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吉          兆

「ピンポーン」

「はいはい」

チャイムが鳴ったので、

玄関に向かって走る。

ドアを開けると、

お馴染みの運送業者さんだった。

しかし、

彼の表情がいつもと違う。

「こちらに印鑑をお願いします!」

と普段は満面の笑みの彼の顔が、

落ちつかなげに、

歪んでいるのだ。

「?」

と思っていると、

「ここに来たら急に、陽が射して・・・・。」

と、眩しそうにしている。

その日はどんよりとした雲に覆われ、

いつ雨が降り出してもおかしくない空だったのだ。

「おかしいな・・・。何で急に・・?」

(そんなこともあるさ)と、

あまり深く考えない私とは正反対の性格のような彼。

首を傾げつつ、

帰って行った。

部屋に戻ってしばらくして

「はっ!もしやっ!!」

と思いつく。

「さっきのって、いい兆しなんじゃない?!」

おりしもその日は、

家族が試験を受け、

私が先日受けた試験の答案が発送される日でもあった。

案の定、

両者とも揃って、

「合格」と後に判明。

有り難や

有り難や。


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