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今夜はてんぷら

「ふきのとう

取りにいらっしゃい。」

母からの電話に、

「はいっ!有難うございますっ!」

山形の親戚から届いた

たくさんのふきのとう。

有り難や

有り難やと捧げ持つ。

「それから、

これね。」

ビニール袋に入った

茶色いもの。

「これは、

なんですか?」

「イノシシよ。」

「イ、イノシシ・・・・・・!」

魚はもちろん、

カモに、キジを

当たり前のようにサラリとさばき、

料理する母。

以前祖父や叔父達は

狩猟でクマを仕留め、

料理していた。

もしかして母もそれらに

参加していたのだろうか?

彼女の底知れぬキャパシティに恐れおののき、

思わず無言になる娘。

母それを察し

「頂き物よ。」。

と明かす。

「外国旅行の、お土産ですって。」

言いながら、

英語の書いてある袋を差す。

ホッとしながら、

「そうでしたか~。

でもこれ、どうやって食べたらいいんでしょう?」

よく見ると、

佃煮のような色をした、

乾物状。

「炊きこみご飯とかにすると、

美味しいそうよ。」

「成程~。そう伺うと味も想像出来て、

ちょっと安心しました~。」

その後腰を落ち着け

お茶をご馳走になっていると、

母の膝に肥満チワワのプリマが

ドスンと

乗って来てきた。

仰向けになり、

「ここ撫でて」とおねだりしている。

「うふふ・・・。」

微笑みながら、

リクエストにこたえる母。

クマやイノシシを料理する姿を想像した後なので

その笑顔が怖い。

(プリマ、

あんまり美味しそうになると

食べられちゃうかもしれないよ!)


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