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心      眼

この頃は、冠婚葬祭のお返しに、カタログを頂くことが多い。

「この中からお好きなものをどうぞ」

といって頂けるのは、嬉しいのだが毎回悩む。

何度も何度も繰り返して、最初から最後まで見る。

最初は、「わぁ~!こんなにいいものの中から、好きなものを選べるのね!」と、感激。

全部貰える訳ではないのに、ピカピカキラキラの物たちに囲まれた、夢のような生活に浸る。

なので、初見で選ぶことは、私には不可能。

それが、2回3回と見るうち、段々と現実的な目線になる。

いい加減夢から覚め、実生活の不足または不便を補えるものは?

と、シビアに考え始めるからだ。

そういえば先日、家族から縫い目がほころびた名刺入れを見せられ、激怒したっけな・・・・。

人様に不快な思いをさせてしまうし、自分の印象も良くなくなる。

「すぐに、新しいものにしてね!」

と、言ったが家族は実行したのだろうか?

カタログをパラパラとめくり、メンズファッションのページを開く。

ふむふむ。

名刺入れだけでも、10種以上あるぞ。

ブランドのものより、出来るだけシンプルなものの方が、家族にはいいだろうな。

でもって、どうせなら、高そうに見えるのが・・・。

などと、ついいやらしさが顔を出し始める。

けど、強い照明を当てたカタログでは、実際の質感よりもよく見えてしまうし、やっぱり手に取って確かめた方がいいよね。

これで名刺入れの線は、消えた。

じゃ、食器を。

と見るが、既に我が家の食器だなは満杯状態。

新入りを迎え入れる場所など、何処にもない。

お皿も小鉢も大皿も、足りない物は一つもないしなー。

こうして、次々と候補が現れては消えていき、なかなか「一つ」が決まらない。

そうしてこの頃では、「損をしない」というのが第一使命になっている。

エステ体験やお試し宿泊券に、地方の名産品お取り寄せのコースもある。

が!

それって、やったり食べたしたら、なくなってしまう。

形が残るものでないと、損した気がするしー。

こうなると、もう迷いのスパイラルにはまって、抜け出すのは容易ではない。

締め切りがジリジリと迫って来る。

焦る。

過ぎて何ももらえなければ、これほど損なことはない。

それだけは、何としても避けなければ!!

と追い詰められていたら、あるきっかけで、目の前がパッと開けた。

その日二胡のレッスンで、自分の音合わせをチェックされた。

合っていると思った状態で、チューナーで確認する。

合えば、表示がグリーンに変わる。

ギギ~~・・・・。

両方の弦とも、インジケーターは見事に真っ赤。

返ってすぐ、申し込みはがきを書いた。

「弦楽器用チューナー」

欲に目がくらんで、本当に必要なものを見逃すことがある。

という、

教訓でした。

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