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パ ピ ル ス

庭に生ごみを埋めるとき、紙類も積極的に埋めるようにしている。 

園芸書がきっかけなのだが、埋めないよりも生ごみの分解が早い気がする。

ごみも減るし、一石二鳥ですな。

と、毎日自己満足に浸っている。

いろいろな紙で試しているが、自分の中で自然に出来た決まりがある。

それは、「いい紙だけを土に返す」

ということだ。

「いい紙」とは、古来からの製法に則った和紙などの、「高級な紙」という訳ではない。

自分の身近に留めておきたい。

そう思う紙だ。

私は、不思議とは無縁だが、目に見えない「もの」の存在を、信じて疑わない。

人の持ちものには、私を近づけない何かを感じて触るのを躊躇するし、物に宿った気というかエネルギーがあると思うから、ぞんざいに扱うと気が咎める。

どんなものでも、我が家に来るまには、様々なものを吸収しているに違いない。

なかには、あまりよろしくない感情などが付着してしまったものも、あるかもしれない。

出来ればハッピーなものだけに、囲まれていたい。

という訳で、家の周りに埋める紙も、「好き」と思うものに限定しているのだ。

具体的にどんなものか。

まずは、親しい人の書いたものだ。

母の私宛の置き手紙や、家族のちょっとしたメモ書きなど。

ごみ箱に捨ててあったりすると、拾って埋める。

えっ!?

ストーカーみたい・・・・・。

と、ドン引きされても、そうしたいので、している。

あとは、産直のお野菜や卵に入ってくる、生産者さんからのメッセージ。

農場の様子や、農産物の出来。

ご家族のことに、消費者の私たちを気遣うお言葉。

どれも全部読ませて頂いて、有難く土に返す。

ちょっと大きめの紙は、儀礼でない、心がこもった贈り物の包装紙など。

綺麗なものはブックカバーにしたりしてから、土の中に。

子孫に残す立派なお宝など一つもないが、そうすることで、身近にあった優しさや思いやりは、ここに残る気がする。

「それら」は、目には見えないが、確かにあり、私たちを包んでくれている。

そのあたたかさが、これからここに住む人達も、幸せにしてくれますように。

言葉にすると大げさになってしまうが、日々気楽にやっているおまじないみたいなものだ。

歴史に残す名はないが、私がここで生きている証を、刻んでくれている。

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