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カーマのきまぐれ

大分前になるが、「読むクスリ」でイギリスの子育てについて読んだ。

ある日本人女性がイギリス人の家庭で、イギリス流子育てを目の当たりにし、影響を受けたという話題だった。

育ての経験のない私にとっては、驚くと同時に、感心する育児法だった。

それは、赤ちゃんが泣いても、具合が悪かったりしない限り、すぐに抱かない方針だった。

かといって、今問題になっている、ネグレクト(育児放棄)ではない。

母親は、赤ちゃんが泣いている間中ずっと、子ども部屋のドアのカギ穴から心配そうに覗いていた。

やがて赤ちゃんは、泣かなくなる。

ぐずらない」ことは、親にとって大変ありがたい。

その女性は、自分の子育てにも、迷わず「イギリス流」を実行し、泣かない赤ちゃんを育てた。

ほー。子育てにもいろいろあるんだなー。と驚くと同時に、「泣かない」ということが、セルフコントロールを身につけた賢い子に育つイメージを持った。

それからほどなくして、「サイレント ベビー」が話題になった。

かある小児科のお医者様からの警告だったと思うが、病院の待合室がやけに静かになったことが、赤ちゃんの異変に気づくきっかけだったという。

診察しても、表情が乏しい、笑わない、活発さがないなど。

ちゃんにとって、泣くことはコミュニケーションだ。

どんなにボールを投げても帰ってこず、放っておかれたら諦めてしまうのだろう。

を与えられないと、人として健全に育つことができないということは、容易に想像できる。

ちゃんらしくない赤ちゃんは、成長してどのような大人になったのか。

度々報道される、「思いもかけない」「理解できない」事件を起こした人々は、社会人が共通に持っていると思われた規範意識に欠け、自制心の壁をいともたやすく超えてしまったように見える。

様々な要因が絡んでいる中、「愛された」という実感のない人が起こした事件が少なからず含まれていると思う。

そうなると、もちろんすべてではないだろうが、期せずして、「サイレント ベビー」に育ててしまったあの国が気になる。

実際は、我が子を思う気持ちに溢れていたのに、子供にそれを伝えられないままなら、心配だ。

そういう目で見るからか、イギリス人に抑圧された何かを感じる。

パンクファッションはイギリス発祥だし、「世界びっくり人間」などに登場する、はっちゃけた人には、イギリス人が必ず含まれている。

イギリスの男性と離婚後、イギリスに住み続け、念願のイギリス年金生活を獲得した高尾慶子さんのご著書にも、「おかしい」のワードが度々出てくる。

イギリスの福祉政策が至れり尽くせりなのは聞いていたが、慶子さんのご本を読んで想像以上なのに驚いた。

日常掛かる医療費、交通費は無料。

むところからして、福祉サービスで優遇してもらえる。その他にも、たくさんの恩恵を受けられる。

高い税金も、このように使われるのなら納得だし、羨ましく思っていた。

、ふと思った。

福祉の充実は、身内をあてにしない国民性から来ているのではないかと。

移民の受け入れで、多民族国家になっているからかもしれないが、育てられ方の影響で人を信じることができない国民が大勢なら、一日も早く育児法を改善し、泣いてる赤ちゃんを抱っこしてあげて欲しいと思う。

イギリスの「カルチャークラブ」が世界に放った大ヒット曲で唄われたカーマは、カメレオンのように捕まえどころのない女性だ。

ご近所さんに、カーマがいる。

うたびに、印象ががらりと変わるのだ。

ファッションの系統を乗り換えるわけでもなく、お化粧はほとんどせずに、だいたいスッピンだ。

から見ると、ちょっとした髪型の変化だけのようだが、少し会う間があくと、「見知らぬ人」になってしまう。

一緒に役員までした仲なのに、知らない人と認識し、構えてしまうのだ。

見ると、カーマではないか。会う度に驚かしてくれる。

スタイル抜群で、顔は「篤姫」で滝山役の、稲森いずみさん似だ。

して私は、「変わらないね~」と、半ば同情を含んだニュアンスで言われることが多い。

に、他人が勝手にこさえた枠を壊す人って、すごいなと尊敬する。

こういう人こそ、女優になればいいのにと、やっかみも込めて思うのだ。

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