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知 ら ぬ う ち が 花

秋の味覚の一つ、サンマ。

市場から帰った知人から、「お刺身がお勧め」と、2本頂いた。

お刺身かー。

サンマをお刺身で食べれることを知ったのは、お寿司屋さんでだった。

母は、いつも焼いて出す。

青魚だし、お刺身には向かないものと思いこんでいたので、とても驚いた。

恐る恐る口に運ぶと、脂ののった身が、トロリととけて、大感激。

臭みもないし、こんなに美味しいものかと、以来シーズンになると、必ず食べていた。

生協の集まりで、先輩から、鯵の三枚おろしを教わった。

それがきっかけで、サンマのお刺身を、家でも食べるようになった。

旬には、毎週なのはな生協で注文。

今日は塩焼き、次回はお刺身と、天候やここ数日のメニューとのバランスを考えて、料理する。

ところで、以前のグリルは小さい上に、片面焼きだった。

狭い場所で押し合いへし合いし、ひっくりかえすときに折れたり、お皿にのる頃には、かなりくたびれたサンマの塩焼きになっていた。

が、今我が家にある、リンナイデリシアグリレは、両面焼きのジャンボグリルを有するので、問題点は全て解決。

短時間で香ばしく、「美塩焼き」が出来るので、とてもありがたい。

加えて、タイマーにしておけば、その間に他の料理に集中できる。

という便利さに慣れると、サンマを一匹一匹さばくことが、次第に億劫になっていった。

家族の要望を無視し、このところは、サンマと言えば、塩焼きになっている。

だが、せっかくだし、この際、フェードアウトした「サンマのお刺身」を、久々に復活するか。

暫らく手にしていなかったからか、出刃包丁がやけに重い。

まな板の上のサンマと、必死に格闘する。

あれれ?

背骨に沿って包丁を動かすが、長いブランクで、すっかり感覚を失っている。

骨にたっぷりとお肉が残ってしまった。

お魚屋さんが見たら、卒倒するだろうな。

サンマが可哀想なほど、ボロボロになっていく。

えっと、皮ってどっちから剥ぐんだっけ?

試行錯誤しながらなので時間がかかり、サンマの身が手の熱ですっかり温まってしまう。

ふー、出来たっ!

群れなす藪蚊を、必死で払いながら摘んできたシソの葉を添えると、結構美味しそうに見える。

久しぶりのスプラッタに加え、長時間の格闘で疲れ、すっかり食欲がなくなってしまった。

生ものは、見るのもちょっと・・・という感覚になる。

「私はいいから、皆で食べて」と勧める。

わーいと、大喜びで食べる家族達から目を反らし、一人黙々と煮物を口に運ぶ。

皆が、お腹をこわしませんようにっ!!

と、祈りながら、「ショウガも、たっぷり添えて食べるんだよ。」と、念を押す。

食事担当者は、秘密をいっぱい胸に秘めているものなのだ。

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