今度はぜひ千葉で
レニングラード国立バレエの「くるみ割り人形」を、観て来た。
以前から、プロの舞台を観てみたいと思っていたが、入場料が半端ではない。
今回チケットが半額ということで、申し込み。
一人で、てくてくと有楽町へ。
久しぶりに、国際フォーラムへ向かう。
以前ペットショップボーイズのコンサートで行って以来だ。
方向音痴の私でも、改札を出て目の前なので、迷いようがなく安心。
クリスマス近しということで、中庭はイルミネーションで飾られ、イベントが催され賑やかだ。
が、脇目もふらずに、突き進む。
どこもかしこも人がいっぱいで、着いて早々、もう帰りたくなってしまう。
とりあえず、当日引き換えのチケットをゲットしなければ、くじけてしまいそうだったのだ。
無事にチケットを手にし、一安心。
お茶でもしようと、カフェに入る。
ホッと一息、大事なことに気付く。
そういえば、予習をしてこなかったな。
「くるみ割り人形」って、どんなお話だったっけ?
子供の頃読んだ絵本の挿絵の一場面は浮かぶのだが、情けないことに全体のストーリーがおぼろだ。
えと、クリスマスに女の子がくるみ割り人形をプレゼントされて。
夜動き出したおもちゃにちょっかいを出すネズミから・・・。
くるみ割りくんが女の子を守るって感じ?
正しいかどうか分からないが、なんかそれっぽくなった。
とにかくバレエの本場、ロシアのダンサー達の踊りが見れればいいのよね。
などと開き直って、会場に向かう。
入り口で渡されたプログラムを見ると、全2幕で各55分とある。
さすがプロ。
間に休憩があるとはいえ、2時間も力いっぱい踊るなんてすごいなー。
と、普段運動をしない自分の目線で失礼にも感心する。
そうこうするうち、するすると幕が上がる。
同時に流れ出す、流麗な音楽。
東京ニューシティ管弦楽団の皆さんの演奏だ。
聖夜の街のシーンから。
思っていたより登場人物がいっぱいで、賑やかだ。
クリスマスパーティーの華やかさから、夜の静けさへ。
やがて、部屋の隅からうごめくシルエット。
一つ一つのマイムに意味があるのだろうが、掴めずもったいない。
が!
踊りの素晴らしさが、際立っているのがは分かる。
気がする。
コミック「SWAN」を、何度も読んだからだ。
間の休憩がアナウンスされ、「えっ、もうそんな時間?!」と驚く。
あっという間に、一時間近くが経っている。
1幕はストーリー中心だったが、2幕はそれぞれの役が実力をお披露目。
スペイン、中国、アラビア、ロシアと、各国の衣装をまとったダンサー達が、次々と神技を披露するので、うっとりだ。
なかでも、くるみ割り人形くんが、すごいっ!
私のお隣のカップルも、会場も、息をのんでいた。
カーテンコールでも、一番人気だった。
あっという間に2時間が過ぎたところで、素人の、素朴な疑問。
「バレエにも、アンコールあるのかな?」
幕が下りても拍手は止まず。
何度も何度も出てきてくれる出演者さん達。
最後王子様が、お茶目に「バイバイ」と手を振ったのが合図だったのか、会場のライトがついて、終了のアナウンスがされた。
やっぱ、そうだよね。
頷きつつコートに袖を通す。
さて、久しぶりの東京だ。
のんびりしていくか。
となるのが、普通かもしれない。
しかし私は、情けないことに混雑に当てられ、そんな気力はない。
あるのは、「一刻も早く、千葉へ!」の執念だけだ。
行きに買っておいた切符を握りしめ、駅に突進。
エスカレーターは全部右側を歩き、時には駆け足でホームを目指す。
ほとんど待たずに電車を乗り継げ、無事に江戸川を超えた時は、「あぁ、やっと千葉だぁ・・・」と、心底ほっとした。
今度は、「ドンキ」とか「白鳥」観たいな。
その時は、バレエの教科書「SWAN」、ちゃんと読み返して行こう。
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