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ナイト ライフ

最近は、頻繁に庭に出る。

それは、見回りのためだ。

クレマチスに続いて、バラの蕾もだいぶ膨らんでくる。

いつ咲くかな・・・。と楽しみにしていると、ある日、上を向いていた蕾が、首を垂れてしおれていて、がっかりする。

これは、「バラゾウムシ」の仕業だ。

体長2・3㎜のミニカメムシのような硬い体に、名前の通り顔の先にゾウの鼻のようなストローがついている。

それを蕾の茎に差し込み、チューチューするのだ。

やがてその茎は、栄養が行き渡らなくなり、逆Uの字に曲がって、枯れる。

去年までは、それ程の数でもないしと、放っておいた。

が、早咲きのチャイナローズが次々に被害にあい、何かが切れた。

丹念に見て回り、見つけると瞬殺にする。

その際は、「ゾウムシセット」が必需品だ。

ゾウムシは、すばしっこい。

身の危険を知ると、すぐにダイブ。

ツルツルしたコンパクトボディゆえ、すぐに見失ってしまう。

そうはさせるかと、バラ愛好家の中では、キャッチ道具が様々に話題になる。

白い軍手で受け止めるとか、箱を利用するなど。

私は、身近にあった、プラスチックのタッパーを使う。

飛ばずに、箱の中から徒歩で逃げようとするが、それが結構速い。

タッパーだと表面が滑り、のろまな私も逃げられずに済むからだ。

タッパーと、ハサミの間に挟まれて、お仕置きが終わる。

やり出すと、止まらない。

よくも今までやってくれたなと、長年の恨みも噴出してくる。

水やりの時はもちろん、ちょっとの間も逆Uの字を探してしまう。

まだ吸い出したばかりらしく、茎にストローを刺し、夢中で吸っているのを見つけると、やけに嬉しくなる。

シュタッと、タッパーを差出し、バラから引き離す。

転がって逃げたつもりがハサミでギュッ。

プチッとお仕置きが済むと、さぁ、次はどこ?と、「かかってきなさい!」状態だ。

同じように今度は、割りばしを手に、巡回する時もある。

「チュウレンジハバチ」に、お仕置きするためだ。

同じくバラの茎に針を刺し、卵を産みつける。

産卵された茎は無残に裂け、枯れることはまれだが、弱ってしまう。

もっと厄介なのは、生まれた幼虫たちだ。

色は、きれいな黄緑色。

集団で行動し、葉を葉脈だけ残し食べつくす。

見回りをさぼると、あっという間に一枝の葉を完食したりするので、油断が出来ない。

これを防ぐため、まず産卵を阻止する。

逆さになって、茎にお尻の針を刺して産むのだが、体が黄色いので結構目立つ。

見つけたところを箸でつまんで引き離す。

産み始めたら中断できないのか、絶対に動かないので、確実に捕まえられるのだ。

既に産んでしまったものは、セロテープで茎を巻いて、窒息させるなどの手もあるが、出てきたところを木酢液など天然の忌避剤で一網打尽にできるので、放っておく。

気温が上がり、虫達が威勢よく動きだして、大忙しだ。

今日も花を守るために、パトロールが続く。

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