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まんきたかりとは

東北のある地方では、やきもち焼きのことをそう言う。おおらかなら、やきもちとは無縁だろうとおっしゃらないで欲しい。誰でも譲れない部分に関しては、仏様のような方でもジェラシーを感じるのではなかろうか。                                        自分がやきもち焼きか、あまり考えたことはないが、小さな頃は負けず嫌いだったから、やきもちも人一倍焼いたと思う。現在は、車の運転以外、おおむね穏やかさを保っていられる。

その地域では、方言というより、時折文学的、叙情的な表現をする。               例えば、体調が悪くて苦しい時、つらい時を「せつない」と言う。叔母が熱を出した従妹に「せづねぇが?」と問うていた。それを聞いて、布団に茹でダコのように寝ている従妹が、サナトリウムのベッドに横たわる美少女に見えたものだ。

また、上着を着ることを「重ねる」と言う。「寒いから、カーディガンを重ねなさい。」のように使う。小さな頃、友人に通じずショックを受けたが、今になってみると、平安調の雅な表現であることに感激する。

それに対して、まんきたかりはどうか。なんともはっちゃけた、ちょっと淫靡さも含んだ印象だ。すごくインパクトがある。由来を聞いたことはなが、知らぬまま使っていきたい気にさせる言葉だ。

かなり前に、成田美奈子さんの作品の中に、赤ちゃんのお尻にある青あざを、博多弁では「えんつこしび」と言うとあった。「今ほしいもの」から引き続き、マンガは本当にためになるなぁ。

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