り ふ れ い ん
今、「チャングム」の再放送をやっている。
だが、自分にとっては印象的だったシーンが、カットされていた。
母のところにDVDが全巻揃っているので、見ようと思えばノーカットで楽しめる。
けれど、母の視聴中に遊びに行き、虫食い状態ながら、その都度一緒に見ているのでそれ程の情熱はない。
ところが、再放送をつけていて、「見たことない」シーンが続出し、あれれ?
なんだか、結構大事な部分を見ていないんじゃないかという気がしてきた。
母に、借りようかな・・・・。
そう思って、行く。
テレビ台の上に、あるのは分かっている。
以前「どこまで見たかが、分かるようにしてある」と、言っていたっけ。
確認すると、12巻のケースが一番上に置いてある。
他の韓流ドラマにハマっているから、ほったらかしだと思っていたが、ひょっとして・・・。
念のために聞いてみると、「たまに少しづつ見てる」と言うではないか。
なら、諦めよう。
いいもんね。再放送があるから。
ということで、母のテレビのチャンネルを、勝手に「チャングム」に合わせる。
むぐむぐ、パリポリ・・・。
ごきゅごきゅ。
2人して、お菓子やお茶を口にしながら、見入る。
ねね、今のシーンって、DVDの何巻当たりかって分かるの?
「ふっ」
あたぼうよ!と言わんばかりの余裕の微笑み。
「何巻目」の、「何話」まで、スラスラと答える。
ひぇ~。
どんだけ見たんだか・・・。
家に帰って、一人ゴソゴソと本棚を漁る。
あてにしていた「チャングム」が借りれなかったので、長編コミックで穴埋めをしようとしたのだ。
何度読み返しても、面白いなー!
と、快調に読み進む。
あれ?
この間、文化祭やったばっかりなのに、また?
おかしいと思いつつ、そのまま進む。
よしっ、次の巻は、と。
あっ!
読む順序、間違えちゃってる!
9巻読むところを、10巻先に読んじゃった・・・・。
こんな大失態、生まれて初めてで、自分でもショック。
もーろく・・・。
咄嗟に心に浮かんだ言葉を、慌てて打ち消す。
なんの!
還暦を過ぎた母の頭の中には、「チャングム」DVD全巻が納まっている。
私、あの人の娘だもん!大丈夫!
不安を打ち消すように立ち上がり、元気に仕事を始める。
父似だということを、思い出すまで。
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