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お 残 し の 功 罪

「食べたいだけ食べなさい。」

という母の教えを忠実に守って来たお陰で、

私の青春時代は

たっぷりのお肉をくっつけたまま通り過ぎた。

一番多感な頃を

一番からかわれながら泣いて過ごしたことは

大変な屈辱だった。

とはいえ、

母を責める気にはならない。

小さな頃から食糧事情のよくない時代で苦労したことが

骨身にしみている母ならではの愛情だと分かっているからだ。

幼き頃からの習慣は、

大きくなってもなかなか変えられない。

とにかく目の前にある食べ物は

全てお腹に収めなければという思いで

頑張ってきた。

明らかに食べ過ぎでも、

とにかく頑張る。

しかし

「これではいかん!」

と気付いてからは、

懸命に努力。

外食でお皿にご飯が残っていても

断腸の思いで

「ご馳走様でした~。」

と席を立つようにした。

努力が報われ

お陰さまで現在は、中肉中背の体型を維持している。

そうなってやっと分かったのが、

体型=食型だ。

当たり前だが

太る人は

やはり太る食べ方や考え方をしている。

例えば過去の私のように、

「食べ物を残してはいけない。」

という決まりを自分自身に課していることなどがそうだ。

始終食べ物をたらふく詰め込まれる体はそれに慣れ、

それ相応の量を喜んで受け入れるようになってしまう。

この負のサイクルの怖いところは、

そこで留まらず

どんどんエスカレートすることだ。

不思議なことに摂取量が増えると

自然と太りやすいものが好きになるから恐ろしいのだ。

そこから何とか抜け出せた今、

自分自身信じられない行為を

体がさせる。

それは

かつての自分がやってはならないとい戒めていた

「お残し」だ。

「もうお腹がいっぱい」

と体が指令を出してくると

ピタリと食べるのを止められる。

それがたとえ後一口でも。

かつては

「たったこれだけなら、食べちゃえ。」

だったのに、自分でもびっくりだ。

「どうぞ」

と出されたものを以前は

断ったことなど無かったのに、

「今いりません」

と本心から言えるようになったのも、

大きな変化だ。

お陰さまでサイズを気にせず好きな服を選べるようになったし、

「デブ」とからかわれることもなくなった。

(過去の私よ

未来は明るいから

頑張ってここまでおいで。)

と、心の中で時空を超え

自分自身にメッセージを送りつつ

喜びをかみしめる日々だ。

「だからって、

ドーナツ全種一口づつかじって残すの止めてっ!!」

家族に叱られる日々でもあるけど・・・・・。


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