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ふ  ぇ  い  す

「あれ!

将軍様、ロン毛になってるぞ。」

早くもコタツを出した母の茶の間で、声に出してはいけない日本語。

「本当だ!結構似合ってるわね。」

と、母も続く。

と思ったら、

妹君だった・・・・・!

・・・・・・・・・!!!

余りの激似ぶりに、二人ともしばし無言に。

ようやく思考が再開。

「あれなら、影武者も立派につとまるね。」

「『何人かいるうちの一人は、女性だった!』っていうこともあるかもねー。」

などと、あちらの方々が聞いたら、憤死しそうなことをつらつらと始める。

そういえば、と、話題が知人のことに移る。

その方の一族は、皆同じ顔をなさっているらしい。

従姉妹同士でも、兄弟に間違われる程だそう。

へー、それは結婚式が見ものだねー。

相手のご親族、びっくりだよね!

と、無責任に盛り上がる。

そして人様に向かって投げたブーメランが帰って来て、己のことを振り返る。

似ていれば、血の絆を強く感じることもあろうが、何故か私の両親の親戚は皆似ていない。

30人程いる従姉妹達も、兄弟らしく見えるのが、一組もないのだ。

何故、こんなにバラバラなんだ?

と、不思議になり、各親子を頭の中に整列させる。

両親の間に、兄弟姉妹達を立たせる。

まず、父派、母派とくっきり分かれたパターンが目立つ。

かく言う私も、くっきりではないが父寄りだ。

次に目につくのは、「シャッフル派」だ。

両親のパーツを厳密に受け継いではいるものの、目は父、口は母とランダムに受け取った結果、似ていないパターン。

そしてよく耳にする、「隔世遺伝派」。

両親を飛び越して、祖父母以前の「ご先祖形態」。

セピア色に変色した写真の中に、自分を見付けるタイプだ。

そして、「融合派」。

コンピューターグラフィックのように、両親からもらった遺伝子を不自然さなく合体させたややこしいタイプだ。

そしてちょっとびっくり、「阿修羅男爵派」。

殆どの人は、顔を縦に半分にすると左右で違う顔とされている。

おぼろだが、どっちかが男で、反対が女的な説も聞いた気がする。

実際に分かりやすいのは、片方が奥二重で、もう片方がくっきり二重など。

よーく見ると、それぞれが両親に似ていたりする。

・・・・・・・・。

人数が多いので、いい加減に疲れてくる。

まだ電源が入っていないコタツで、

母がいれてくれたお茶をすすって、小休止。

将軍様のように、「クローン派」だと分かりやすくていいのに・・・・。

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