締め切り効果
NHKの番組で、ウィルス性肺炎の恐ろしさを、知る。
新型インフルエンザがきっかけで発症し、症状が急激に進む。
前日まで、いや、数時間前まで元気だった人が、急にぐったりする。
通常の肺炎と違って、抗生物質が効かないので、診断を間違えると、手遅れになることもあるという。
前日のレントゲンの結果が嘘のように、翌日肺が炎症で真っ白に写ったフィルムを見せられ、愕然とする。
ウィルス性肺炎の場合は、一刻も早くタミフルを投与しなければならないらしい。
今日の読売新聞には、診察にきたお子さんが、30分の間に症状が急変し、大きな病院に転院してことなきを得たという記事も載っていた。
従来のインフルエンザでは「脳症」を重視していたが、新型では「肺炎」の兆候を見つけることに、細心の注意を払う必要があると結ばれていた。
「豚インフルエンザは、毒性が低い。」
そう言われ、国内で持病のない方が亡くなった例がなかった頃は、のんきに構えていた。
大分前のことだが、大人になってからなると重症化するので、子供のうちにかかった方が良いとして、はしかなどになった子の家に、「もらいにいく」ということが珍しくなかった。
その感覚で、「軽いならこの機会に、免疫獲得しておいた方がいいかも。」などと考えていたが、その番組を見て180度考えが変わった。
確率は極低いが、命にかかわることがある。
そうなら、かからないことが重要だ!
と、しまいこんだマスクを引っ張り出したり、家族にやんやと、うがい手洗いをせっついたり。
そうしていたある日、体調の変化に気づく。
あれ・・・、のどが痛い。
・・・頭も、痛む。
し、気管の辺りが、ジンジンする・・・・。
もしや・・・・・。
ひょっとして・・・・A型・・・。
心なしか、少し寒気もする。
測ってみると、平熱だった。
こりゃ、熱が出たら覚悟しなきゃな。
一人、こっそり腹をくくる。
寝込んだり、入院したりする前に、出来るだけのことをやっとかなくちゃ。
掃除、掃除。
冷蔵庫の中も整理して・・・。
「もったいない」と処分を棚上げしていたものも、この際思い切って手放そう。
はー、スッキリ。
これで、心おきなく寝込めるぞ。
少しでも軽くするため、免疫力も上げておかなくちゃ。
ショウガ紅茶を、がぶ飲みする。
ちょっとでも汗をかいたら、すぐに着替えてと。
今日は早く寝よう。
首と鼻にメンソレータムをべったり塗って、ネックウォーマーとマスクをして、布団に入る。
翌日。
昨日の体調が嘘のように、体が軽い。
あれれ?
ただの風邪の引き始めだったのかな?
おぉ!昨日頑張っただけあって、むしろいつもよりも部屋が綺麗だし!
時間は有限。
そう思うのって、大事だな。
ということが、身に染みた、早とちりだった。
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