はみだしたら
通販が大好きだ。
街の洋服屋さんを見て歩くのは、流行や、今自分の好きなものを見定めるためだけだ。
入店して眺めていると、あれこれ話しかけられ気が散るので、じっくり選べないのだ。
テレビで、あるファッション店舗での、接客ポイントを紹介していた。
洋服を手に取るお客さんにつきまとい、洋服に関係のない質問を次々している。
そのお陰かどうか分からぬが、エリアの売上トップを維持しているらしい。
親しみを持ってもらうためだろうが、あれではじっくり服を選べない。
「なんか一生懸命話しかけてもらったし、ここのブランドならいいか」とレジに進みそうだ。
誰と来たとか、これからどこへ行くとかを、私なら他人に答えたくないが。
対面販売だと、どうしても相手の勧めてくれたものに興味を示さないと悪いし、試着の結果を報告するのが億劫で、ほとんどネット通販を利用するようになった。
小さな頃から、青春時代まで太っており、お店に行っても着れない服がほとんどだった。
店員さんから申し訳なさそうに「今このサイズしかありません」と断れ続けたトラウマも影響している。
不経済に見えるかもしれないが、カタログで「いいな」と思う服を全部注文し、1人きりでファッションショーを開き、何点かを返品している。
色で迷ったら、気になる色を全部注文して、自分に合うのもだけを購入する。
しかし、最近では、モデルさんが着た様子から、自分の着用状態を想像できるようになったので、あまり返品をしなくてよくなった。
出掛けて買い物すると、交通費だ食事だと、何かと出費してしまう。そう考えると、返送料など安いものだ。
吟味して買った服達のなかでも、なぜかいつも手に取ってしまう服と、いくらも着ないうちに、あることすら忘れてしまう服がある。
着心地のよさや、自分から見た「似合う感」は、何度か着て生活しないと気づけない。
そうこうしているうちに、着ない服でタンスがすぐいっぱいになってしまう。
なんとかせねばと思っているときに、古着を引き取ってくれるところを見つけた。
バザーという手もあるが、自分には合わない。めんどくさい。
リサイクルショップに持ち込んだ時もあるが、納得のいく価格でないので、引き取ってもらわずに帰った。
いくらかにでもなればと、欲を出すことはやめ、今では送料を負担して、ある施設に引き取ってもらっている。
そこは、あれやこれやと、選り好みをしないで、どんなものも引き取ってくれるのが嬉しい。
その施設の利用者が着たり、バザーで売ったり、売れないものはウェスにしたり、毛糸なら、ほどいて編み直したりと、最後まで使い切ってくれる。
そうは言っても、選定基準はあくまでも厳しくし、あちらにご迷惑にならないようにしたい。
引き取っていただくのだから、「バザーに出して売れる程度」が、エチケットだろう。
それ以外は、資源回収に出したらどうか。もしくは、もったいないが思い切って捨てる。
ご参考までに、書いておく。古着を送るときは、必ず「元払い」でおねがいします。
〒294-0031 千葉県館山市大賀594 かにた後援会 ℡0470-22-2280
そこは、女性の救護施設だ。 定期的に、会報を送ってくれるので、活動内容などがよく分かる。
せっかく美人なのに、いつもモノトーンや、茶の地味なファッションの知人がいる。
もったいないと思う。
私も、母の紺好きの影響で、自分には寒色しか似合わないと思っていた。
そして、いつも自信なげな仏頂面なので、クール系だとも思い込んでいた。
しかしあるとき友人に、暖色も似合うと思うよと指摘され、美容師さんからは、「あなたは、癒し系よ」と真逆なことを立て続けに言われて驚いた。
乗せられやすい単細胞ゆえ、早速その気になる。
アドバイスに従ってみると、周りから若く見られるし、心までが軽くなった。
先程の美人に思っていることを伝えたところ、最近徐々に華やか系のおしゃれをするようになった。
それがとてもよく似合って、会う度目の保養をさせてもらっている。
ただ今、富里美人増加計画実行中。
ちょっと変えてみるだけで、大きく変わることもある。
自分で作ったフレームから、ちとはみ出してみよう。
違うものが見えてきたら、あなたはまた、新しくなったのだ。
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