エ バ リ ー ・ ク イ ー ン
今年もあと一カ月を切り、年末ムードが日々高まってきている。
最後の最後にトライした、ミスチル追加公演のチケット抽選に、思いがけず当選。
前回がっかりさせてしまった友人の笑顔を見れて、なんとも嬉しかった。
クリスマスイブを、ミスチルで。
考えてみると、すごく贅沢。
とりあえず、頑張ってきてね。
と、励ましてきた。
というのは前回、やはりミスチルコンサートに参加した友人。
後日会うなり開口一番、「席は、何のためにあるのか?!」と、悲鳴に近い一言。
分かる。
分かるよ。
日本武道館での「亀の恩返し」で冒頭、スピッツが出て来た途端、全員が一斉立ち。
そのノリについていけない我が家のエリアだけが、しばし窪んでいた。
このままでは、何も見えない。
と分かり、おずおずと立ち上がる一家。
それから次々とアーティストが入れ替わっても、延々立ちっぱなし。
バラードで座れた時の嬉しさは、今でも思い出せる程だ。
そうコンサートにおいては、シートはバラード休憩用なのだと、考えていいだろう。
今回女子高生と同行する友人。
気張って、ついて行くンやで。
と何故か関西弁でエールを送る。
あゆちゃんに、ミスチル。
思えば今年は、いきなりハードルの高いところに挑んだものだと、自分でも思う。
複数のチケットサイトに登録して挑むも、ことごとく惨敗。
自分のくじ運のなさを嘆き、責めた日々。
ところがその都度、救いの神が降りてこられた。
「追加」
という名の。
あゆちゃんの場合は、機材用に空けておいたスペースに、急きょ席を設けたための「追加」だった。
コンサートから帰って来た友人は、大興奮。
真正面ではないにしろ、結構いい位置の、なんと最前列だったという。
「あゆちゃん絶対、米粒だからっ!!」
と、無理やり持たせた双眼鏡も手に取る必要なく、肉眼のみを使用してきたという。
なんと、運のいい子だろ・・・・。
ラッキーを引き寄せる彼女の強さに、びっくりだ。
ミスチルは、追加公演ということで、改めてトライさせてもらった。
数か所から申し込みしたが、読売新聞のサイト「ヨリモ」さんを通して、イープラスさんで当選。
「はー、よかったよかった」と、ほぼ平らな胸を撫で下ろす。
結果的には、「全勝」となった、チケットトライ。
私の今年を表す漢字一文字は、「追」と「加」。
自分にとって、切っても切れない両者なので、一つには絞れない。
「『追加クイーン』って、呼んでもいいよっ!」
チケットが取れたとて、別に自分の家族に「利」はないが、とりあえず威張ってみる。
これ以上はない。
という沈黙が、待っていた。
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