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つかえなくても

つかえるものが好きだ。

お土産などに、お人形や置物を頂いたりすることがある。

有り難く頂戴し、飾る。

結構な数になり、持て余してくると、申し訳ないが処分させていただく。

人形寺などに、持ち込めばいいのだろうが、今までありがとうの気持ちを込め、丁寧に袋に入れる。

パラパラとお塩をかけて、お別れする。

これを繰り返すうち、自分がお土産を選ぶ立場になった時は、形に残る物は一切やめた。

名物や、相手の好物の美味を差し上げる。

よく手紙をくださる方には、絵葉書を選ぶ時もある。

べてはなくならないが、送ってなくなるものだ。

自分にお土産を選ぶときは、必ずマグネットを入れる。

有田で見つけたのは、薄く円盤状の有田焼きに、マグネットがついているものだ。

とても気に入って、いつも眺めつつ使っている。

マグネットなら邪魔にならないし、キッチンでもレシピ留めに活躍する。

沢山あっても負担にならない、お勧めのお土産だ。

旅行嫌いを自覚、宣言してから、お土産を買う機会はないが、美術展に行くと、必ずマグネットが売っているので、選ぶのが楽しみだ。

友人へのちょっとしたプレゼントとして、手紙に同封したりする。

ピカソ展に行ったとき、ピカソの印象からは程遠いマグネットを見つけた。

全体が優しいベージュで、細い線で描かれたふくよかなお母さんが、赤ちゃんを抱いている。

わが子に向けられる表情は、どこまでも優しく慈愛に満ちている。

一目で気に入り、自分と友人への分と購入した。

名画マグネットでは、一番のお気に入りだ。

毎年なのはな生協で行う「ピースアクション」に参加している。

千羽鶴を折って、代表者が広島に届けるのだ。

は折る方専門で、毎年数百羽協力させてもらっている。

数年前になるが、友人がそちらに旅行したときのお土産に、感激した。

千羽鶴を再生利用した、しおりや、ノートをくれたのだ。

沢山の人の思いが詰まった千羽鶴を、このように再利用して下さる現地の方々にも感激する。

少し黄を帯びた中に、いろいろな色のモザイクが微かに入ったそれらを、もったいなくて使えないでいる。

こんなに嬉しいお土産は初めてだ。

友人に、今でも感謝している。

マグネットとともに、いつも買うのは、クリアファイルだ。

綺麗で、使えて、安いと、私のツボを刺激する品だ。

大徳川展」でゲットしたファイルは、ダブルポケットでとても使いやすい。

さすが天下の徳川と、家族も大満足だ。

ミュシャ展でも購入してきた。

持ち歩くと、あちこちで声をかけられる。

に資料を入れたミュシャファイルをしまっているとき、知人を通して声をかけられる。

も好きなのですよ」と、ある紳士が名刺を下さる。

も行ったんです」と、遠い席からわざわざ来て、声をかけられる。

などと続き、ミュシャは、特におじさま達の支持があついと知る。

そのミュシャは、今、私の手にない。

資料を預けたつもりが、差し上げたと思われたらしい。

会議などでお会いすると、今だ愛用して下さっているので、「私のミュシャだー」と、思ってみている。

に入って下さったのならと、半分嬉しい。

もう一つ買っておいてよかった。

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