来るのも有難く、ポイント大。

今までにない着用感を味わえ、毎日感激しまくっている。

これって、生まれて初めて羽毛布団で寝た時に似てるなと気付く。

重さが、あったかさとイコールだと思っていたのを、見事覆された衝撃。

これは、小さな頃から羽毛製品を使っていた、坊ちゃん、譲ちゃん達には味わえない感激だろう。

ビバ!庶民!

贅沢をしないで育って、よかったなぁ~。

と、負け惜しみではなく、心底思う。

だって、大人になってもまだまだ感動が味わえる。

迷いに迷ってこれに決めて、本当によかった。

毎日毎日、有難う。

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アンバランス

日用雑貨を買いに行こう!

普段は、ほとんどをなのはな生協で調達しているが、近所のホームセンターやスーパーには、同じものが安い値段で売られていることを発見。

しかしものぐさなので、その都度ちょこちょこ出掛けるのは面倒。

ということで、「そろそろ買い足しを」というものをメモしておき、ある程度たまったら、GO!

電球に、コンセントの分岐、醤油差しに、窓辺の断熱製品・・・・。

サッと済むと気持ちいいだろうが、一度もそうなったためしがない。

何故なら、店頭で目当てのものを見付けても、「他のお店にもっといいものがあるのでは。」と、つい考えてしまうからだ。

ところで、お店にはそれぞれの「カラー」がある。

例えば、ジョイフル本田は、プロ御用達の品物が多く、代わりに家庭用品の類は品揃えがちと寂しい。

専門的なものを探しに行くのはいいが、身近な商品をあれこれ選ぶ楽しさは少ない。

なら、イオンやイトーヨーカドーなど、ショッピングセンターの方がいいかも、と考える。

品物によっても、「いいお店」は変わってくる。

今回は、電球。

電気屋さんの方が、安いのでは・・・・。

考え出すともう駄目だ。

結局、ほとんど手ぶらで帰る羽目になる。

そのくせ目的以外の、来年のカレンダーや手帳を手にしてたりする。

それらを選ぶのにエネルギーを使い果たし、2軒目を見る元気などなく、今回もすごすごと帰宅することになる。

というパターンが、最近は定着してしまっている。

やっぱり、生協で注文しておくんだった・・・。

と後悔することも度々。

しかし、なくても生きていけるものばかりなので、つい放置。

そうこうするうち、ツルツルお脳に、閃くものが。

醤油差しは、パッキンがダメで液漏れしているが、本体はまだまだ使える状態だ。

ふと輪ゴムを見て、「使えないかな?」と考え出す。

醤油差しの蓋を取って、輪ゴムを2本パッキン代わりに詰めて、蓋をする。

その晩は、お刺身だった。

早速、アイデアの成果を確かめる。

見事に醤油が垂れてきて、手も食卓もお醤油に染まり、家族からクレームが。

やっぱダメか。

3本ならもしかして・・・・。

もはや自分の中で、いかにしてあるもので間に合わせるかというゲームに発展している。

窓辺に立てかける冷気を防ぐパネルは今、段ボールが担っている。

これは、結構調子がいい。

見た目は良くないが、昼間は使わないし、そうでなくてもお客さんが来ない我が家では、誰に気兼ねすることもない。

気付いたら、使うはずの予算が、余っている。

これも、アイデアや機転で乗り越えたお陰ねっ!

しっかり者さんならここで、「つもり貯金」をするかもしれない。

が、「ご褒美」と銘打ち、お財布握ってまた、エディー・バウアーへ。

そういう手間は、自分でも呆れるが、惜しまないのだ。

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わが ままでも 金

有効期限が近付いたので、新しいクレジットカードが送られてきた。

開封して、驚く。

なんと、ゴールドカードだ。

誰かの間違えて来ちゃった?!

しかし名義は、確かに自分の名前だ。

住所も合っているので、同姓同名の間違いでもないようだ。

なんで?

申し込んでいもいないのに・・・。

ドッキン!

そういえば、どっかのゴールドカード、年会費が一万円って聞いたことがある。

か、返さなきゃ!交換してもらわなきゃ!

と、オロオロする。

私の慌てぶりを面白がっていた家族が、同封されてきた資料を読んでいる。

今までと同じく、年会費は無料と書かれていると教えてくれ、ホッとする。

んで、いったいなぜに、私のカードがゴールドに?

しかしパンフレットには、「一定の条件を満たしたお客さまに」としか書かれていない。

継続年数?

その間一度も、引き落とし不能になったことないし。

あと、思い当たるのは、家族の数十万円の買い物を、カードで立て替えたこと位しか思い当たらない。

とりあえず、無料ならもらっておこう。

そういえば、ゴールドの恩恵って、あるのかな?

国内外の旅行に、大型の保険が無料でつくというが、旅行嫌いの私には、全く有難味がない。

あとは、「お客様サロン」の利用が出来ることとある。

ほー。

無料で、お茶出来るのか。

ということで、早速行ってみた。

入口には、磁気読み取り機があり、係の女性の許可がないと、入れない。

どうぞと勧められて入ると、数組のお客さんが、くつろいでいる。

席に着くと、いくつかのお菓子が盛られた小鉢が置かれる。

飲み物はセルフということで、コーナーに取りに行った。

数種のジュースに、コーヒー、紅茶など。

壁には、先ほど出されたお菓子などの原材料名が、大きく貼り出されてある。

お菓子や飲み物は、プライベートブランドの「試供品」ということらしい。

時間制限は30分で、同行者は本人含めて4名までとある。

・・・・・・・・・。

無料ゆえ文句を言っては申し訳ないが、有難いサービスながら、エグゼクティブな扱いは期待してはいけないのだと、思い知る。

窓の全くない「喫煙室」のような狭い場所。

「今日はもう、あがっていいわよ。」

「そう。じゃ、お先にー」

などの、担当従業員さん達の会話が筒抜けなのが、更に侘しさを加える。

食べきれなかったお菓子を、こっそり鞄にしまいながら、「また来まーす」と思った私に、文句を言う資格などないか。

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迷 子 の 子 鴨

エディー・バウアーアウトレットに行ってきた。

いつもと違って、道はスイスイ。

去年の今頃よりも、秋物がいっぱい入荷していて、るんるん。

ネットではまだ定価で販売されているベストがぐんと割引になっていて、ラッキー!

そういえば、これの色違いを「渡る世間」で愛ちゃんが着ていたっけ。

待っていた甲斐があったな~。

と、ホクホクしながら、ハンドルを握る。

ん?

前方で渋滞が。

お巡りさんが道をふさぎ、迂回するよう誘導しているではないか。

この先で、事故でも?!

見ても、それらしき痕跡は見えない。

頭がの中が「?」のまま、前車に続いて道をそれる。

う回路など知らないので、途方に暮れながら。

とりあえず、同じ方向を目指していた仲間に、ついて行こう!

自車を挟んで、前後に5・6台づつの一団が、先頭の大型車を頼りに寂しい道を進んで行く。

大型車=プロ。

プロ=道を知っている。

と、勝手に想像して。

あぁ!裏切り者~!

途中で一抜け、二抜けで仲間が減っていくのが、心細い。

自分もただ追随するだけではなく、大まかにだが目指す方向からずれないよう、一応頭を巡らせつつ走る。

次に左に曲がる場所があれば、ママが右でも列を離れよう。など。

しかし、そんな機会などなく、どんどん行きたい方角から離れていく。

ナビがついていないのを、これほど悔んだことはない。

もう駄目だ。

このままでは、北海道まで行っちゃうよ。

ママ、私一人立ちしますっ!

と、先頭のトラックに別れを告げる。

と言っても、田舎道ゆえ、両側が田畑や林ばかり。

人~、人~と探しながら暫らく走ると、運送会社のような雰囲気の場所が。

丁度、制服を着た一人の男性が歩いている。

すいませ~ん!

と、呼び止め、窓越しに「成田方面には、どう行ったらいいですか?」とお尋ねする。

すぐにお答え頂けると期待したが、相手の方の反応はシビアだった。

成田っていっても広いですが、具体的にどこですか?

どこの建物とか、目印とか言ってもらわないと・・・・。

と、困惑顔だ。

突然なので、頭が働かない。

具体的、具体的・・・と、とにかく何か言わなければと、焦る。

あ、途中印旛沼を通るから、「印旛の方で・・・」と言うと、「印旛も広いですよね!」と跳ね返されてしまった。

やっと浮かんだ「具体的」を、口に出す。

「宗吾霊堂」へは・・・?

すると、相手のお顔が、パッと明るくなる。

間髪をいれず、縦板に水のごとく、スラスラと説明してくれた。

こちらが理解しているかどうか、試すように復唱してくれる。

自分の言葉で言い直すと、「そうそう!簡単に言えば、そうなるね!」と、喜んでくれる。

お礼を言って、今来た道を引き返そうと見ると、男性が出て来た建物が目に入った。

「自動車教習所」

おぉ!今の方は、教官さんだったのかー。

どうりで、道の説明がテキパキしてるはずだ。

具体的な情報を要求し、インプットすると、たちどころにルートを示してくれる。

まるで、ナビのようなお方だったな~。

と、振り返りながら走る。

しかし、どんどん寂しい道になってくると、「間違ったかな?」と不安になってくる。

が、とうとう見覚えのある場所が見えてきて、心底ほっとする。

先生っ!ありがとうごぜぇますだ!!

へへぇ~。

と、心の中で平伏。

ホッとすると、疲れが一気にくる。

こんな私を癒してくれるのは、あのパン屋さんしかない!

「本日都合により、お休みします」

ついているんだか、いないんだか・・・・。

とにかく、無事家に帰れてよかったが、ジェットコースターのような一日だったな。

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すれ違いが伊藤家

なのはな生協の配達日に限って、急用が入るということが続いた。

ということで、爽やかでイケメンの、生協のお兄さんに会えないこと数週間。

そんなときでも帰ってくると、玄関先にきちんと置いておいてくれるので安心だ。

突発的な用事なので、生協に提出する注文書を書く暇もなく、飛び出す。

念のために、ネット注文登録しておいて、本当によかった。

通常は配達日に、注文用紙で注文するのだが、あらかじめ手続きしておけば、生協のHPからも注文を受け付けてもらえるのだ。

配達日の翌日朝9時が締め切りなので、帰宅が遅くなっても大丈夫。

いや、むしろ、今後ずっとこうしようかなとも、思い始めた。

それは、翌週分の商品案内もチェックしてから、注文できるから。

例えば、ストックに手をつけた調味料。

在庫がなくなったから、注文しておこう。

というとき、今日お兄さんが届けてくれた、翌週分の商品案内も見てからにする。

するとたまに、来週注文分が、「特価」になっていたりする場合がある。

急ぎでないなら、来週注文、翌々週配達分の方が、同じものを安く買うことが出来るということだ。

なのはな生協の商品は、安全性が高い代わりに、お値段も高め。

よって、例え5%の割引でも、結構お得感があって、有難いのだ。

なのはな生協には他にも、そそっかしい私にとって、有難いサービスがある。

「注文忘れ」電話サービスだ。

品目が、調味料や日用雑貨などの中から各数十種と限られているが、電話をすれば、配達日に他の商品と一緒に届けてもらえる。

締め切りは、なんと、配達日の前日。

今までに、何度もお世話になっている。

こちらには、忘れたというだけでなく、「裏技」的な使い方もある。

なのはな生協に限らないと思うが、一週間に扱える商品数は限られているので、各商品には、「扱いサイクル」が設定されている。

毎週必ず商品案内に掲載されるものならいいのだが、場合によっては、4週間に一度しか注文出来ない商品も存在する。

例えば、「玉絞りごま油」が、そうだ。

ところがこれは、「注文忘れ」対象商品に含まれている。

よって、正規注文できるのは3週間後なのだが、電話でお願いすれば、次の配達日に届けてもらえるのだ。

まさしく、ピンチがチャンス。

と、己の迂闊っぷりを慰める。

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