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2009年7月

堅     牢  

家を空けるときに備えて、防犯グッズを見に行った。

まず、外回りに敷いてある防犯ジャリが、工事が入ったためあちこちに散り、踏み砕かれてしまったので、補充する。

窓には、振動や、こじ開けに反応する警報装置を選ぶ。

貼り付け式だけでなく、必要な時にだけ取りつけられるよう、吸盤式のものもあり、感心する。

種類も増え、全体的にお値段が、以前よりお値打ちになっている印象で、嬉しくなる。

一つづつ手に取り、じっくり見ていると、後ろに人が立ち止まる気配。

お盆の帰省シーズンが目前なので、皆気にしているのだろう。

場所を独占しては申し訳ないので横にどくと、数人が入れ替わり立ち替わり。

ケチで慎重というか、失敗したくない症候群の性で、最後まで粘りに粘る。

散々迷って、やっと選んだのは、たった一つ。

時計を見ると、あらら、もうこんな時間。

母と約束をしているんだったと、慌てて車に乗り込む。

母は、地元の人材センターに登録して、あちこちに派遣されて仕事をしている。

今は、お盆に向けて、お庭のお手入れの依頼で、引っ張りダコだという。

成程。

ここは、田舎&故郷。

「帰ってくる」人も、「帰る」人に負けずに多い、帰省先なのだ。

旧家のお屋敷や、農家さんの大邸宅にお住まいの方々は、ご自身でお庭のお手入れまで手が回りにくい。

そこで、家族や親戚が集まるまでに、庭木の枝の整理や草取りを、委託するのだ。

「家政婦は見た」

じゃないが、高い塀で囲まれて、普段外から様子を垣間見ることが出来ない大邸宅に、仕事で呼ばれた母に、「中、どうなってるの?」と聞けるのが楽しみで、行く。

一本数十万円で植えた木々の話や、意匠を凝らした細工の施された金具、昔造りの贅沢な建築様式。

ほ~~~。と、ため息をつきながら聞き入っている。

が、羨ましいというよりは、「大変そうだな」というのが、一番に浮かぶ。

だって、そういうお宅は、メンテナンスにお金がかかりそうだ。

何でもそうだが、初期投資で奮発すれば、あとは楽、ということはないからだ。

かけた分に比例して、お手入れにもお金がかかるものなのだ。

ということを、家を手に入れてから悟った。

もちろん、我が家はローコスト住宅。

「かかった」などと愚痴れば、大きなお屋敷に住む方からは、笑われてしまいそうだが。

そういうお家は、防犯も大変だろうなぁ。

窓もいっぱい。

お金があることがバレバレだから、目をつけられることも多そうだ。

警備会社と契約したりも。

「うちは、プチハウスでよかったな。」と、呟く。

「そうでも思わないと、やってられないよねー。」

ズバリ言われて、ムッとする。

いつか、母の毒舌に免疫を獲得するのも、目標だ。

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蟄     居

毎年恒例の、水田農薬散布が行われた。

ラジコンヘリコプターで、2種類の薬剤が撒かれる。

稲のいもち病、紋枯病対策の、「カスミンバリタシン液剤」。

カメムシ、ウンカ類の殺虫剤、「スタークル液剤」。

早朝4時代から作業が始まり、10時頃までかかる。

たまたま通ると、作業服を着た数人と、白いラジコンヘリコプターを見かけることがある。

田んぼにあらかじめ立ててあった旗がなくなっているので、「ここは終わったな」と分かる。

自治会で回覧が回ってくるので、当日は全戸が窓をピタッと締め切る。

洗濯物も、外には干さない。

すぐ側の田にも散布されるが、薬剤の匂いを感じたことは、今までない。

4時間程残留するとの説明があるが、怖くてその日は洗濯も諦め、めったに使わないエアコンをつけて、お籠りする。

年に一度とはいえ、そこまで注意しなければならないものを、食べ物に使うことに、暗澹とした気持になる。

一斉散布は一度でも、お米が出来るまでに農薬を使う回数は、10回以上と聞いたこともある。

今、超早生とも言える品種があるようで、収穫までの期間がぐんと短くなっていることを考えると、全体的に散布回数は減っているかもしれないが。

食物が出来るまでを、身近で見れる地域に住んでいると、マスクやゴーグルで厳重に防護した人が、畑全面に薬剤を撒いているのが、いやでも目に入ってくる。

自然に、選んで食べざるを得ない気になる。

が、スーパーの店頭できれいにお化粧された野菜や果物を手に取る方達には、思いもつかないことかもしれない。

使う側にも、食する側にも害になる、農薬。

美しさよりも、安全が優先。

そうお互いを思い合えば、農業に光が射すのではないか。

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ゼ ウ ス 対 観 音 様

全能の神でおわす壽賀子には、誰も逆らえない。

掌の上で転がされる家族の様子を、「渡る世間」というドラマを通じて、我々は見せつけられる。

幸せの絶頂から、次の瞬間、一気にどん底へ。

しかしよく見ると、手当たり次第という訳では、ない。

天誅を下されるのは、決まって自己中心的な振る舞いが、視聴者の目にも余る人物だ。

人の不幸は、蜜の味。

というが、健気に純粋に頑張っている人がそうなると、怒りさえ覚える。

が、橋田神は、そんな無慈悲なことは、しない。

よって、ご当人にとって、これ以上はないという悲劇は、見ている側の溜飲を下げ、ときには「ルックアット・ザマ!」とまで思ってしまう、気持ちよさが味わえるのだ。

今週最終回を迎える、再放送中のシリーズ8。

終わりに近づくにつれ、津波が大きくなるので、今目が離せないところだ。

ここで、大波をかぶる人物の中に、例外がいる。

えなり君だ。

割と家族を大事にし、まじめにやっている方なのだが、大学に入学した途端モテ始め、美人の彼女が出来たと思ったら、やがて失恋というパターンを繰り返している。

神に愛され過ぎたが故の運命なのか。

可哀そうに。

ところで、年中波乱万丈だらけのドラマの中に、私が尊敬すべき人物がいる。

長女弥生のご主人で、前田吟さん演じる、「良さん」だ。

一流企業のエリートサラリーマンだったが、リストラにかかわった罪滅ぼしで会社を退職後、自分が辞めさせた人達を集めて、起業する。

やがてそれが軌道に乗ると、弥生に後を任せ、自分は植木職人に弟子入りしてしまう。

ここまで一切妻の弥生に相談なしでやってしまったことは、支持しかねる。

が、彼は誰も真似が出来ない人生の達人ぶりを、ここから発揮し始めるのだ。

離婚した娘が孫を連れて帰り、同居。

シングルマザーで仕事を抱えた娘が、家事に手が回らないのはしょうがないが、何もかも「やってもらって当たり前」。

最初は良さんも、娘と一緒になって、お金にならないボランティアを始め、家事がおろそかになった弥生を、「この家の主婦は、お前なんだよ!」と責めていた。

が、弥生がプッツンして家出したのをきっかけに、良さんは見事に気持ちを切り替える。

肉体労働の上、年をとってから始めた慣れない仕事でクタクタなのにもかかわらず、自分の帰宅が一番早いことを冷静に見、「ボケ防止も兼ねて」と、自分が家事一切をかって出たのだ。

押しつけがましさもないし、愚痴も嫌味も一切ない。

むしろ、新しい発見が続出だと、毎日嬉々とこなしている。

感謝もせず、文句ばかりの娘に嫌味を言われても、「一緒に食べてくれる人がいるだけで、張り合いが出る」と、顔をほころばす。

「自分がやりたい仕事をやらせてもらっている」という感謝もあるからだろうが、ここ以外にも、良さんの気持ちの切り替えはいつも、それは見事で、目を見張るばかりだ。

良さん程の「心力」があったら、この先、何があっても乗りきっていけそうだ。

私も、いつかあそこまでになれるかな。

なりたいな。

と、目標にさせてもらっている。

現在放映中の「となりの芝生」は、拝見していない。

予告編を見た印象だけだが、「渡る世間」の役から、グッと老けて、「素のまま」のピン子さんを見たいと思わないからだ。

普段はズバズバものを言うピン子さんが、「渡る」では打って変わって忍の一文字で、中華料理屋の女将さんをやっているギャップが、面白いのだ。

言いたいことを言ってしまいました。

神よ、お許しを・・・。

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ワイン ブラッド

普段は飲まない炭酸系だが、暑いときと、花粉症の時には、欲しくなる。

これまた普段口にしないが、家族用にと買ったものの、マイブームが去って、ほったらかしのワインがいっぱいある。

お土産に頂いたものまで合わせると、10本以上も寝かせてある。

自分で購入したものは、値の張るものではないので、寝かせるほどいい訳でもあるまい。

いつまでも転がしてあるのもなんだし、お腹の中に、納めてしまおう。

そう思って、夕食のときに、カクテルにして飲んでいる。

美味しそうだなー。と思って取っておいた、ワインの記事を参考に。

白ワインで、「スプリッツァー」。

グラスに氷を入れ、白ワインを2/3入れ、炭酸水を1/3注ぐ。

「キティー」は、赤ワインで。

氷を入れたグラスに、赤ワインとジンジャーエールを半々に注ぐ。

スパークリングワインがあれば、オレンジジュースと半々で「ミモザ」が出来る。

それぞれ、白、赤、オレンジと、色も楽しめて、食卓も華やぐ。

普段お酒は全く飲まないが、自分で作ったカクテルを1杯飲む位なら、食事の後片付けがおっくうになる程酔わない。

ちょっといい気持ちになれて、夏の夕暮れが心地よく感じるようになって、気に入っている。

山形の伯父が、毎年くれる「月山ワイン 村民還元」は、白の甘口。

一升瓶で、ドーンともらうのだが、この分だと今年は私一人で空けてしまうかも。

これがきっかけで、のんべえになったらどうしよう。

プラス、体重増加も心配だ。

・・・・・。

夏の悩み事が、増えてしまった。

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フランスのママンから

フランソワーズ・モレシャンさんは、ご本の中にこう書いている。

「人間の体の中で、一番美しくないのは、膝」

「一流のモデルさんでさえ、例外ではない」と。

へぇー、そうかな?

正直、ピンと来なかった。

意識して見る。

が、自分のゴロンとした、漬物石のような膝より、華奢で軽やかに動くモデルさんの関節は、美しいとまでは思わないにしても、すごく憧れる。

あんなにほっそりとして長い脚だったら、私だって隠さないで、見せびらかしたい。

が、大根を何本も束ねた極太の足で、ミニスカートをはいたりしたら、他人様に迷惑がかかると自覚していた。

よって、モレシャンさんのアドバイスに従って、膝が隠れるスカートを愛用することにした。

が、そうすると、新たな課題が浮かび上がってくる。

スカートの下から、2匹のツチノコが出ているように、見えてしまうことだ。

それは、ふくらはぎに、たっぷりついていた、お肉のせい。

そう気づいてからは、スカートの裾がどんどん下に移動していき、とうとう足首しか見せられなくなってしまった。

しかし、私は身長が低い。

スマートで、おしゃれに見える着こなしをアドバイスするモレシャンさんのご本でそれは、NGなのだ。

見るからに重たく、やぼったく見えてしまうという。

ジレンマを抱えつつ、出来るだけきれいに見える服装を心がけてきたが、「成功」を実感したことは、残念ながらない。

が、時が流れてここ数年、モレシャンさんのご本を読んでいて、よかったと思うことが多くなった。

服の色使いなどで、本で得た知識が、活かされていると知ったからだ。

自分のものはもちろんだが、服装に無頓着な家族の分の衣装計画も、私が受け持っている。

出かけるときに、家族が迷っていると、私が指示する。

それを着ていった家族が、人様からお褒め頂くことが、度々起きるのだ。

特別に、難しいことではない。

モレシャンさんのご本に、きちんと数値化、法則化されて、書いてあることを実行するだけだ。

かいつまんで、書かせて頂く。

一度にたくさんの色を身にまとうのは、かなり難しい。

チェックのシャツに、ストライプのパンツを合わせるなど、もってのほか。

柄ものを着るなら、どちらかを無地に。

例えば、紺と赤のチェックのブラウスを着たら、下には、上で使われている一色の無地をもってくる。

この場合、紺の無地のスカートをはくなど。

全身を一色でまとめることが、一番スマートに、且つスラリと背が高く見え、存在感大。

2色使いのときは、半々ではアンバランスになる。

ベースカラーを決めたら、それを65%、残りを35%に押さえると、バランス良くおしゃれに決まる。

例えば、モスグリーンのワンピースに、ショート丈のベージュのジャケットを合わせる。

ワンピがロング丈だったら、靴、ベルト、スカーフ、バッグなど小物を使ってベージュを補い、35%にする。

膝丈ワンピなら、靴もモスグリーンで、など。

厳密でなくてもいい。半々でないように、どちらが「優勢」か明らかに分かるようにするのだ。

3色使いたい時は、メイン60%、セカンド30%、最後にアクセントカラーが10%が、いい。

他に、ベースカラーに合わせるアクセントカラーを変えて、印象を変えるコツも書かれている。 

コンセプトは、「お母さんが、娘に伝えたいこと」。

10代の女の子向けのご本で、おしゃれだけでなく、思春期の体と食事、インテリア、そして、ボーイフレンドとのお付き合いのことまで、幅広いアドバイスが書かれている。

驚くのは、そのほとんどが、今でも立派に通用することだ。

特に、そこに書かれている普遍的な「おしゃれの法則」は、学校の家庭科の服飾実習のときにでも、プリントにして配りたい程だ。

もう絶版になってしまい、手に入らないかもしれないが、見かけたら手に取って開いて欲しい、お勧めの本だ。

21世紀ブックス「女の子のおしゃれ★冒険ノート」です。

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な り た い も の

お祭りの準備を、お手伝いした。

焼きそば、五目ごはん、豚汁。

包丁とまな板を持参し、指示通りに、ひたすら野菜を切る。

同時に火が通るように、各メニューごとに野菜の大きさに細かい決まりがある。

見本から大きく外れないよう、必死だ。

ちょっと、これ誰がやったの?!

と、チェックが入るからだ。

焼きそば用に、ニンジンを切っていた時のこと。

このくらいの千切りね。

はーい。と、切り始める。

が、千切りといえど、結構人によって切り方が違う。

ご存じの通り、野菜には繊維がある。

繊維に沿って切るか、断ち切るかで、火の通りや食べた時の歯触りが違ってくる。

炒めものの焼きそばに、そこまでの厳密さは求められないので、各々が自己流で切っている。

あら、あなたの切り方、いいわねー。

不意に褒められて、リアクションに困った。

私の切り方は、中学生のときに、伯母に仕込まれたものだ。

夏休み、山形に遊びに行っていた時のこと。

お昼に、冷やし中華を作ることになった。

いつものように、きゅうりを切っていたら、「あら、あなたいつもそんな切り方してるの?」と、言われた。

声の主は、美人だが性格のきつい、母の姉だ。

いつも歯に衣着せぬ、遠慮ない物言いをするので、私を含め、従姉妹達全員から恐れられている。

呆れたというニュアンスが含まれた一言に、思わず動揺する。

う、うん・・・。と頷きながら、何がいけなかったのか必死に考えたが、分からない。

ほら、貸して。

と言われ、包丁を渡す。

すると伯母は、きゅうりを斜め薄切りにし始める。

それらを細く切ると、どの一切れにも、皮が残る。

こうすると、食べた時、しゃきしゃきして美味しいのよ。

成程ー。

私は誰に教わった訳でもないが、一切れの長さを先に決め、きゅうりを4等分にしてから薄く切っていた。

そうすると、真ん中の部分が、ふにょふにょベチャりとなる。

その時は、いいこと教わったというよりも、「あなたのお母さんは、そんなことも教えないのかしら。」と言われたようで、母に申し訳ないような、逆に恨みたいような複雑な心境だった。

しかし、伯母の言葉はきついが、悪意はないことは分かっている。

いつも、私達のことを思って言ってくれているのだ。

以降、千切りというと、野菜の種類に関係なく、伯母方式で切るようにしてきた。

切る度、伯母を思い出しながら。

それを人様から褒められ、心の中で改めて伯母に感謝した。

全てが終わって、「御苦労さま!」ということで、お茶やお菓子が用意されていた。

席について、賑やかにおしゃべりが始まる。

いつも思うのだが、先輩達は、面白い。

聞いていると、見習いたいことや、新しい発見が必ずある。

一人隅っこで聞いていると、周りの方々が気遣って、私の前にお菓子の山を築いてくれる。

それを頂きながら、「私もいつか、ああいう風になれるかな?」と考える。

オープンマインドで交わされる、あったかい会話の嵐。

いつか、加わりたいなと、憧れる。

楽しくて、胸が一杯になりながら、家に帰る。

お腹をすかせて待ち構えていた家族から、お昼のメニューをリクエストされ、作り始める。

お菓子を少しつまんだだけだが、気づいたら、お腹が空いていない。

「私は、お茶とお菓子ご馳走になってきたから、あなた達だけで食べてね。」

と、テーブルから離れる。

気持ちだけで、お腹もいっぱいになった、半日だった。

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ようこそ! エリザベス

「銀魂」のイケメン軍団の一人であり、不思議ちゃんでもある桂さんの、最愛の人。

彼女(?)のトランプが、ポストに入っていた。

家族全員分の名前で出した懸賞なのだが、私の名前でエリザベスちゃんをゲット。

早速開封。

オバQのようなエリザベスちゃん型のトランプは、なんと紙ではなく、プラスチック製だ。

裏返すと、クラブのエース。

「俺は!」

「自分の肉体が滅ぶまで!」

「背筋のばして 生きてくだけよっ!!」

と、銀さんが頑張っている。

おぉ。

これでは、もったいなくて、使えないではないか。

今度は定春の実物大ぬいぐるみを、熱烈リクエストしたい。

山崎さんの、バドミントン姿のポスターも、欲しい!

あと、「銀魂」のキャラに「ディーグレイマン」のコスプレ、させてもらいたいな!

神田役は、もちろん桂さんねっ!

と、浮かれ過ぎて、壊れてしまった。

週刊少年ジャンプは毎週、家族全員で回し読みしている。

ちょっと置いておくと取られてしまうので、読み終わるまで、決して離さない。

私は自分のお気に入りしか読まないから速いのだが、全部に目を通す家族が先に取ってしまうと、発売日に読むことは、諦めなくてはならない。

発売日の翌日、火曜の朝は、別の家族がトイレに持ち込んで、朝のひと時ジャンプタイム。

熱中して毎度遅刻するので、仕方なく私が時報係になる。

あと、5分だよー!

と叫ぶと、トイレの中から、「ガタガタ」と慌てる音がして、家族が飛び出してくる。

という熾烈な状況なので、チャンスを逃すと、その週の分を読み損なうこともある。

あれ?話が繋がらないな。

と思うと、トイレに行く。

積み重なったジャンプの山から、先週号を見つけて、引っ張り出す。

あぁ、やっぱり読んでなかったんだ。

と、読み忘れていたのに気付くという次第だ。

お風呂に持ち込む家族もいるので、全員が読み終わったジャンプは、かなりくたびれた感じになる。

世界中で愛読されている、超人気作品がひしめく「週刊少年ジャンプ」。

漫画家の先生方も、その作品の主人公のように、日々バトルなんだと、「バクマン」を読んで知る。

毎週、毎週、面白い作品を発表し続ける。

何年も、何年も。

すごい、才能だなーーっ!!

と、心の底から感服する。

日本の、誇りだよね!

と、改めて思う。

皆さまお体を大切にされて、末長くご活躍なさって下さい。

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背 中 で 語 る

セミ時雨れが、始まった。

今年は、近距離なので、響くこと響くこと・・・。

超音波が、全ての空間を支配して、一瞬何も考えられなくなる。

目の前の空き地に自然に生えてきた木が年々大きくなり、立派な大木に。

春からは、毎日そこに鶯が来て、美声を聞かせてくれる。

いや~、極楽極楽。

などとうっとりしていたら、セミ君達も来てくれるようになって、そうも言っていられなくなった。

大合唱が始まると、テレビの音も聞えない程なのだ。

たまに庭の木までやってきて、「どうだっ!」とばかりに鳴き始めるチャレンジャーもいる。

うん、うん、いい音だね。

分かったから、もうそろそろ仲間の所に戻ったら?

と提案するために網戸を開けると、ピタリと止めてババッと飛んでいく。

お隣に回覧板を持っていくと、ドアの前に何かが。

よく見ると、7cmほどのカマキリの後姿。

両方のカマをすり合わせているように見えたので覗くと、お食事の最中だった。

こんなところで食べてて、大丈夫?と心配になる。

もう少しで私、踏むところだったよ。と声をかけた。

が、夢中なのか、振り向きもせずにもぐもぐしている。

夜、窓ガラスに、「ビタン!」と何かがぶつかった。

見ると、白いお腹が、密着している。

アマガエルの、ダニエルだ。

ふくよかなボディから、いい暮らしをしているのが分かる。

なんか、いいもの見つけたらしい。よかったね。

庭に生ごみを埋めに行くと、土の上にツヤツヤしたものが。

ん?

よく見ると、クワガタだ。

昼間っから、こんなところで何してるの?と、しゃがみ込む。

成程。

土から飛び出したメロンの皮に、ささっている。

美味しいだろうねぇ。なんてったって、山形のメロンだもん。

おじちゃん、ご馳走様。

人間だけじゃなく、クワガタくんにも大好評だよ。

玄関を出ると、顔にフワリと何かがかかる。

これ、誰の糸?

見まわすと、足を広げると10cmにはなりそうな、クモが巣作りの真っ最中。

おぉ!クモ吉!久しぶりだねぇ。

毎年夏になると、我が家の玄関に定住するのだが、ここ2年ほど見かけず、寂しい思いをしていたのだ。

ごめん、ごめん。

久しぶりに来てくれたのに、せっかくの土台を、顔でゴールして切っちゃった。

しかし、忙しそうな後姿は、止まることなく仕事をしている。

あ、さっきまであったジャンボ足長の死骸がなくなってる。

食べてしまったのか、新居を構えるために退かしたのか。

みんな、元気で一生懸命。

人間も見習わなきゃ、と、たれぱんだな毎日を反省した。

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赤と白のストライプ

が、大小入り混じって、泳いでる。

一時、アダムとイヴ状態にまで減ってしまったビーシュリンプちゃんたちが、盛り返してきた。

今年から設置した水槽用のクーラーが、今大活躍。

何時間かおきに、「ブォ~ン・・・」と運転を始める。

水温計をチェックすると、ちゃんと設定温度で安定している。

そのお陰もあり、この頃は次々と抱卵し、生まれている。

もっと早く、つけてあげれば良かったと、家族と反省しきりだ。

エビの師匠に、「黒白が生まれたら、ちょうだい」と言われているが、今のところ全部、楳図かずお邸と同じく、目出度い赤白だ。

生まれた時期によって、様々な大きさ。

極小の赤ちゃんだとて、立派にしましましている。

打って変わって賑やかになってきた今日この頃の水槽を、素通りすることは難しい。

しょっちゅう立ち止まっては、顔を近づける。

「またあいつ、こっち見てるよ」

「でも、あいつが来ると、たまに食べ物落ちてくるよね」

「あぁ、そういえば、そうね」

と、気づいてもらえたら、こっちのもの。

私が来るだけで、エビちゃん達が歓迎して、寄ってくる。

というのを期待してるのに、未だそうならず、残念でならない。

エビちゃん達は、人間があげるエサなどなくても、水槽や水草の表面を忙しげにこそげて何かを食べている。

たまに底土から抜けてしまった水草を戻そうと、土を動かすと、汚れがモワッと出てきて、たちまち水が茶色く濁る。

あぁ、水質が・・・と最初大いに焦った。

ところが以外にも、エビちゃん達には大歓迎された。

下から出てきた汚れ(?)に群がって、夢中でもぐもぐしている。

おぉ!よかったぁ。

家族に叱られずに済むわい。

以来、伸びすぎた水草をチョキチョキしたり、ちょっとレイアウトを変えたりして、こっそり遊んでいる。

最近では、水槽に手を入れるのを、躊躇しなくなった。

むしろ楽しくて、積極的に突っ込んでいる。

きゃぁ!

いやぁん!!

と、エビちゃん達に逃げられまくるのは、寂しいが。

エビの師匠から分けてもらった、タニシくんたちも、気づいたらすごい勢いで増えている。

この勢いは、繁殖というより、もはやコピー。

自分で自分を好きなだけつくれるのに違いない。と思っていた。

しかし、雌雄同体ではないと聞き、びっくり。

先日ふと、師匠の水槽を見て、目玉が飛び出る。

ピンポン玉に近い大きさのタニシが、いたのだ。

あ、あんなに大きくなるのっ?!

この勢いに、成長ぶり。

このままいくと、どちらが主人公なのか、分からなくなりそうだ。

がんばれ!エビちゃん!

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点が 線に

お伊勢参りの準備に、ガイドブックを選んだ。

伊勢神宮の正式な参拝の仕方や、作法が詳しく載っている、正に欲しかった情報満載で、嬉しくなる。

更に詳しい地図も欲しいと、本屋さんに出かけた。

全部を見比べた訳ではないが、JAFの地図が見やすいと感じる。

そういえば、走りやすいルートなんかの情報もあるのかな?

JAFのHPに、いってみる。

お勧めのドライブコースなどがいくつかあるが、どれも「周遊」の範囲で、遠距離ドライブはなかった。

大分前に、JAFの会員サービスとして、行き先を指定すると、お勧めコースや周辺情報を送ってもらえるというのを見聞きした覚えがある。

利用しようかとも思ったが、時間的な余裕がない。

ま、何とかなるでしょ。

と開き直っていたが、「高速日和」http://kousokubiyori.jp/index.htmlのことを知った。

このサイトの「ドライブコンパス」で出着インターチェンジと、車種、日付、出発時間を指定して検索すると、数種のルートと、ETCを利用した場合の料金に、所要時間までがパッと出てくる。

おぉ!便利だ~!!

途中の休憩所の情報もあり、至れり尽くせりだ。

有難や~。

これで、行き帰りはバッチリだ。

あとは、お伊勢さんで失礼のないように気をつければ、よい。

そして、家にあった「スピリチュアル・サンクチュアリ 江原啓之神紀行」を開く。

そこには、江原さんお勧めのパワースポットの情報と、各地の「カラー」が詳しく書かれている。

伊勢のページには、「自分の利益だけを願わない、気高い心で訪れるべき土地。」とのアドバイスが。

ほほー。

煩悩がぎっしり詰まった凡夫には、大変厳しいお言葉だ。

う~む。

私、行っても大丈夫かな?と、心配になる。

「影御前」に出ていたが、一の鳥居と二の鳥居の間は、クリーンルームらしい。

聖域に足を踏み入れる人を、その場に相応しいように浄化するような空間とのこと。

普段感じない人でも、そこを通ると、空気が変わるのを感知できるぐらい、伊勢神宮は清浄な地らしいのだ。

ばっちぃから、あなたは入っちゃダメ。

などと、私だけはじき飛ばされたりして・・・・。

とにかく、日本の、世界のためになるようなお願いを用意して行かねば。と、焦る。

それにしてもと、ご本の江原さんを、しげしげと見つめる。

最近の「オーラの泉」などで拝見するお姿と、ご本の取材をなさった頃の江原さんは、まるで別人のようだ。

スリムでかっこよく、各地の神域に、厳かに佇んでいる。

チョイワルの色気さえ漂っているのだ。

ご覧になりたい方は、ご参考に。

江原啓之神紀行(5)

視えないけど、私の後ろ、お伊勢参りの団体さんになってるかな?

と、わくわくしながら、出発日を待っている。

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スィート フィフティー ダイヤモンド

明日は、日食。

日本の陸地で見れられるのは、46年ぶりだという。

これを逃すと、今度は26年後かー。

その頃いくつかな?と、足し算する。

平均寿命には届かず、何事もなかったら、見れる可能性も充分あるんだ~。

と思ったら、今回、何が何でもという気持ちが、みるみるしぼんでいった。

といっても、「日食グラス」なるものを買うか、買うまいかだけのことなのだが。

そう言えば、部分日食なら、アルバイトをしていた頃見たことがある。

というのを、思い出した。

伝票を挟むバインダーの、濃い緑色のプラスチック板を通して、端が欠けている太陽を覗いたっけ。

今回は皆既とのことで、7割程しか欠けない東京方面でも、「曇り」とう天気予報を加味すると、場合によっては車のライトを点灯する必要があるほど、暗くなるかもしれないとのこと。

そうかー。

ちゃんと見なくても、太陽が隠れていると、実感できるのね。

なら、テレビやネットの中継で見れれば、いいや。

などと、ものぐさが益々勝ってくる。

そんな私から見ると、「ツアー」などに参加し、南の島に向かう方々はすごい!の一言だ。

そして、更に驚きの方々の存在も、今朝のワイドショーで知る。

「日食バスター」の人達だ。

世界的には、皆既日食は、年1度程起きているという。

それを見に、地球のどこへでも出かける人が、日本にも推定2~300人いらっしゃるという。

ほぉーー!

バスターの中には、何と90代の男性もおられるという。

皆既日食となると、北極へも本気で行く気だ。

すごいなーー!の一言だ。

これだけ愛する日食なのだが、バッチリ観れる率は、お天気など条件が揃わず、そう高くないらしい。

それはなんとも、残念なことだ。

バスターの方によると、日食を直に見ると、人生観が変わる程感銘を受けるという。

さも、ありなん。

よく目にする満月でも、人は感動する生き物なのだ。

ましてや、昼間の太陽が場所によっては全て隠れ、、美しいコロナも期待できる「今世紀最大」と称される皆既日食なのだから、なおさらだろう。

明日は、皆さまの期待に応えるべく、日食日和でありますようにと、ここ富里から祈りつつ、ものぐさ観察しよう。

直にご覧になる方はくれぐれも、信頼のおけるきちんとしたもので目を防護して、世紀の天体ショーをお楽しみになられますよう。

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旬のおんな

映画「ごくせん」を観てきた。

面白かった。

半ばお付き合いで出かけたが、やんくみの啖呵が心地よく、じ~んとしたり、スカッとしたり。

夢中になっているうちに、終わってしまった。

見に行って、本当に良かったと思う。

それにしても、これで仲間由紀恵さんが、「卒業」とは、とても寂しい。

2代目は、上戸彩ちゃんと聞くが、それが本当なら、大分違ったヒロインになりそうだ。

映画館の大スクリーンで仲間由紀恵さんを見るのは、「大奥」以来だ。

相変わらずお美しいが、魅力はお姿だけではない。

そのお声もだ。

澄んで落ち着いた中に、艶やかな色気が混在しており、聞いていてが気持ちいい。

こんな姐さんになら、何を言われても「へい!」と頭が下がりそうだし、どこまででもついていきたくなる。

しかし同時に、やんちゃな男子高校生よりも元気溌剌な教師役は、そろそろ卒業かな、という落ち着きも垣間見える。

映画が面白かったので、もっともっと見ていたい気もしたが、ここはグッとこらえて、お見送り。

日本の旬の女を代表して、更なる魅力を見せて欲しいと、心から応援している。

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はるは あけぼの

二胡のレッスンが、益々楽しくなってきた。

それまでは、緊張する場面が多く、時間が経つほど集中力が途切れがちだった。

それもこれも、自分の進歩のさなが招いたもの。

先生による個人チェックで、人一倍注意されていたからだ。

よって、レッスン室の時計の進みが、遅いこと遅いこと。

あと、10分の辛抱だ・・・。

と、いつも心の中で自分を励ましつつの、練習だった。

が、気づくと最近は、「あれ、もうこんな時間!」と、思いがけず時間が過ぎている。

先生が私のところで足を止める時間も減り、私自身、のびのびと弾いている。

あれれ?どうしたんだろう?

特に上達したという実感もなし。

その疑問を見透かしたように、ある日レッスンが終了に近づいたときに、先生がおっしゃった。

皆さんも、ひと山越えましたね。

最初にぶつかる、一番大変なところは通り過ぎたようです。

これからも難しいことが出てきますし、かなり練習しなければなりませんが、この調子でやっていけば上達できますよ。

おぉ!

嬉しや!

思えば先生は、いつも絶妙なタイミングでアドバイスしてくださる。

ちょっとした弓の角度や、力の入れ具合など、やっているうちに知らず知らず自己流になりがちなところを、全体の様子を見、全員に必要になったとき、それぞれにとって大切な気づきになるような助言をくださる。

そして、自分が今どの地点まできているのかも、さりげなく教えてくれるので、やる気にもつながる。

さすがプロ!と、その都度先生への尊敬の念が増す。

これが、DVDや通信の講座にはない、なによりの利点だ。

励まし合う仲間もいるし、今の私には二胡教室はとても大切な時間になっている。

性別も年代も様々な仲間が集まって、お互いにいい刺激になる。

思い切って始めて、よかったなぁと、改めて思う。

二胡の素晴らしさを教えてくれた、春恵(チュネ)さんに、謝謝!

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スイカをかじる男の子

富里にお住まいのイラストレーター、不二本蒼生さんの美術展に行ってきた。

場所は、富里公民館の、1階ロビー。

この美術展のために描いて下さった作品は、どれもかわゆい猫のイラスト。

この可愛さを広報誌で見て気に入り、足を運んだ。

が、入ってびっくり。

ホラー、エロティックと、思い描いていたのと全く違う雰囲気の作品が、いっぱいだ。

と思ったら、富里の広報誌で見たことのある、ポップ調の優しいイラストを見つけ、「これも不二本さんの作品だったのね」と、ガラリと違う画風に驚く。

不二本さんご本人もいらしていて、ファンと思しき方と談笑しておられた。

ホラー小説の表紙などを、数々手掛けておられるようで、本屋さんで目にしたことのある作品もたくさんあり、見ごたえがあった。

中でも気に入ったのは、墨絵の作品群だ。

ほとんどが鮮やかな絵の具などで書かれている中、白と黒、グレーの世界は、私には更に魅力的に見えた。

愛用なさっているお道具も展示されていて、じっくり見せて頂く。

中でも、扇のように開いた筆が面白かった。

最近はコンピューターをお使いになることが多く、「下絵」が存在しないなどとお話しされていたのが、耳に入ってきた。

ほほー。成程。

数種の絵葉書は「ご自由にお持ちください」と、太っ腹なご厚意。

来れなかった家族が好みそうなものを選んで、頂いてきた。

プロの作品を間近で拝見出来て、楽しかった。

富里にお住まいとのことで、何かと市政にもご協力して下さっているらしく、感謝感激だ。

7月23日(木)まで開催されており、無料で入れる。

日曜、祝日は公民館がお休みなので、見れないが、お近くに来られたら、ぜひ見学していってください。

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個 人 授 業

「遥かなる時空の中で 夢浮橋 スペシャル」エンディングの、1/3を見た。

「遥か3」のキャラ全員を、攻略したということだ。

プレイ後の感想にもあった、「あっさりして、期待はずれだった」とうご意見は、分からなくもない。

が、これは、志を達成するために進む道の途中でみた、「夢」なのだ。

ということを考えると、夢の世界から帰還し、「さぁ、現実で頑張るぞっ!」につながる、いい「目覚め」だと思う。

「遥か3」をプレイしてから何年も経つが、「あんなこと」や「こんなこと」がどんどん蘇ってきて、これから先、彼らに訪れる運命が分かるだけに、ちょっと切ない気持にもなった。

また「3」を、やり直したい気持にもなりかけたが、あの面倒な「運命上書きシステム」を思うと、「やっぱいいや」となってしまう。

でも、それだけに手に入る運命は、極上のものだけど。

一区切りがついて、今度は、「1」にしようか、「2」にしようか、楽しく迷っているところだ。

2次元のイケメンだけでなく、現実のイケメンを見に行こうと誘われ、お受けした。

「ごくせん」の映画を、見に行くことになったのだ。

予告を見るだけで、まるで「イケメンカタログ」のようだと、驚く。

今をときめくとされる超人気者が、いっぱい出てくるではないか。

一時家族がドラマを見ていたが、その頃不思議に思っていることがある。

ありがちなロマンスが、ないことだ。

漫画家の小林よしのり氏が、「絶世の美女」と称する、仲間由紀恵さん演じる「ヤンクミ」に、惚れる生徒さんが出ないことは、絶対におかしい。

と、家族に言うと、「ドラマが台無しになるから、それでいいんだ」と叱られた。

すいません。

美人教師と、イケメン生徒のイケナイ恋って、「ごくせん」のカラーから全く外れてますね。はい。

ゲームで頭がネオロマンスになっているので、ご勘弁を。

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緑  の  指

ヘナも3回目。

慣れたもんだと、気楽に準備する。

頭を包むラップを「ビーッ」を長めに引き出して、カット。

お湯を沸かし、容器に入れたヘナに注ぎ、割りばしでコネコネ。

マヨネーズ状になるまでお湯を足しながら続ける。

よし、このくらいでいいだろう。

鏡の前に立ち、手に取ったヘナを地肌に置いていく。

全体に置いたら、手で押さえたり揉んだりして、髪にもまんべんなくいき渡らせる。

先ほどのラップをギュッときつく頭に巻きつけ、ドライヤーで温め、更にタオルで包む。

タイマーを30分にセットし、パソコンに向かう。

ん?

キーボードの上の指が、変だ。

ありゃ!

そう言えば、手袋をするのを忘れていた。

慣れが、油断につながってしまった。

掌全体が暗緑色で、指先に行くほど、濃くなっている。

うーむ。

しょっちゅう水につかる部分だし、そのうち落ちるでしょ。

こういうとき、天然素材で、人体に無害とされているヘナだと、たいして心配せずに済むのが有難い。

タイマーが鳴った。

よし、ヘナを落とすぞ。

洗面台に向かう。

手を見て、おやと思う。

さっきまで緑だったのが、オレンジになっている。

おぉ!これが髪でも起きているんだ~。

期せずして染めてしまった指が、ヘナの効果をまざまざと見せてくれた。

スッキリとしたところで、母のところへ遊びに行く。

「さっき、染髪してきたばかり。」

と話すと、「あんた、白髪あるの?!」と驚かれてしまった。

ヘナがすごいのか、母が迂闊なのか。

「前に一度、試しにやってあげたでしょ。あれ。」

「へぇ~。」と感心しつつ、人の頭を、まじまじと見る母。

高校時代の友人たちと、久しぶりに会食した。

家に帰ってきて、メールが届く。

「さっき、ヘナのこと聞き忘れたの。詳しく教えて。」

自分が使っている銘柄と、購入先を書いて、折り返し返信した。

「ありがとう!早速買って、挑戦してみるね。」

道でバッタリ、知人に出くわす。

「変わらないねー。」と、言われ、次に「白髪もないし」と続く。

「あるよー。」と返し、「ヘナしてるの。」と、カミングアウト。

「えっ!わたしも!」

「おぉ!ヘナ仲間、みっけ。」

ヘナの効果と同じく、ジワジワ広がっているのを実感する、今日この頃だ。

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こんなん でましたけどぉ

アットニフティのHPの星占いは、よく当たる。

「体の疲れから、家族にきつく当たってしまいそう。」

ドキッ!

そうか、疲れてるからイライラしてるのか・・・。

家族に、悪いことしたなぁ。

と、気づかされる。

「今日の失敗の原因は、この頃の寝不足のせい。」

な、なんとっ!

何で夜更かししてること、知ってるの?!

毎日必ずチェックしている訳ではない。

気付いたときに、その都度見る。

すると、何故かズバリと本質を突かれた気がすることが、書いてあるのだ。

この頃では、思いだしたら、夜に一日を振り返るつもりで見る。

そして、その一言に照らして、自分の行いを反省する。

先に見て、失敗しないように先手を打つというのが、占いの利用の仕方だと思っていた。

今の私は、当たっているかいないかを確かめるような使い方で申し訳ないが、この頃は「お言葉をいただく」という感覚で読んでいる。

お伊勢参りの計画が、いよいよ具体化してきた。

天照大神のおわす聖地に、もうすぐ行けると思うと、すごく緊張する。

「家の中を片付けなければ」と、焦る気持ちも出てきた。

何もかもお見通しの神様の前に立った時、「まぁ、こんなに汚して」と呆れられるのは恥ずかしい。

そして、もし旅先で何かあって帰ることが出来なくなったときに、人様の手を煩わせることになるかもしれない。

飛ぶ鳥跡を濁さず。

で、人生を締めくくりたいと思っている。

自分が旅行嫌いなのは、こういう心配を、つい、してしまうからというのもあろう。

家を離れるのはすごく嫌だが、今回は特別だ。

家の整理と、旅支度。

梅雨も明け、益々暑い日々。

2本立ての労働に、めげそうになりながら、今日も汗を流す。

普段からもっと、整理してれば、こんな苦労せずに・・・・。

気づけばスッキリして、自分でも気持ちのいい家になりつつある。

ハッ!

行く前から、ご利益いただいちゃった!

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油なしのイタリア

産直野菜ボックスの中身が、夏野菜中心になってきた。

なす、きゅうり、ピーマン、とうもろこし・・・。

ただ、一番たくさん食べたいトマトは、そんなに数がない。

よって不足分は、なのはな生協で箱買いしたり、近所の産直ショップで購入する。

今年初めて、ゴーヤが入っていた。

一本だと、チャンプルーには足りない。

どうやって食べようかな?

お漬物の本を見ていたら、ゴーヤを使ったものもある。

レシピを見ると、ゴーヤ1本、玉ネギ1個で実にシンプル。

おぉ、これにしよう!

実際に作ってみると、「これで出来上がりなの?」と心配になる程、手順も少ない。

が、白と緑の爽やかな色どり。

口に入れると、ゴーヤの苦みと、玉ねぎの辛みは、何処。

驚くことに、両者のいいところだけが見事に残って、すごくいいコンビになっている。

これ、どうやって作ったの?!と、家族が皆、興味を示す。

箸休めや、お酒のおつまみにもピッタリのヘルシーな一品が、すごく簡単に出来上がる。

以下、書かせていただいたので、どうぞお試しください。

「食べたい分だけ ちょこっと漬け物」より。

にがうりの塩漬けオニオン風味

材料 にがうり1本  塩小さじ1 新玉ねぎ1個

にがうりの両端を切り落とし縦半分に切り、種とわたをスプーンでかき取る。

厚さ3~4㎜の小口切りにする。

上記を沸騰した湯で、10秒ほどゆで、冷水に取り冷まし、水けを絞る。

塩を振ってかき混ぜ、軽めの重しをして、約1時間おく。

再度水けを絞り、縦に薄切りした新玉ねぎと混ぜる。

たったこれだけで、鮮やかなグリーンと、玉ねぎの白が折り重なって、食欲が刺激される一品が出来上がる。

お勧めだ。

こちらも加わったら、テーブルの上がイタリアの国旗になる。

作り置きが出来るので、パーティーにも。

「小林カツ代の野菜のおかず大集合」より。

トマトのスイートサラダ

トマト3~4個 玉ねぎ1/4個

甘酢材料 酢大さじ1 砂糖大さじ1/2 塩小さじ1/2

トマトを湯むきし、2つに切ってから1cmくらいの厚さに半月切りする。

玉ねぎは繊維に沿って縦に薄切りにする。

甘酢の材料を、ボールでよく混ぜ、トマトと玉ねぎを入れてよく和える。

冷蔵庫で、キンキンに冷やして食べる。

そんなに待てないという方は、トマトと玉ねぎを器に盛ったら、甘酢を上からかけるだけでもOK。

見てきれい、食べてすっきりの夏にピッタリのサラダ。

我が家ではしょっちゅう作って、大量に食べている。

たくさん作って余っても、冷蔵庫に入れておけば、次の日にも食べれるので、いつも倍量で仕込むようにしている。

お勧めだ。

 

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お口 あ~~ん

テレビのチャンネルを、都議選選挙速報にしておいたら、いつの間にか終わって、音楽番組になっていた。

ゲストに、東方神起さん達がいた。

ミニトークのコーナーで、初めてお一人お一人を拝見する。

ほー。

礼儀正しい、お兄さん達だなー。と、感心する。

が、申し訳ないが、カリスマ的なオーラは感じ取れなかった。

ところが、ステージになったら、ガラリと印象が変わる。

スモークとライトに浮かびあがるシルエットは、すごく心地よく、カッコいい。

なんでだろう?

猛特訓したという日本語ながら、所々聞こえてくるたどたどしい部分が、かわいい。

きれいなハーモニーに、重なるお声。

でも、唄というより、見た目に惹かれる。

そうか!

安定感だ。と、思いつく。

5人全員の身長が、ほとんど同じ。

プロポーションも。

そして、立ち位置までもが等間隔で、なんか久しぶりに、じっくり唄を聞かせる青年グループを見れたと思った。

この頃の国内アイドルグループの構成は、幅広い嗜好を一グループでカバーしようと、詰め込み過ぎの感がある。

大中小入り乱れて、激しく踊り、声を絞り出して絶叫するイメージだ。

だからどのグループも、それそれの「カラー」が確立されず、皆同じように見えてしまう。

などと、見分けられないいい訳になってしまうかもしれないが。

「こち亀」で、派出所の部長さんが、両津さんからアイドルのレクチャーをされる回があったが、あまりの凄まじさに、目が回ってしまった。

この人、嵐の人?V6だっけ?

と何度聞いても覚えられず、家族からひんしゅくをかっている自分と重なって、とても人ごととは思えなかった。

もし自分が男性アイドルグループをプロデュースするなら、知的でクールなお兄さん達を集めてみたい。

切ない系のラブソングを唄わせて、露出しすぎないように、極力気をつける。

もちろん、歌唱力抜群が、大前提だ。

唄い出したらジャイアンだったなどというのでは、どんなにイケメンでも、台無しだ。

女の子グループは、パフュームがいるから、満足。

ピノのCMは、彼女たちの魅力を際立たせている。

全てのカットが美しく、何度も見たくなる絶品の作品だと思う。

すごいなぁと、見る度感心する。

東方神起さんたちとのトークでは、思っていたよりも天然で驚いたが、かわゆいから、いいのだ。

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雨降って地固まれ

下は、膝に穴が開いたジーパン。

上は、家族のお古のウィンドブレーカー。

手には、皮手袋。

厚手の靴下に、サボ。

これが、庭に長時間いるときの、装備だ。

膝の穴から、蚊が入らないかと心配になりながらの作業だが、意外なことに入られたことがない。

知人が印旛沼によく釣りに行くのだが、長靴の中にまで入って刺すと、ぼやいていたのに。

やや奥ゆかしい我が家の庭の蚊は、今日も元気に飛んでくる。

枝が伸び放題で、日当たりが悪くなってしまったコーナーの枝を、フィスカースのハサミでバサリバサリと落とす。

ちょっとは、遠慮しろ!とばかりに、落ちてきた枝がおでこに命中する。

バラの枝でなくて、よかった~。

気付くと、取り巻きのごとく、やぶ蚊がたかっている。

知らんふりしてもいいのだが、ここで少し数を減らしておこうかなと、ハサミを置く。

パン!パン!

一匹に命中してヒョロヒョロと落下していく。

すると、それを見て動揺するのか、他の数匹が一瞬退く。

が、探るようにまた群がってくる。

パン、パパン!

と、こちらがやる気を見せると、「覚えてなさいよっ!」とばかりに、一匹もいなくなる。

すごいなー。と感心する。

一見血に飢えた亡者のようでいて、ちゃんと、相手の出方を見ている。

みんなメスだろうから、「冷静なアマゾネス」と呼ぶことにした。

だいぶすっきりした庭を見渡して、ふぅーと息をつく。

あとは、あそこか・・・・。

不在がちな、お隣との境だ。

お庭のお手入れにご興味がないらしく、いつも自然のままだ。

たまにご家族総出で草刈りをしてると思ったら、程なくお客様がいらして、納得。

大分伸びた、キリン草が集団でフェンスを突き抜け、我が家の庭にせり出しているので、日当たりも風通しも、かなり遮られている。

発作的に始めたので、お隣に許可をもらおうにも、あいにくお留守だ。

でも、「草、刈らしてもらっていいですか?」とわざわざ断ると、かえって嫌味かな?

悶々と考え始める。

ふと、法律相談で見た、事例を思い出す。

境界を越えて伸びてきた枝を勝手に切ったら、器物損壊になる。

が、地面の下から根が入り込んできたものは、切っても構わない。

むむ・・・。

でもこれ、木じゃないよね。

しかも、わざわざ植えたのじゃなく、雑草だよね。

試しに、一本掴んで、引っ張ってみる。

地面が乾いているからか、それほど抵抗もなく、スコッと抜けた。

あら。

気持ち、いい・・・!

私の背丈よりも大きく、しっかりした太い草だ。

雑草取りの達成感と、爽快感が、刺激されてしまった。

こうなったら、止まらない。

次々と引っこ抜く。

ハッと我に返って、お隣の庭を見る。

すると、他の雑草に覆われているので、「抜いた」跡が全く見えない。

ふむ。

という訳で、思う存分片付けさせてもらった。

あとは、雨が降ってくれれば、完璧にわからなくなるぞ。

ここは、雨女の実力の見せどころ。

ということで、そろそろ一雨お願いします。

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いのち を いただく

スイカが冷蔵庫を占拠していたが、ほとんどを私のお腹に収めた。

それを待っていたかのように、山形の親戚からサクランボが届く。

今年の佐藤錦も、たまらない美味しさで、食べ出すと、止まらない。

あっという間に食べ尽くした。

そして、メロン。

なのはな生協で買ったメロンが、今年も信じられないほど甘い。

スプーンですくい、たっぷりしみだすお汁ごと、口に運ぶ。

これ、果汁じゃないよ!

ハチミツだよっ!という位、濃厚だった。

同じくなのはな生協で、毎年箱買いする、桃。

水密糖とはよく言ったものだと、感動する美味しさ。

皮も、つぴーっと、きれいに手で剥ける気持ちよさ。

赤ちゃんのお尻のような果実に、かぶりつく。

ダラダラとつゆを垂らしながら、「私今、野性動物」と酔いながら、美味堪能。

それがなくなる前に、今度は山形のメロンが次々届く。

あー、幸せぇ~。

果物の合間に、母からもらった100%果汁のジュースを、ごくごく。

・・・・。

体重が、増えた。

果物は冷やすので、あまり食べ過ぎてはいけないと、マクロでは言われている。

確かにこの頃、だるくて、寝ても寝ても眠い。

体に、余分な水分がたまって、全体の働きが「ぼんやり」している感じだ。

デザートに果物をたっぷり食べたいから、食事を控えめにしようっと。

などとしているものだから、お通じも貧弱になっている。

これでは、いかん。

いつもの食生活に、戻らねば。

暑いから、コーヒーいっぱい飲んでもいいよね。

などといって、ショウガ紅茶をさぼっていたのを、復活させねば。

と、決意したら、ピンポーン。

また、山形からメロンが届く。

しかたないな~。

美味しいうちに食べないと、送ってくれた親戚にもメロンにも、申し訳ないもんね!

と、言葉とは裏腹に、自然に目じりが下がる。

あっ、おじちゃん~?

メロンありがとうー!!

今年もすっごく美味しいね~~!!

ご馳走様~!

お礼の電話も、思わず猫撫で声になる。

家族が外から、電話をしてきた。

「今日、お肉届いたから、夜すき焼きにしてね。」

家族の知人がいつもまとめ買いしてくれる、脂がたっぷりさしている、上等の牛肉だ。

オセロの中島さんは、ホテル住まい中、「すき煮」を食べ続けて太ったと、タモリさんに話していたっけ。

・・・・・・・・・。

「有る」ときには、有難く食べさせてもらおう。

そう決意し、いそいそとすき焼きの準備を始めた。

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ええじゃないか

「ほんとにあった怖い話」に掲載されている、小林薫さんの「影御前シリーズ」が、コミックスになったので、買った。

「影御前」とは、小林さんご本人を守護している霊のこと。

小林さんの友人であり、お仕事の助っ人でもある女性には、烏帽子に水干姿の女性に見えるので、「御前」とお呼びになっているらしい。

影御前

その女性は、御前とお話も出来る。

小林さんご本人に直接伝わらないので、ときには御前からの伝言を代わって伝えたりしてくれる。

お名前を、桐生仁美さんという。

「ほん怖」に掲載されて、読んだ作品ばかりだが、特に面白かった「お伊勢参り」のお話が、もう一度読みたくて、コミックスを買った。

「視える人」が一緒だと、パワースポットが、人一倍深く楽しめそうだ。

イケメンの、風の神様が、お守りを下さったり、待ち合わせの約束をしてくださったり。

その親切さ、爽やかさは、まさしく「アンジェリーク」の風の守護聖ランディ様のよう。

すごく、羨ましい。

読んで、本気でお伊勢参りに行きたくなってしまい、今計画中だ。

旅行大嫌いの私だが、小林さんご一行が、一泊二日の日程だったので、トライする気になった。

その方面には鈍感なので、イケメンの神様には会えないだろうが、古くから日本人が「一生に一度は」と願った彼の地に、行けるうちに行きたいと思う。

この作品の中で「ほー!」と思ったのは、後ろの方たちのことだ。

「お伊勢参り」と決まったら、御前始め、背後の方たちが、友人知人に声を掛け、団体さんになっていたとのこと。

しかも皆、ルンルン、スキップ状態だというのだから、なんとも微笑ましい。

もちろん、普通の人には、女性の2人連れにしか見えないが。

肉体を持たず、霊体だけになったら、行きたいところに自由に行けるというイメージがあった。

ところがそうではなく、守護している人からあまり離れられないらしい。

ほほー。けっこう、不自由なのね。

ならば尚更、後ろの人達やご先祖様へのご恩返しに、ぜひ行かねばという気も強くなるのだ。

このような、目からうろこのおもしろ話が満載。

優しく、シンプルな画風で、「怖いの苦手。でも、不思議大好き!」という方に、お勧めしたい。

作品によっては、「うぎゃ!」と驚くシーンも、なくはないが、お伊勢参りのお話の、第七話「薫と仁美のええじゃないかツアー」なら、絶対大丈夫と保証したい。

このコミックス全体で一番怖いのは、笑顔が地顔で、普段「糸目」の桐生さんが、よくない霊に遭遇して、「カッ!」と目を見開くときだ。

その位、マイルドな一冊なのだ。

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座れば 牡丹      が 咲く

公共の場所で、待ち時間にソファに座り、お茶を頂きながら、ボーッとしていた。

ハッ!として、自分の足を見る。

精神的に、かなりリラックスしていたので、ボディの方も、存分に弛緩しているのでは。

膝、全開かも!

しかし、キチンと閉じている。

自分でも、意外だったが、人様にみっともない姿を晒さないでいて、ホッとした。

中学校の卒業式の練習の時のこと。

椅子に座っているときの姿勢を、細かく指示された。

深く腰掛けて、背筋を伸ばせ!

男子はぁー、両足を自然に開き、手は軽くこぶしをつくって、両膝に置くようにぃー!

女子は、両膝を揃えて、両手の指先を伸ばしぃ、軽く重ね合わせて、真ん中に置くんだぞぉー!

はい、はい。

命令に忠実なA型だ。

先生に言われた通り、早速姿勢を直す。

両膝を閉じて、手をそっと膝の上で重ねた。

が!いくらも経たないうちに、足がきつくなってきたのだ。

姿勢を維持しようとすると力が要り、プルプルしてくる。

当時、肥満児だった私。

全身の中でも、特に両太ももに、お肉がたっぷり集中していた。

よって座ると、椅子に押しつけられた脂肪がつぶされて、広がる。

両方の太ももがおしくらまんじゅうをするので、力を抜くと足が自然に開いてしまう。

なので、足を長時間閉じていようとすると、かなりな努力が必要なのだ。

周りの女の子達をみると、皆平然としている。

じゃまなお肉がないから、余裕なのだろう。

一人で、もぞもぞ、プルプルせざるを得ない私は、焦った。

壇上から今にも、「そこ!さっきから何してんだっ!」と叱責が飛んできそうだ。

こうなったらと、制服のスカートをグッと掴んで左右に引っ張り、プリーツを伸ばした。

そのまま両方の太ももの下に、スカートの生地を目一杯押し込んだので、ピンと張った状態に。

そうして、両足をスカートで包み込むことによって、閉じた状態をキープしててもらおうと思ったのだ。

しかし、太ももの反発は、ただ事ではなかった。

少しづつ、少しづつ広がってくる。

それをまた押し込んで、の繰り返しだ。

お陰で、練習が終わるころには、スカートはヨレヨレ。

寒い体育館なのに、じっとり汗ばみ、ぐったりと疲れてしまった。

どうしよう。

本番は、もっともっと、長時間。

超マンモス校だったので、同じような場面が、延々と続くのだ。

男の子に生まれれば、よかった・・・・。

中、高と同じような苦労をしたので、自分の足は「自然に開くもの」という感覚が染みついていた。

もちろん、足を組むなど、夢のまた夢。

見栄を張って無理に組もうとして、膝がおかしくなったという哀しい思い出もある。

という訳で、標準といわれる体形になって久しいのだが、ソファの上で、意識しなくても両膝がくっついていたのを見て、「痩せたなぁ」と心の底から実感した。

そういえば、いつも、パンタロンの内ももの生地が擦り切れて、穴が開いちゃってたんだよな。

夏、スカートでいると、こすれ合うももの部分が、赤くただれて痛くって。

よく、ガニ股で歩いてたっけな。

今思うと、それっていわゆる、「股ずれ」だよね。

芋づる式に浮かび上がってくる、太ももに関係する辛い過去。

どんよりと浸っていたら、何度も名前を呼ばれて、我に返る。

「はい」と返事をして、軽やかに立ち上がる。

太ってて、よかったなぁ~。

太っていないことの有難さが、誰よりも分かる気がするからだ。

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ともにてをとり 

遅ればせながら、「遥かなる時空の中で 夢浮橋」をやり始めた。

発売日の今年3月にゲットしようと思っていたら、ユーザーさんの評判が、驚くほどよくない。

が、よく読むと、プレイ後の感想というよりも、コーエーさんの販売戦略への不平がほとんどだ。

DSから、PS2への移植なので、DSでプレイ済みの方も多い。

同じソフトに、新要素を加えて別のハード用に移植することが繰り返されてきたので、「またか」という批判で一杯だ。

私は、大きな画面で美形キャラを堪能したいので、DSというだけで購入を止めていたので、今回の発売は、有難かったのだが。

ご意見の中に、「ベスト版になるまで待つ。」という書きこみがあった。

成程。

7千円近くするのだが、割とすぐに三分の一位のお値段で再発売するのも、コーエーさんの常套手段だ。

私も、待とうっと。

ということで、先日中古ソフトが、そのお値段まで下がっていたので、購入。

プレイし始めたところだ。

一言で言って、面白い。

30人前後の美男子がひしめいているので、ごちゃごちゃして、やたら忙しいのかも、と覚悟していた。

が、これまでのシリーズのように、日付指定の締め切りとか、勝手に次々起きてしまうストーリーイベントで、肝心の恋愛が思うように進まないということが、全くない。

戦闘もサクサクで、どんどん新密度が上がる。

二股、三股などぬるい。

なつかしの「アンジェリーク」で鍛えた十股が、楽々出来る。

ものぐさに拍車がかかってきているこの頃の私には、恋愛のことだけ考えていればいいラクラク感が、すごく懐かしくて嬉しい。

違う時代の神子に寄せる、八葉の熱い思いに、思わずジェラシー。

次はあなたの神子になるから、待っててねっ!

と、やる気が、泉のごとく湧きあがる毎日だ。

まだ、エンディングを一つも見ていないが、どれも楽しみだ。

コーエーさんのやり方に、いろいろ言いたいこともあるけれど、「遥か」シリーズはこれからも続けていって欲しい。

水野十子先生の超美麗キャラと、まだまだ遊びたいのだ。

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こっちをむいて

死角のお助け、カーブミラー。

毎日、あちこちでお世話になっている。

先日、カーブ君が頼りの、超難関プレイスに差しかかった時のこと。

いつもこちらを向いているカーブ君が、ふんっ!とスネてしまったかのように、そっぽを向いているので、ずっこけてしまった。

民家の塀ぎりぎりに寄せて設置してあるので、端に寄り過た車が引っかけたということは、起こりにくそうだ。

例えあったとしても、グルンと180度引っくり返るとは、考えづらい。

???

とにかく、このままでは危険だ。

カーブ君のボディについている手掛かりから、設置責任者さんに通報して、直してもらわねば。

見ると、「富里町」とある。

彼は、市になる前から、ここに立っているらしい。

その下にある番号を、必死に暗記する。

といっても、たった3桁なのだが。

家に着くまでに語呂合わせにして覚えておき、市役所に電話する。

受付のお姉さんが出た。

あの・・・、カーブミラーの件でお電話したのですが・・・。

間髪をいれず、「はい、担当は建設課になります。」と電話を回してくれた。

さすが、お姉さん。

事情を説明すると、大体の場所を聞かれる。

すぐに、あぁ、あそこね!と合点してもらえ、ホッとした。

差支えなかったらと前置きされ、名前や住所を聞かれたので、答える。

次の日通ったら、きちんと元に戻っていた。

しかも、カーブ君に向かって延びていた周りの木も刈り込んであって、ぐんと見やすくなっている。

おぉ!さすが!

と、感激した。

すぐに、お礼の電話をする。

あいにく担当者さんは不在だったので、伝言をお願いした。

電話を切ってから、そういえばと、気になっていたことを思い出す。

ヒビが入ってるカーブ君や、お子さんが的にしたのか、ボールが当たってへっこんだ跡のあるカーブ君も、いるんだよな・・・・。

汚れちゃって、所々しか見えないカーブ君も。

緊急性は低いものの、直してもらえたら、有難いな~。

が、もうちょっと経ってからにしよう。

「すぐやる課」並みのフットワークの建設課さんを、瑣末なことで引っ張り回しては申し訳ない。

なによりも、あの方々に、カーブミラーのクレーマーと、勘違いされたら、悲しいもの。

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英断  両断  言語道断

急に太い枝が枯れこんできてしまったバラの一鉢が、気になっていた。

ある日、水やりのために見ると、根元におがくずが。

やっぱり、入ってたか・・・。

ゴマダラカミキリの幼虫で、白い芋虫のよう。

てっぽう虫の呼び名がある。

バラなどの根元に産み付けられた卵がかえり、根から入り込んで、幹の中を内側から食害する。

枯れた枝を切ると、中が空洞になっしまっている。

今まで数株が、犠牲になった。

防護策として、根元にミカンネットなどを巻きつけておき、産卵させないようにしたり、成虫の足が絡んで飛べなくなっているところを補殺するなどがある。

しかし、ものぐさなので、何にもしないでいた。

期待して撒いた、虫が嫌がる成分が添加された炭は、コガネムシには有効のようだが、カミキリムシには効きめがないようだ。

根元に積もったおがくずをどけ、虫が潜んでいる穴を探すが、なかなか見つからない。

針金で木肌をひっかきながら、中が食べられ弱って、表皮の柔らかくなったところを剥がしていく。

すると、あるところで針金がスッと入っていく。

そこが虫が喰い進んだ跡だ。

入るところまで、針金を差し込んでみる。

長いと、20cmも続いているときがある。

針金が幼虫に刺さり、退治出来ることもあるというが、私は成功したことがない。

大好きなスパニッシュビューティーを、なんとか助けなければと、必死になった。

ノズル式の殺虫剤を穴の中に向けてたっぷり噴射したのに、退治出来なかったこともある。

うかうかしては、いられない。

家に引き返して、太枝剪定鋏を持ってくる。

それで、今年勢いよく伸びたシュートと、虫が入った古枝の境目に、深く刃を入れた。

すると、切った枝の根元に、虫の頭らしきものがくっついてきた。

どうやら剪定鋏は、にっくき虫の体も一緒に真っ二つにしたらしい。

残った切り株の根元の穴を針金でかき出すと、体が出てきた。

おぉー。初めて、てっぽう虫をバラが無事なうちに退治出来たぞっ!

念のために、穴に殺虫剤をたっぷり吹きかけた。

思えば、いつも同じ位置にある鉢が、被害にあう。

やはり、予防策を取らねばと、遅ればせながら思った。

ずっと気になっていたことに結果が出、しかもにっくき相手を退治できて、すっきりだ。

このように、私は目の敵にしているが、家族たちはカミキリムシ全般が大好きだ。

見つけると、大歓声を上げ、一緒に見たりしている。

体調3㎝程の赤いものや、茶色いものに、ゴマダラのように白と黒のブチなど、いろいろいる。

たまに驚いて後ずさりするほど大きなカミキリムシがいて、ドッキリすることもある。

あの頑丈そうなボディに、節ごとのつながりがガッシリした長い触角。

どうも、仮面ライダーファンには、たまらないフォルムのようだ。

うっとりと眺めている家族を突き飛ばし、可哀そうだが瞬殺だ。

バラなどに害をなすのは、ゴマダラだけなのか、今一つ確信が持てないので、種類大きさを問わず、全てのカミキリムシが対象になる。

それを、家族に「何するんだよー。」などと責められると、自分がすごく悪い人のように感じてしまい、後味が悪い。

だから、よけいに声を大きくして、後ろめたさを振り切る。

バラの天敵なんだから、見つけたらすぐに知らせてって言ってるでしょ!!

表立って逆らっても、勝ち目はない。

ということで近頃は、私に悟られぬようこっそり観賞会を開いている様子。

そろそろお仕置きせねば。

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土用といえば

うなぎ。

知人が始めたうなぎ屋さんに、食べに行ってきた。

成田空港方面に車を走らせ、30分。

真新しい看板に従って入っていくと、こじんまりとしたお店が見えてきた。

同じ敷地内に、うなぎを選別加工する工場がある。

台湾から運ばれたうなぎがここで割かれ、串を打ち、焼かれる。

うなぎ問屋さん直営の、「鰻願亭(まんがんてい)」だ。

成田市新田28-1  ℡0476-73-5963  お持ち帰りメニューもある。

お品が書きは、実にシンプル。

食事はうな重、うな丼のみで、あとはお酒のおつまみにぴったりの数品が並んでいる。

うな重の上と、うな丼の上が同じ千五百円。

何が違うの?

と聞くと、器と吸い物の具だけだという。

重の方には、きも吸いがつくらしい。

じゃ、うな重の上お願いします。

運ばれてきたお盆には、数種のぬか漬けの小皿も乗っている。

ここで漬けたものだという。

ほほーと、箸をつけると、まだ若いぬか床の香りがした。

んでは、うなぎちゃんをば。

お重の蓋を開けると、フワリと湯気が立ち、一匹のうなぎがご飯を覆っている。

口に運ぶと、ふっくらとした柔らかい身が、ほろりと崩れる。

タレの味は甘すぎず、いくらでもいけてしまう、程良いお味。

聞くと、砂糖を一切使わず、みりんだけの甘味だという。

甘めが好きな人には物足りないかもしれないが、私にはドンピシャだ。

卓上には、その自慢のタレが置いてあるので、つゆだくがお好みならたっぷりかけてたべられる。

しかも、ご飯大盛りでもお値段はそのままなので、くいしんぼうも満足出来そうだ。

うな丼の並は800円なので、友人などを気軽に誘えるな。

などと考える。

このお味なら、誘ったこちらの株も上がりそうだし。

苦みを丹念に取り除いた肝を、ショウガ、醤油、みりんだけで炊いた自慢の「肝の佃煮」は、クセのない仕上がりで、お酒のお伴にっぴったりだ。

運がよければ、裏メニューの「焼きおにぎり」が食べれるかもしれない。

ここでしか食べれない、うなぎ屋さんならではの焼きおにぎり。

興味があったら、こっそり、聞いてみては。

いやー、満足!

食べ過ぎてせり出したお腹を撫でながら、帰途につく。

精の出るうなぎを食べた後は、満腹でもあっさりした甘味が欲しくなる。

本日発行の、「ちば県民だより」に、「スイカのスムージー」のレシピが載っていたので、ご紹介させていただく。

材料4人分

スイカ 800g  牛乳 1カップ半  ハチミツ 大さじ3  あれば、ミントの葉適量

スイカはミキサーにかけるので、丹念に種を取る。

一口大に切り、冷凍庫へ。

凍ったスイカと、ミント以外の材料全てを、ストローで吸うことが出来る程度になるまで、ミキサーにかける。

グラスに注ぎ、ミントの葉を飾る。

スイカには、むくみを取る利尿作用や、疲労回復効果もある。

冷蔵庫の中でスイカが場所を取って大変という時に、冷凍室に移動させて、さっぱりデザートにしてはいかがか。

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ファンシー ダンス

般若心経を、覚えた。

ただ、意味はついてこないで、最初から最後まで言えるだけだが。

七田眞さんのご本に、般若心経を唱えて、神通力を得るお話が書いてあった。

ほほー。

ひたすら唱えていると、右脳が開いて、記憶力アップかー。

お金もかからないし、簡単だ。

そろそろいい年の大人なのだから、お経の一つも言えないとな。

というのもあって、ならば、やってみましょう。となった。

以降、般若心経の載っているご本を外出するときは持ち歩き、車中での待ち時間を利用して、音読するようにした。

覚えるつもりで読めば、もっと早く覚えられたかもしれないが、ひたすら音読を繰り返すだけだった。

そして、やり始めて1年近くになってやっと、何も見ないで言えるようになったところだ。

それで、何か変わった?

と、聞かれれば、自信を持って言えることはない。

ただ、カンが働くようになったのか・・・・な?と、最近思うことが増えた。

例えば、空気清浄機のフィルター掃除のランプ。

汚れると、赤く点灯する。

あれ、今ランプがついているように見えたけど、錯覚だったのかな?

と思ったら、次の日実際に点灯。

家族の出勤を見送っていた時。

車が動き出すと、「このまま行っても大丈夫なの?」と、訳もなく不安になりながら家に入る。

と、引き返してきた家族が、「忘れ物ーっ!!」と駆け込んできた、ということがあった。

他にも、「そういえば、あの件どうなったかな?」と不意に思い出したことが、電話や郵便で結果を知ることになったりなど。

小さなことだが、日々起きている。

あと、お彼岸にお坊さんがお経をあげてくださっているとき、「今、般若心経だ」と分った時は、嬉しかった。

自分が読んでいるときと、区切り方もイントネーションも違うので、勉強になる。

あと、息継ぎの間の部分を、はしょってしまっているのも、分かってしまう。

お坊さんの荒探しをする訳でないが、「そんなに厳密でなくてもいいのか」と肩の力が抜けた。

やる前はただ独特の響きで「わんわん」という感じで聞こえたが、自分で言えると韻を踏んだリズムが心地いい。

次の目標は、意味を知った上で、読めるようになることだ。

「般若心経」

お勧めだ。

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受話器のむこう

アルバイトで、テレフォンショッピングの受付をしたことがある。

「日刊アルバイトニュース」で見つけ、面接に行く。

仕事の概要と条件を説明され、了承すると早速採用になった。

初日、緊張しながら職場に入る。

正面には、テレビ。

会議室のテーブルが十数列並び、電話機が等間隔に置かれている。

その数、50台以上。

紹介された、その日出社している人の中では一番のベテランという女性は、優しくてお声の細い、可愛らしいお方だ。

隣に座り、先輩が電話を受ける様子をつぶさに見る。

丁寧な受け応えをしつつ、手元の資料に、電話口の向こうから得た個人情報を、スラスラと書いていく。

郵便番号、住所、電話番号。

特に名前は、正確な漢字を知るために、「彦左衛門の彦」や、「さんずいの河」ですね、などと確認していく。

ひぇ~!難しそう・・・。

電話を切った先輩が、書いたものを見せながら注意するポイントを教えてくれる。

その間にも、ジャンジャン電話が鳴っている。

先頭の電話機から繋がっていき、順次後ろの電話につながって行く。

私が座っているのは、真ん中あたり。

心の準備が出来ないまま、目の前の電話が鳴りだし、飛び上がる。

はい、じゃ、出てみてね。

あっさりと先輩が言う。

自分でも不思議なのだが、普段は相当なダメダメなのだが、極たまに、すごい能力が発揮できるときがある。

この時も、そうだった。

先輩に教わった通り、最初から最後まで淀みなく対応でき、書類の空白が次々埋まっていったのだ。

電話を切ってから、先輩たちのため息と、拍手。

こんなに最初から出来た人は、初めてだと驚かれた。

じゃ、もう一人で大丈夫ね。

早速専用電話をあてがわれ、一人立ちさせられた。

そこは、出入り自由のフランクな職場だった。

都合のいいときに行き、帰る。

年中無休なので、学校が予定よりも早めに終わってしまい、暇だから行くか、という感じで足を運ぶことも許される。

お弁当を持ちこんで、電話の合間にもぐもぐするのもOKだ。

電話を取ったときにキチンと応対すれば、それ以外に何をしてても構わない。

漫画を読んでいても何も言われない、面白いところだった。

私も、宿題をやったり、マーガレットを読んでたり、おしゃべりしたりしていた。

そう、そこは、学生の溜まり場。

が、お客さんにはその様子は、当然見えない。

よって、こちらが大人だと思ってお話されるのが、また楽しかった。

時には、こちらが女性だと、卑猥な言葉を浴びせてくるおじさんもいた。

「お前じゃ話にならん!上司を出せっ!!」と、怒鳴られる時もあった。

そんなときには、近くの男子学生さんに代わってもらう。

「うちの新人が、失礼いたしました。」と、代わりに謝ってくれたこともあった。

その節は、お世話になりました。

こういうことは、めったにあることではない。

「商品が届かない」「故障した」などのクレームで、相手がイライラしているときに、起こりがちなことだ。

ほとんどのお客さんは、好意的で礼儀正しい。

お客さんから、「名はとしひこ、で、にんべんの方のとしです。」と説明された時のこと。

とっさに浮かばず、「少々お待ち下さい。」と受話器を手でふさいで、隣の人に確認した。

「田原俊彦の『とし』って、どう書くっけ?」

これがお客さんに筒抜けで、「そう、としちゃんと同じ字です」と笑われてしまい、バツの悪い思いをした。

支払いが分割だと、決まり文句があった。

「信販会社を通すため、職場にお電話することもありますが、よろしいでしょうか?」

そう言うと、途端にオロオロし出すお客さんがいたり、「じゃ、現金にするわ」と言う人も多かった。

職業を確認すると、鼻高々に答える人、「今、ちょっと・・・」と言葉を濁す人。

様々なご事情が垣間見え、貴重な経験をたくさんさせてもらい、そこで得たものは、社会に出てからも大いに役立つものだった。

今でも思い出す度、感謝している。

この頃は、買う方の立場で、テレビショッピングのCMを見る。

いつも思うのだが、最後にババァ~ンと出てくる「おまけ」は、どうやって選ぶのか。

なぜ、お布団のおまけが、「爪切りセット」なのだろう?

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これが、「のうだま」  

気づいたら、今年の半分が過ぎていた。

ちょっと前に、お正月。

ついこの間、年度末にお花見。

今年も梅雨入りしたと思ったら、もう下半期に突入している。

新年の始まりに、立派な抱負を掲げた訳ではないが、「後半」というと、訳もなく焦る。

中学の数学の時間に、先生が言った。

学校卒業すると、時間の流れが速いぞぅ。

年々、坂道を転がる速度が、速くなるんだ。

へー、そんなものなのかな。と、他人ごとの感覚で聞いていた。

それ、ホントだよ!

と、あの頃の私に教えてあげたい。

時間割が与えられ、曜日ごとの好嫌がはっきりしていた学生時代。

それらをくぐり抜けて、ようやくやってくる週末の輝きは、ただ事ではなかった。

あの時代、毎週土曜日は午前中、しっかり4時間あったというのも大きいが。

大人になると、週末または、自分のお休みを目指し、いかにそれ以外の日を乗り切るかという思考になる。

すると、一週間が、仕事か休みかの2ブロック単位になり、凸と凹の繰り返しで一カ月が過ぎる。

仕事のある日を意識して早回しするので、あっという間にカレンダーをめくる日が来る感じだ。

戻りたくはないが、学校にいた頃の自分が、どんなに濃密な時間の中に生きていたかに気付けなくて、残念だ。

それを反省し、のんべんだらりとした日々に、少しでも負荷をかけようと、「毎日必ずやること」を決めて実行していると、ちょっとづつ自分がきちんとしてきたように感じる。

英語で日記を書く。

大振袖を、小振袖にするため、体操をする。

お日様と、お月様にお礼を言い、大切な人たちの無事を願う。

必ず家のどこかをきれいに掃除する。

二胡の練習をする。

そして、文章を書く。

続けていると逆に、やらないと気持ち悪くなる。

昨日と一昨日、こちらに入れなくなって、指がむずむずした。

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