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おとしだまんだりん

あぁ、そうだごめんごめん!

枯れた色の庭を目にし、忘れていたことを思い出して、立ちあがる。

ちょっと「過ぎた」ミカンを、野鳥君達に上げようと思っていたのだ。

半分に切って、真ん中を一度支柱に、ぶっす~!

空いた穴を枝に差し、ご来鳥を待つ。

さぁ、誰が一番に見付けてくるかな?

部屋の電気を消し、外からこちら側が見えにくいようにする。

と、

待つまでもなく早速窓の端の枝が揺れ、来訪者を知らせる。

おっとやっぱり、あなたでしたかっ!

この辺りでよく見かける野鳥の中で、立派なボディトップクラスの、ヒヨドリ君だ。

大きな図体の割に用心深く小心ものなので、中々ミカンに近寄らず、キョロキョロと辺りをうかがっている。

やっとくちばしを付けるが、一度ごとにキョロキョロ・・・・。

去年母が丹精込めた甘~い金柑の最後の一つを盗られたと大層憤慨し、以降「宿敵」のポジションにされてしまったヒヨドリ君。

故に、更に慎重になったのだろうか?

母の庭ではすぐに追い出されてしまうが、私はそんなことしないよ。

と、美味しそうに食べる様子を、こっそりと盗み見る。

彼が満足して飛び去ったら、メジロ夫婦やルリビタキ君達も来てくれるだろう。

遅ればせながら、私からのお年玉だよ。

そうしてまた明かりをつけ、本の世界に戻った。

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