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ウナギでトドを釣る

母から、銀杏拾いのお誘いが来た。

正確には、「お誘い」ではない。

「強制」だ。

という訳で今年も、ハンドルを握る。

去年と同じ場所に到着。

地主さんの許可は頂いてあるので、

長靴に履きかえてズンズン進む。

すると昨年とは打って変わって、

地面いっぱいに杏色の実が落ちているではないか。

「うわ~い、今年は大豊作だ~!」

喜び勇んで、各々袋を手に拾い始める。

時は流れ・・・・・

「も、もうこの辺にしょう・・・・・。」

いい加減に疲れてきて

夢中になっている母に懇願する。

最初は、ひとつ残らず拾わねばと息巻いていたが、

見上げるとまだイチョウの木に沢山の実がついており、

拾っているしりから、ポトリポトリと落ちてくるのでキリがない。

いっぱいになった袋を数えたら、

10近いし。

それを見て母もようやく納得。

帰れることになった。

トランクに銀杏を満杯に詰めて走り出すと、

車中を沢山のコバエが飛び回る。

そして銀杏のあの

独特のにおい・・・・。

母の家に全て下ろし、

休む間もなく実の処理が始まる。

タライの中に入れた銀杏を踏んで、

外の柔らかい部分をつぶし

中の種(銀杏)を取り出す。

ぷりぷりした実の中から硬い銀杏を拾いあげるのは

指先には心地よく、

やり始めると結構楽しい。

あとは銀杏同士を手で包んで擦り合わせ、

残っている果肉を取り、水洗い。

ザルに広げて乾かせば、作業完了だ。

母と2人で黙々と作業すること2時間。

やっと1/3程が剥き終わった。

水洗いを終えたところで、

「残りはあす以降母が自分のペースで」と、なった。

(ホッ)

これでお役御免と、帰り仕度をしていると、母から声がかかる。

「明日も、来てくれるのよね?」

「は?先ほど、後はご自分でなさると言っていたのでは?」

「明日のお昼、この間の鰻屋さんに行くつもりなんだけれど・・・。」

「はい、来させて頂きますっ!!」

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