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O  型   と   A  型

母のところで寛いでいると、携帯が鳴った。

「あれ、私のだ。」

急いで出ると、外出中の家族からだった。

家族らしからぬ切羽詰った調子に、何事かと耳を傾ける。

しかしここが自宅でないと知ると、ガックリ。

「いったい、何がどうしたの?」

すると、憔悴しきったように話し始めた。

昼食を終えた家族。

ふと気づくと、最近作ったばかりの入れ歯がないことに気づいた。

小さなものなので、気づかず飲み込んでしまったのでは!

と、大慌て。

長期に渡る原因不明の歯茎の化膿で、抜歯するしかなかった家族。

入れ歯初心者なので、装着し忘れもままある。

「きっと、家に置きっぱなしだよ。」

と言ったが、早く帰宅し確認してくれと強く要望された。

「ん、分かった。」

電話を切って、母に話す。

すると母も、

「いくら小さくても、気づかず飲み込むはずないわよ。」

と、断言。

二人で「うん、うん」と頷きあって、お茶の続き。

そうこうする内、母が簡単な昼食を振舞ってくれたので、ご馳走になる。

するとまた、携帯が。

出るとやはり家族。

まだ母のところにいると知ると、怒り出した。

「もし飲み込んじゃってたら、歯科医に連絡しなきゃならないんだから、

一刻も早く帰って!」

(あれ、もしそうでも、自然排出されたのを、再利用すればいいのに・・・。

結構したんだから、もったいないじゃん。)

と思ったが、黙って聞いている。

必死な家族とは対照的に、

「飲み込んでいるはずない。」

と決めてかかっている二人は、あくまでものんびりモード。

「分かった、分かった。」

と生返事をして、電話を切る。

三度目のコールが鳴ったときはさすがに「まずい」と思い、

帰宅することにした。

帰って、現場に直行。

やはり、

「ちんまり」

と、置き忘れられているのを確認。

そう報告すると、心底ホッとしていた。

帰宅した家族、

開口一番

「皆に笑われちゃったよ!」と楽しそう。

その場で散々大騒ぎしていたらしい。

ふーん。

と聞きながら、内心(よくそんなこと出来るなー)と、感心する。

私は深刻なら深刻なほど、一人で抱え込む性質だ。

こんなギャグ漫画ばりのハプニングに周囲を巻き込むなど、絶対に出来ない。

もし同じ立場になったら、

一人(ドックンドックン・・・。)と心臓の音を聴きながら、何気なくその場を脱出。

こっそり家族に確認の電話をしに行くだろう。

いや~、わが家族ながら、そのそそっかしさとオープンさに脱帽!

の出来事だった。

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