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黄昏の風景

家族のMP3を、洗濯した。

洗濯機を回し始めたところ、「カタン…カタン…」と硬い音がする。

から覗くと、スウェットのポケットから、時々黒い箱状のものが見える気がする。

やってしまった」と、「もう、どうせ間に合わないや」が同時に浮かんだが、取り合えず中止して取り出す。

イヤホンも付いたままだ。

自分の不注意もあるが、これは違反だろう。

いっぱしの値段がする家電が、何故こんなに軽くて、存在感がないのだ?

お陰で、スウェットを持ち上げた時全く気付けず、この有様だ。

責任転嫁している場合ではない。とりあえず、やれるだけのことをやろうと、陽の射す窓辺に干しておいた。

やってみるものである。

の水分が乾いたと思われる数日後、充電してみると、いつも通り反応した。

ある曲名が文字化けしていたが、それ以外は無事で家族は大喜び。

無駄な出費をせずに済み、私もホッとした。

その家族がある日、プレステ2の不調を指摘した。

画面が全体に赤っぽい」と。

が家のプレステは、購入から数年、働きっぱなしだ。

信長の野望オンラインで毎日数時間使用し、合間にDVDの鑑賞や「遥かなる時空の中で」などのオフラインゲームで酷使される。

家族は「アルトネリコ2」の感動のエンディングが、色目が狂っていて台無しだ!」と憤慨している。

ふーむ、寿命かな?と思った。

小難去って、大難きたる。

なんと、テレビ画面の方が原因だったと判明したのだ。

お相撲の中継にチャンネルが合ったとき、どの関取もサウナから出たてのように血色が良い。

に日に赤味が増して来て、どの画面も夕焼け空だ。

ててサービスに電話すると、ブラウン管の不調だと数万単位の修理代金がかかると言われる。

あのー、ちなみにブラウン管テレビの寿命って、どのくらいなんですか?」と訊ねる。

年ぐらいですね。」

!!

保証書の日付は、ちょうど8年前だ。

数万かけて修理したとて、他の部分の不調が出てくる可能性もあるという。

しかし解せぬ。昔のテレビは、10年は軽くもった気がする。

家族に言うと、「売れるように、壊れやすくしてあるんだろう。」と無責任に言い放つ。

しかし、一理あるかも。メーカーの部品保管期間って、だいたい7年前後だもんね。

い替えるしかないか、という雰囲気になった。

地デジ移行後も、チューナーを設置してそのまま使おうと思っていたのに、思わぬところで大出費だ。

早速、51号線に出来たばかりのコジマ電気に行った。

テレビのコーナーをうろうろしていると、コジマ電気のマスコット、コジマくん(?)がにこやかに話しかけてきた。

く見ると、笑うと目がなくなる福相をお持ちの、好青年の営業担当者さんだ。

らを「テレビっ子」というだけあって、投げかけた質問に、生き生きと返してくれる。

オーディオにも趣味が深く、音響にこだわりたい家族の相談にも乗ってもらう。

コジマくんお勧めのプラズマテレビと、リンクできるDVDレコーダーも購入する。

コジマくんが来月のボーナスで買うと決めているテレビと同機種で、一回り小さなものだ。

家電を知りつくした人が自ら目を付けているものだというので、安心して決める。

それにしても、かつてアキバで鬼のように値切りまくっていた自分は、もういない。

この頃は、心を尽くしてくれた人に、恩返しする気持ちで買い物をするようになっている。

コジマくんが「20年もつ」と太鼓判を押すプラズマテレビが、もうすぐ我が家にやってくる。

しみである。

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