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鬼コーチの目にも なみだ

明日はいよいよ、バンクーバーオリンピック女子フィギア、ショートプログラム。

それよりも前に見なければ!

と、録画しておいた21日NHKスペシャル「浅田真央 金メダルへ」を、じっくり拝見。

昨年の絶不調時から、オリンピック出場を勝ち取るまでのドキュメンタリー。

フリープログラムの選曲から、演技を深めていく様子が、スタッフの記録映像から、明らかに。

タラソワコーチの真央ちゃんへの信頼と愛情は絶大で、離れている間もメールで励ましたり、懸命に演技する様子をビデオで見返し、感極まって涙を流すという一面も。

ジャンプが決まらず、かつてないスランプと向き合うことになったのは、タラソワコーチの真央ちゃんへの期待の大きさも関係していたという。

「一番強い人間!」と思っている真央ちゃんに、歴史上例のない難易度のプログラムを提案する。

これまでは、ジャンプを得意とする選手は芸術性が犠牲になり、逆はジャンプの難易度を下げざるを得なかった。

ジャンプと、芸術性の両立!

タラソワコーチが真央ちゃんに課した「鐘」の音は、ジャンプの直前にすら技を入れる、息をつく暇もないような盛りだくさんの内容だったのだ。

故に、さすがの真央ちゃんでも四大陸の大会の時点では、まだ自分のものに出来ていなかったようだ。

不本意な結果に終わった試合後の2カ月間、真央ちゃんはパッタリ姿を消した。

その間、一人で「鐘」を滑り込んでいたらしい。

いくつかの部分を変更し、全体のクオリティをどんどん引き上げる。

それが、オリンピックに繋がり、明日があるという訳だ。

番組中、ライバルのヨナちゃんサイドにも、突っ込んだ取材をしている。

ヨナちゃんのコーチは、世界中の選手のデータを分析。

プログラムの選曲から、演技内容に至るまで、いかに観客を味方につけ、ポイントを高めるかと、緻密で戦略的だ。

真央ちゃんとヨナちゃんは、年齢、手足の長い恵まれた体形、才能と、運命のライバルというしかない程共通部分が多い。

けれど、「これ程!」と驚くほど、好対照だ。

ヨナちゃんは、「点数が取れているんだから、変える必要はない。」と、一つのプログラムを滑り続ける。

ところが真央ちゃんは、「去年と同じではつまらない。もっといろいろ挑戦していきたい。」と、「新しい自分」にこだわる。

プログラムの構成もしかり。

明日のオリンピックで滑る「007」のプログラム中、幾度か「ピタリ」と止まってポーズを決めるヨナちゃん。

それには、全体を締めるという効果の他に、一呼吸ついて体を休め、気持ちを切り替える狙いもあるという。

対照的に真央ちゃんは、入れられる限界まで技を詰め、見ている方にも息をつかせぬ勢いだ。

クールなヨナちゃんに、熱い真央ちゃん。

本当に、素敵な二人だなぁ。

と、改めて思った。

二人だけじゃない。

世界中の才能が、集結するオリンピック!

お母様を亡くすという衝撃に負けず出場する、地元カナダのロシェット選手始め、日本の女神たちと、目が離せない。

皆、がんばれ!

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