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一番の野生は目の前

母から電話で、

「鴨鍋食べに来ない?」。

「鴨ですか~!珍しいですね!

行かせて頂きますっ!!」

ワクワクしながらハンドルを握り到着すると、

玄関までいい匂いが漂っている。

(ぐぐ~・・・・・)

反応しっぱなしのお腹をなだめながら、靴を脱ぐ。

「お言葉に甘えて、来ました~。」

「いらっしゃい。もう盛り付けるだけだから。」

「お手伝いさせて頂きます!」

少しでも早く食べたいので、

配膳をマッハで済ませる。

「いただきま~すっ!」

と手を合わせて、椀に手をかける。

「骨付いたままだから、気をつけてね。」

「はいっ!」

「ずず~・・・・・」

「お、美味しいっ!!」

「ほんと、味丁度よかったわ。」

「お、お代わりっ!」

「たくさん食べてちょうだい。」

ご飯と鍋をお代わりしつつ、聞いてみる。

「ところで、この鴨どうしたんですか?」

「知り合いの方から、頂いたのよ。」

「ほほ~。その方はどうやって手に入れたんでしょう?」

「ご自分で捕まえたんですって。」

「えっ?!猟をなさる方なんですか?」

「鉄砲は使わないみたいよ。

網で捕まえたって聞いたわ。」

「網って、地引網みたいに『ワッ!』って、投げるやつでしょうか?」

「それじゃ、逃げられちゃうでしょ。

スイッチで発射するものじゃないかしら。」

「な、成程~。」

その方は、イノシシやキジも罠を仕掛けて捕まえ、

食するらしい。

「ワイルドな方ですね~。」

「どこまで捕まえに行かれてるんでしょうね?」

「近所ですって。」

「へっ?!」

その方は、成田にお住まいだという。

確かにここ富里でも、イノシシはいないものの

野生のキジはよく見かけるし、

時々編隊を組んで飛んでいる鴨もいる。

お鍋の鴨も、

ご自身の田んぼで捕えたのだという。

野生がいっぱいの田舎ゆえ

こうして新鮮な鴨鍋にありつけるのだ。

有り難や

有り難や・・・・。

しみじみと幸せを噛みしめつつ

もう一つ気になったことを確かめる。

「母上が鴨のお料理をするなんて知りませんでした。」

「あら、初めてよ。でもウサギや鶏と変わらなかったわ。」

「同じって、あの・・・・?」

「血抜きした状態で頂いたから、

羽根をむしってから・・・・・。」

「ひえぇ~~!」

自分が

「野生」の娘だということを

思い知らされた。

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