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バック上手

やや坂になった家の前を、すごいスピードでバックしていく車がある。

の中にいても、「ぎゅぅぅぅ~ん・・・」が聞こえて、感心する。

すごいなぁ。あんなに早くバックで走れるなんて。

一度この目で見たいものだと思っていたが、とにかくスピードがあるため、玄関ドアに手をかけた時点で、もう遠のいている。

しかし、出会いは、あっけなかった。

に乗り込もうと駐車場にいたら、聞き慣れた音が。

おぉ!バックさんだ!

ワクワクしながら、音の方を見る。

しかしなんと、車ではなく、ミニバイクだ。

バックギアでの走行音を響かせながら、快走。

スピードを上げる度、音は益々高音になる。

の中にいても聞こえるだけあって、周囲を圧倒する程の迫力だ。

バンパーに、ペコンとくぼみをこさえてしまっただけでも、後ろについた車の視線が気になる小心者の私。

らかに整備不良なのに、堂々と疾走する胆っ玉に、感服する。

しかも、思ったよりもご近所さんらしい。

ヘルメットでお顔は分からないが、お近づきになりたいものだ。

その後、バックさんのすぐ後ろを走る機会もあったが、やはり、ずっとあの音をさせながら遠ざかっていった。

でも、走り続けている。

免許証をとりたての頃、ご多分にもれず、駐車が苦手だった。

しかし、富里は、車が自転車代わり。

りこなせないと、生活が成り立たないのだ。

老若男女、誰もが余裕で運転し、駐車も上手い。

よりもずっとご高齢の女性が、難なく狭いスペースに車を納めていて、尊敬する。

そんな私の戸惑いを他所に、いち早く順応した家族。

ら「バックのマジシャン」と名乗り、見せつけるように一発駐車する。

ましさと、悔しさをバネに励んだ結果、現在では私のバックも、大分板についてきた。

基本はフェンダーを利用し、あとは慣れだ。

お隣のピカピカ車や、ショーウィンドーを利用させてもらうこともある。

両方とも、自分の車が相手に映るので、大変助かるのだ。

発展途上と言えば聞こえはいいが、未だ上達の余地をかなり残している、危なっかしい運転。

もう一度若葉マークをつけようかと、真剣に考えつつ、今日もハンドルを握っている。

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