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恵 ま れ 過 ぎ

母と、竹の子堀に行った。

いつも掘らせてもらっていた地主さん不明だった土地が、

数年前空港関係団体のものになり、進入禁止に。

それも一か所ではなく広範囲に及び、

多くの掘り掘り人達が閉め出された。

それでも幾つかの当てを回り、細々と掘っていたがそれも尽き、

とうとう昨年は自分達で掘りに行くことは出来なかった。

毎年ここ千葉の太くて柔らかい竹の子を楽しみにしている山形の親戚達の期待に応えることが出来なくなったと、母は落ち込んだ。

しかし神様は見捨てなかった。

何処からか掘ってきた大量の竹の子を、

母の知人さんが分けてくれたのだ。

お陰で、親戚を喜ばすことも出来、母は大いに安心した。

今年は更に一歩進んでなんと、

その知人さんの紹介で、親切な地主さんのお山で好きなだけ掘らせてもらうことが出来た。

道具と袋を持参し、母と勇んで山に入る。

すると、あるある。

今年は天候のせいか地震のせいか、竹の子は全体的に出が遅く、

数もまばらで、「不作」といわれている。

しかしなんの!

そこでは数歩間隔で、「先っちょ」が出ているではないかっ!!

竹の子の先っぽが、黄色いうちに掘ると、柔らかくえぐみも少ない。

あちらこちらにちょんちょんと出ている「黄色」を、母と協力し次々と掘りだす。

お陰さまで、ミカン箱10個分の新鮮竹の子をゲットすることが出来、ホクホクと帰った。

しかしここからは、時間との勝負。

持ち帰った竹の子を母のガレージいっぱいに広げ、発送の準備。

明日の午前山形に着くよう、宅配業者さんに渡さねばならないのだ。

段ボール箱を組み立て、ビニールを敷く。

竹の子は新陳代謝の塊だ。

よって収穫後も、大量の汗をかく。

それを吸い取るために、新聞紙を厚めに敷かないと、運送の途中で濡れた段ボールが、破れてしまうのだ。

「中身」が竹の子と書かれた伝票を見て、クロネコさんは確認する。

「ビニールと新聞敷いてあります?」

しかし、竹の子堀の名人が揃ったここ富里では、それはもはや常識。

竹の子がどっさり入った段ポールが次々に持ち込まれるこの季節。

今ではそのセリフは、聞かれなくなった。

箱詰めに話を戻す。

不公平にならないよう、大きさや本数がほぼ揃うよう箱に詰めるのも結構大変だ。

形も大きさも違う竹の子達を、パズルのように、組み合わせていく。

全部が埋まったら、厚めの新聞を上にも置いて、閉じる。

伝票を書いたら、今回は個数が多いので、ネットでクロネコさんに「集荷」の予約をし、取りに来てもらう。

はーーっ、これで今年も一つ親孝行を果たすことが出来たと、

ホッとする。

有難や、竹の子さん。

有難や、知人さんに、太っ腹の地主さん。

有難や、ヤマト運輸さん。

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