冷凍庫に、いつまでも置いておくわけにはいかない。
ゴロンと場所をとる、ビニールを手に取る。
中身は、ニンジンジュースの、搾りかすだ。
餃子、春巻き、コロッケに混ぜて大分減ったが、まだまだある。
困ったことに先日、カレーに入れるのを禁止されてしまった。
サラサラ系のルーが好きらしいので、粘度の高いニンジンカレーが口に合わなかったらしい。
お陰で、大きなお得意さんを、失ってしまった。
では、お菓子に使うとしますか。
となると、案外レシピには、困らない。
ニンジンを使ったお菓子は、お菓子の本を開けば、大体一つ二つは載っているからだ。
今回は、マドモアゼルいくこさんの「ラピンフッドケーキ」にした。
絶版後、復刊されたことを知らなかったが、私が持っている初版本だと、驚くことに万単位で売られていることを、つい最近知った。
「秘密のケーキづくり」。
昭和のあの頃は、650円だった。
確かに、オリジナルレシピプラス、かわいいイラスト。
全て、いくこさんご本人の手によるもので、中身が非常に濃い。
ご幼少の頃から、お母様手作りのデザートを召し上がっておられたそうで、お写真を見ると、正にマドモアゼル。
とてもお美しい上、スレンダーで、羨ましかったらなかった。
ヘルシークッキングのご本も書かれておられ、そのうち21世紀ブックスシリーズの3冊が我が家の本棚にあり、私のお宝だ。
では、以下レシピをご紹介させていただく。
ラピンフッドケーキ 直径15㎝のスポンジ型1個分
型に油を塗り、粉を薄くはたいておくか、パラフィン紙を敷きこむ。
ニンジンは、すりおろす。
卵を、黄身と卵白に分けておく。
薄力粉100g ベーキングパウダー小さじ1/4 アーモンド粉末 50g
ニンジン160g バター60g 砂糖70g 卵2個
バターを室温で柔らかくし、クリーム状にし、砂糖のうち50gを加え、全体が白っぽくなるまで混ぜる。
卵黄を一つづつ加え、さらに混ぜ、アーモンドの粉も混ぜる。
すりおろしたニンジンを加え、さらに混ぜる。
卵白に残りの砂糖を加え、ピンと角が立つまで泡立てる。
半分に分け、バターに混ぜる。
そこにふるった粉類を加え、残りの卵白を加え、さっくりと混ぜる。
型に流し込み、180℃に温めておいたオーブンで、30分ほど焼く。
レシピでは、「マーガリン」になっているが、バターとした。
あの頃は、ヘルシーの代名詞になっていたが、今では超有害食品として、販売を禁止している国も有るほどだ。
スーパーに行くとたくさん売っているし、加工食品にもよく使われているが、なるべく口にしない方が、身のためだ。
今回、リンナイ デリシア グリレ のダッチオーブンで焼いてみた。
ダッチオーブンに、アルミホイルを敷きこみ、その上にさらにオーブンシートを敷いてから生地を流す。
オーブンモードで20分。
消火後20分放置としたが、小ぶりなケーキなので、今度は15分、15分でやってみようと思っている。
味は、「うまいっ!!」の一言に尽きる。
いくこさんも書いておられるが、アーモンドの粉末が、ニンジン臭さを消し、コクを出している。
しかも、バターケーキの重さもない。
お陰で、一人で何切れも食べてしまい、あっという間になくなった。
このレシピなら、正式なプチ断食ダイエットのリンゴとニンジンジュースの搾りかすでもよさそうだ。
こうなると、絞り「カス」などと、失礼でとても言えない気もしてきた。
食物繊維いっぱいの、ジュースの絞り残りを、なんと呼ぼうか。
とりあえず、ぜひ、お試しください。