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人 形 の 部 屋

家族のスペースが、フィギュアなどで埋まりつつある。

そんなに集めて、どうするのか?

と思うが、黙っている。

人の趣味にケチをつけること程、野暮なことはないからだ。

それにしても、何万単位だよね、これじゃ。

内緒で少しづつ処分しても、本人気付かないのでは・・・。

と考えつつ、検証していないので分からない。

別の家族は、その家族と同じ部屋を共有している。

が、慣れてしまったのか、意義を唱えたことはない。

しかしあるとき、「こんなに人形があって、怖くないの?」と口にする。

そういえば、そうだよね。

この状態は、テレビでもよく取り上げられる、「人形寺」にも勝るとも劣らない。

棚も利用し、床から天井まで立体的に、ぎっしりと並んでいる。

モノアイのプラモ以外は、それぞれが2つづつの目をもっている。

それらの視線を、感じないのか?

と、合い部屋の家族が、フィギュア家族に聞いている。

「別に。」

どうも相部屋家族は、ときどき視線を感じるらしい。

ちなみに2人とも、私と違って「視える人」だ。

そういうことも、あるかも。

対照的に、とんと不思議と縁のない私は、その部屋に何の違和感も抱かず、ズカズカ入り込んでいた。

ん?

待てよ。

そういえば誰もいないのに、その部屋から物音が聞こえてくることが結構頻繁にある。

カチャカチャ・・。

ドン。

ミシミシ・・・。

などだ。

家鳴りか、人形が倒れた位に思っていたが。

そうかー。

「トイ・ストーリー」みたいに、皆でなにかやってたのかもな。

もっといえば、ほとんどが中古屋さんから来ているから、前の持ち主さんの念とかが、残ってたりして。

人形=ひとがた

だから、魂が入ることも珍しくないというし。

だとしたら私、畏敬の念が足りなかったなー。

掃除機をかけていてぶつかり、ドミノ倒しにしちゃったり、

隅の埃を吸うためノズルを、お人形の足の間に無理やり押し込んで、股割したまま放置したりしてた。

ごめんなさい。

と、一人心の中で謝る。

オカルト好きでも、ちっとも怖い雰囲気にならないのは、お人形達のカラーのお陰だ。

ウルトラマンのカネゴンや、ワンビースのロビンちゃん。

愛らしいフォルムの、ズゴック始めジオン系のプラモばかり。

日本人形は、一体もないもの。

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