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英断  両断  言語道断

急に太い枝が枯れこんできてしまったバラの一鉢が、気になっていた。

ある日、水やりのために見ると、根元におがくずが。

やっぱり、入ってたか・・・。

ゴマダラカミキリの幼虫で、白い芋虫のよう。

てっぽう虫の呼び名がある。

バラなどの根元に産み付けられた卵がかえり、根から入り込んで、幹の中を内側から食害する。

枯れた枝を切ると、中が空洞になっしまっている。

今まで数株が、犠牲になった。

防護策として、根元にミカンネットなどを巻きつけておき、産卵させないようにしたり、成虫の足が絡んで飛べなくなっているところを補殺するなどがある。

しかし、ものぐさなので、何にもしないでいた。

期待して撒いた、虫が嫌がる成分が添加された炭は、コガネムシには有効のようだが、カミキリムシには効きめがないようだ。

根元に積もったおがくずをどけ、虫が潜んでいる穴を探すが、なかなか見つからない。

針金で木肌をひっかきながら、中が食べられ弱って、表皮の柔らかくなったところを剥がしていく。

すると、あるところで針金がスッと入っていく。

そこが虫が喰い進んだ跡だ。

入るところまで、針金を差し込んでみる。

長いと、20cmも続いているときがある。

針金が幼虫に刺さり、退治出来ることもあるというが、私は成功したことがない。

大好きなスパニッシュビューティーを、なんとか助けなければと、必死になった。

ノズル式の殺虫剤を穴の中に向けてたっぷり噴射したのに、退治出来なかったこともある。

うかうかしては、いられない。

家に引き返して、太枝剪定鋏を持ってくる。

それで、今年勢いよく伸びたシュートと、虫が入った古枝の境目に、深く刃を入れた。

すると、切った枝の根元に、虫の頭らしきものがくっついてきた。

どうやら剪定鋏は、にっくき虫の体も一緒に真っ二つにしたらしい。

残った切り株の根元の穴を針金でかき出すと、体が出てきた。

おぉー。初めて、てっぽう虫をバラが無事なうちに退治出来たぞっ!

念のために、穴に殺虫剤をたっぷり吹きかけた。

思えば、いつも同じ位置にある鉢が、被害にあう。

やはり、予防策を取らねばと、遅ればせながら思った。

ずっと気になっていたことに結果が出、しかもにっくき相手を退治できて、すっきりだ。

このように、私は目の敵にしているが、家族たちはカミキリムシ全般が大好きだ。

見つけると、大歓声を上げ、一緒に見たりしている。

体調3㎝程の赤いものや、茶色いものに、ゴマダラのように白と黒のブチなど、いろいろいる。

たまに驚いて後ずさりするほど大きなカミキリムシがいて、ドッキリすることもある。

あの頑丈そうなボディに、節ごとのつながりがガッシリした長い触角。

どうも、仮面ライダーファンには、たまらないフォルムのようだ。

うっとりと眺めている家族を突き飛ばし、可哀そうだが瞬殺だ。

バラなどに害をなすのは、ゴマダラだけなのか、今一つ確信が持てないので、種類大きさを問わず、全てのカミキリムシが対象になる。

それを、家族に「何するんだよー。」などと責められると、自分がすごく悪い人のように感じてしまい、後味が悪い。

だから、よけいに声を大きくして、後ろめたさを振り切る。

バラの天敵なんだから、見つけたらすぐに知らせてって言ってるでしょ!!

表立って逆らっても、勝ち目はない。

ということで近頃は、私に悟られぬようこっそり観賞会を開いている様子。

そろそろお仕置きせねば。

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