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ちがうってば

幼き頃覚えのある人は多いのではないか。どこに行っても見かける、「月極駐車場」の看板に、「げっきょくさんって、お金持ちなんだなぁ。」と。

ある年代ならば、郷愁を胸に、大合唱できる「巨人の星」のオープニング。あの歌は、聞き手により、まったく別のメッセージを送っていることを、ご存じだろうか。

「思い~込んだら、試練の道を~、行くが~男の~ど根性~♪」シンプルで、まっすぐながらこの歌詞は、最初のフレーズの読み方で、まったく別の意味を持つ歌になる。

ともに流れるアニメシーンを、思い浮かべてほしい。厳しいトレーニングを、苦悶の表情で黙々とこなす、少年の姿を。

「思い」を「重い」と受け取った人々がいる。

すると、「こんだら」は、少年が必死に引っ張る、グラウンドをならす、ローラーの名称となるのである。古タイヤも、腰にくくりつけ、引っ張っているが、さすがにタイヤは子供でも分かる。従って、小学校に入学し、実物を目にして、「あぁ、まさしく本物のこんだらだ!」と感激するのである。たからかに、「本物のこんだらは、でけぇなぁー!!」と叫べば、「?」と、「ほんとだねー!!」の2派に分かれるのである。

私は「?」派であった。「まさしく本物」派から、理由を聞いて、「自分は何とつまらない感性の持ち主なのだ」と、がっくりきた覚えがある。「やられた」感に打ちのめされたのだ。

ずっとひっかかっていたことがある。山口百恵ちゃんの、「イミテーションゴールド」についだ。この曲が大ヒットし始めたある日、クラスメイトが、重大な秘密事項でも打ち明けるように、耳元でこう言ったのである。「イミテーションゴールドってね、『おぞうきん』って意味なんだって!」。情報の出所は、両親であるという。とっさに、(さすが百恵ちゃんだ!雑巾にも、「お」をつけるなんって。)と思った。が、天下の山口百恵が、「雑巾」を連呼するはずがないと、気づいた。

あの子のご両親が「模造金」とわが子に伝えたのだと思い至ったのは、結構あとになってからだった。

だれもが知っている「出光」も、子供の感性にあっては、様々に受け取られていた。素直に「でみつ」「しゅっこう」と読む子もいれば、「いや!でびかりだよっ!」とやけに自身まんまんの子もいて、ほほえましい。

自分では正しいと思っていることが、違うことも多い。謙虚にならねばと思う。

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受信: 2008年7月 6日 (日) 21時24分

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