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ベ テ ラ ン の 実 力

何度目だろう?

スライサーに親指の先をくい込ませるのは・・・・?

(あっ!)

っと思ったら、大根よりもサムが前に出ていた。

傷口を見ると、数ミリの深さで指先のお肉が割れている。

次の瞬間、流血。

(大したことない、大したことない・・・)

心の中で呪文のように繰り返しながら、救急箱に走る。

絆創膏のパッケージを剥がそうとすると、自然に指先に力が入る。

すると流血が「ドッ」と増えた。

「あわわ・・・。床が汚れるぅ~。」

咄嗟にゴミ箱で流れ落ちた血を受ける。

ボタバタと落ちた血がみるみる溜まり、ゴミ箱の底で血だまりが成長していく。

それを見て動揺し、心拍数が上昇。

益々流血の、悪循環。

(慌てるな・・・・っ!

医療ドラマのERの患者さん達に比べたら、こんなの!)

と、自分を励ましつつ止血を目指す。

とにかく切れて持ち上がっちゃった先っちょのとこを本体に引き戻すべく、

絆創膏をキツク巻く。

何とか複数の絆創膏で塞いで、流血は止まった。

「ホッ。」

指先がドックン、ドックンするが、しばらくは我慢。

絆創膏の隙間から滲みだしてくる血で周りを汚さないように、ラテックスの手袋をして過ごす。

布団に入っても「ズッキンドックン」だったが、無傷の方の手で包むようにすると、

不思議と痛みが和らぐのを発見。

(これが、「手当」の効果かぁ~。)

と、感心しつつ安らぐ。

お陰でぐっすり眠って目覚めると、昨日が嘘のように楽になっていた。

「おぉ、くっついたみたい!」

酸化した血で真っ黒になっていた手袋と絆創膏を恐る恐る剥がすと、傷口はきれいに閉じていた。

いう話をご近所の集まりですると、

「実は私も!」

「怪我自慢」ともいうような話題で盛り上がる。

「魚をさばいていて、包丁が骨に引っかかった拍子に、

指と爪の間に刃が入った。」

というご報告を聞き

身近な出来事だけに、想像の中で疑似体験。

全員で悲鳴をあげ、

お勤め先の機械に手を巻き込まれたというスプラッタ体験に震え上がる。

一通り話し終わった頃、「実は子供のころにね・・・・!」

と、人生の先輩が

「私のはもっとすごいのよ」と言わんばかりに、話し出す。

先輩がご幼少の頃は、今のように農機具が発達していなかった。

よって、ほぼ全てが手作業だ。

田んぼで稲刈りをやっていたときのこと。

鎌が、ちょっとした拍子に人差し指に。

本能的に傷口を反対の手で握った先輩。

田んぼから出て、安全な場所に腰を下ろし、傷口を見た。

(どうして、痛くもないし、血も出ないんだろう?)

好奇心から、ちょっと傷口をひろげた瞬間

頭の先からつま先まで、

電気が走ったような痛みが駆け抜け、

ドッと血が出てきたという。

そして、

痛みと大量の血を見たショックで、その場で気絶し倒れてしまったらしい。

が、「血を止めなくてはっ!」と、

本能的にぱっくり割れた指を反対の手で「ギュッ」と握って倒れたという。

その恰好が、忍者の「ドロン」のポーズにそっくり。

「ドロン」のポーズで、草むらに横たわる先輩の姿を全員が想像。

「か、かわいい~!!」

恐怖と鳥肌が支配していたその場が

大爆笑に包まれた。

一瞬で場の雰囲気をガラリと変えてしまえる先輩マジック。

さすがです。

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