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ス ー パ ー な 店 員 さ ん

お鍋の取っ手がグラついて危ないので、

ドライバーを取りに行った。

「クリクリ・・・・」

でも、グラグラのままだ。

よーく見ると、

取っ手の樹脂が一部欠け、

ネジがむき出しになっているではないか。

どうりで締めた手応えが無かったはずだ。

思い返すとこのお鍋は

10年以上働き続けてくれた。

おみそ汁を家族で各一杯づつが丁度の容量なので、

毎日大活躍。

「今まで、有難うね。」

と、ご引退願うことに。

「さて、明日のおみそ汁のためにおニューを手に入れねば。」

ということで、

久しぶりにイトーヨーカドーに行った。

品数ではジョイフル本田に叶わないものの、

おしゃれな金物が豊富でしかも

お値段お手頃なのだ。

狙い通りドンピシャのお鍋を見つけ、

「やった~!」。

「早速会計をば。」

とレジに行くと、

カウンターに突っ伏しているご年配の男性が。

(具合でも悪いのかな・・・?)

と近づいて、

(うわわっ!)

突っ伏して見えた男性は

店員さんの指を自分の手で包んで

愛おしそうに

「なでなで・・・・。」

店員さんに何事かを熱心に

囁いている。

どう見ても、

口説いているようにしか見えない。

(これは、助けた方がいいのかな?)

お客様ゆえ邪険にすることが出来ず

彼女が困っているのかもしれないと思ったのだ。

二人の間に割り込むように

お鍋をワザと「ドン」と置き

「お願いします。」

男性が私をうっとうしそうに振り返る。

「お客さん優先だもんな・・・・。」

と、名残惜しそうに店員さんの指を離す。

何事も無かったかのように

お鍋を包み

会計処理をする彼女。

その間も男性は側を離れたくなくて、

目の前のポスターの商品についての質問を、

必死にひねり出している。

清算をしながら、

それらに冷静に答える彼女。

私の乱入に「ホッ」とした様子でもないし、

かといって彼を好ましく思っている素振りもない。

卵型の小さなお顔の美女が

彼をどう思っているのか

とうとう分からないまま

その場を離れた。

あれこそが、

プロというものなのだろうか。

いい年をして

乙ゲーばかりしているので、

大人の機微が分からないままだ・・・・。


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