ま っ し ろ
ショウガ紅茶などを愛飲していると、てきめんに茶渋でカップが染まる。
以前なら、塩素系漂白剤でまとめてつけ洗いしていた。
効果抜群で、たちまち真っ白になったが、今は家に置いていない。
「混ぜるな危険」など、体に及ぼす影響が心配になったからだ。
今は、酸素系の漂白剤を使うようになったが、やはり効果がマイルド。
塩素のようには、すっきりといかない。
他にいい方法は・・・。
と思っていたら、「せっけんクレンザー」に出会う。
粉せっけんに、研磨剤を混ぜたものだ。
これを湿らせたスポンジに振りかけ、カップを擦る。
すると、たちまち真っ白に。
「まとめて漂白」の頃は漂白液がもったいないので、汚れものがある程度たまるまで我慢していた。
が、これだと、気になったものをその場でキュキュキュと個別磨きできて、精神衛生上もいい。
これで、カップの汚れを気にせず、心おきなく紅茶が飲めるようになった。
そんなある日、鏡の中の自分に違和感が。
あれ?
口を「イ~~ッ」すると、前歯の所々が変色している。
虫歯ではなさそうなので、放っておいたら、どんどん範囲が広がって、色も濃くなってきた。
もしかして、歯が腐って来ちゃったのかも・・・・。
慌てて、かかりつけの歯医者さんに、かけ込む。
歯が、茶色くなって来ちゃったんです・・・。
泣きださんばかりに訴え、口を開ける。
一目見た先生は、あっさりとこう言った。
「お茶とか、好きですか?」
「毎日紅茶を飲んでます」
「茶渋ってね、お茶碗だけでなく、歯にもつくんですよ」
そう言うと、チューブから歯磨き粉状のものを絞り出し、回転ブラシにつけ、スイッチオン。
グリィ~~ンと歯に押しつける。
「はい、うがいして下さい。」
鏡を手渡され、効果を確認させてくれる。
わ~い。綺麗になってる。
そうか、茶渋だったのか~。
何度も繰り返しながら、帰途に就く。
心配ごとから解放され、ニタニタしながら。
研磨剤の入った歯磨き粉を使いすぎて、歯の表面を逆に傷つけてしまうと聞いてから、水磨きしていたが、先生から「たまには研磨剤入りの歯磨き粉使ってね」と注意された。
しばらく守っていたが、なんとなく水磨きのみに戻ってしまっていたある日。
あ、着色が始まっちゃってる。
気がつくと、前歯数本が、茶色に。
その度に歯医者さんに行くのは、面倒だ。
・・・・・・。
さすがの私も、少しの間ためらった。
が、決意して、「せっけんクレンザー」のボトルを手に取る。
人差し指の腹に、ちょっと振り、口の中にこぼさないよう、歯に当てる。
キュ、キュ。
おぉ、落ちてる落ちてる。
しかし、歯と歯の間に近いところなど、指では届かない。
歯ブラシを手に取り、パラパラ。
シュ、シュ、シュ。
おぉぉ、真っ白だぁ~!
「せっけん」であることが、大事だと強調したい。
よい子は、真似をしないでね。
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