乙女達の園
コミックシティに行って来た。
コミケの親戚?
位の知識で行ったので、女性の多さ、控え目な雰囲気に、少々面食らう。
コミケでは名物のコスプレも、禁止だという。
各サークルさんの並べている品物を見て、納得。
見目麗しい男性のオンパレードだ。
お馴染のイケメンキャラが、個性豊かにデフォルメされて、圧倒される。
オリジナルと思われる美男子もたくさんいて、目の保養になる。
R18の品もあり、素人としては、せめて服は着ていて欲しいなどと思ってしまった。
意外だったのは、売り子さん達。
声高に宣伝するでもなく、うつむいて本やパンフを開いて、座っている。
初めて足を踏み入れた異空間に馴染めず、半ばボー然と歩いていると、ドッシンと人にぶつかる。
あ、すいません!
と謝ると、自分の母の年代に近い女性で、驚く。
重そうなトランクを引きずり、手には、ぎっしりと書き込まれたリストを持って、買いまくっているのがありありだ。
ところでトランクは、ここでは必需品だ。
入場券代わりのパンフレットでさえ、ズッシリと重い。
お気に入りの同人誌などを数冊購入したら、かなりな重量になり、歩きにくくなる。
それにしても、凄い数の女性達。
この女性達を目当てに、男性も集まるのではと見回すが、それらしい姿はない。
それもそうか。
彼女たちは、現実の男性よりも魅力的な人を、その胸の中にもっている。
キムタククラス位でないと、目もくれないのでは、と思ってしまう。
なんて勝手な想像をしながら、場違いなところに来てしまった気遅れに、遠慮がちに進む。
思わず目を惹かれる、プロ級の作品もあり、見ごたえがある。
せっかく来たのだから、何か買って帰りたい。
と思ったが、一つに絞れず、手ぶらで会場を後にする。
あなたの知らない世界。
まさしく、そんな感じだった。
高校の頃だったら、ハマってたかも。
あぶないあぶない。
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