ありがとう X S 

エディー・バウアーアウトレットに、行ってきた。

年末のあわただしい時に、二日連続お買い物とは、初体験の贅沢だ。

お店に入ると、お馴染の店員さんが笑顔で迎えてくれる。

店内は、年末のバーゲンというのもあってか、いつもよりも全体の品数が多く、店内にぎっしりという感じだ。

とりあえず、外の激安品を、チェック。

前回ウハウハの思いをした900円ワゴンが、嬉しいことに健在だ。

早速そこから、ニット帽を色違いで、ゲット。

なんと、定価3,900円のものだ。

それを持って店内を物色していると、店員さんが気を利かせて、「おそろいの手袋とマフラーもありますよ。」と教えてくれる。

どれどれとお値段を確かめると、あまり値引きされていない。

申し訳ないが、却下。と、通り過ぎる。

が、とあるコーナーで、「キャッ!」と恥ずかしくなる。

数年前から着ているセーターが、積まれていたのだ。

その横を見ると、その時着ていた、ダウンジャケットまで。

近くにいた店員さんに、万引きと間違われないよう先に告白すると、笑われてしまった。

こうならないよう、もうお店に並んでないだろうと思われる服を選んで着たが、油断できないものだ。

ハッピーバッグに入っていたのと同じ長袖Tシャツとダウンジャケットが目に入る。

ということは、ここで新年に売り出される福袋の内容も、同じ感じかもしれないと、思った。

ところで、あまりいいお得意さんでもない私を店員さんがよく覚えていてくれるのは、ねちっこいからだと思う。

まず、欲しくても、あまり値引きされていないものには、手を出さない、飛びつかない。

同じところをぐるぐると何度も歩きまわり、行くと軽く一時間は店内に居座り、迷い続ける。

何故なら、アウトレットイコール、安い。

とは、限らないから。

油断すると、ネットやストアの方が安いものも、たまにある。

そういう時は、また日を改めて出直すと、更に値引きされていることがあるので、次回まで我慢。

そういう私がいつも真っ先に狙うのは、「残り一枚」だ。

整然と並んで重ねられている棚の商品の中に、一枚だけ色違いやデザイン違いのものが混じっている時がある。

引っ張り出すと、定価からグッと引かれている、お買い得品であることが多い。

嬉しいことに、サイズは大体、極端に小さいか、大きいのどちらかであることがほとんど。

私も、家族も、XSで、エディー・バウアーでは、一番小さなサイズだ。

お陰でこれまで、どれだけお得な買い物をさせてもらったか。

感謝感激だ。

そういうものばかりを選んでいると店員さんが、「それ、今日一枚だけ入って来て、さっき並べたばかりなんですよ。」などと、更に嬉しいことを言ってくれる。

おぉ、このセーター、すごく手触りがいいっ!

何とっ!4,900円が、1,900円になってる!!

と一人興奮しているとすかさず、

「それも今日入って来て、私もいいなと思ったんですが、XSサイズだけだったんですよね・・・。」と、哀しげに言われると、

買うしかない!

という気になる。

超お買い得品しか買っていないのに、バーゲンで、そこから更に20%も引いてくれて、なんだか申し訳ない。

いやぁ~。

今日も良く探し、よく迷ったなー。

楽しかったー!

と、帰りのハンドルを握る。

エディー・バウアー様。

今年も一年、大変お世話になり、有難うございました。

来年も、どうぞよろしくお願い致します。

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日出処の天使たち

フィギアスケートが、あつい。

全日本選手権が終了し、バンクーバーオリンピック代表が出揃った。

真央ちゃん見事に復活で、日本中が心底ほっとしていると思う。

これでバンクーバーが、うんと楽しみになった。

ところで、全日本選手権を見ていると、いつも思うことがある。

選手達の層の厚さが、ただ事ではない、と。

オリンピック代表を狙うグループはもとより、ジュニアの選手のレベルも、立派に世界に通用しそうだ。

特に女子は、体形の欧米化に加え、驚くほどの美女揃い。

容姿の美しさで点数上優劣をつけることはないだろうが、やはり芸術性の面でのプラス効果はあるのではないかと思う。

真央ちゃんの手足の伸びやかさは驚異的だが、更に若い年代も負けていない。

未来の真央ちゃんが、ひしめき合っている日本スケート界。

トップクラスの選手達を脅かすのも、近し。

という勢いで、とても楽しみだ。

今回なんとゆかりんが、選考から漏れてしまうという大変残念な結果だった。

という訳で、「枠」、もっと頂戴。

男女とも3つづつあるのだから、恵まれているともいえるが、それじゃ全然足りない。

ときに、今回の全日本で一際目を引かれたのは、あっきーだ。

あっきーも男子の高橋選手も、体の故障を克服して勝ち上がってきただけに、精神面の強さが、ただ事ではない。

特にあっきーは、転倒してもなお、輝きを放っていた。

というか、転倒したがゆえに、更に光を増したのかもしれない、と思わせる力強さに満ちていた。

いやぁ~~~、素晴らしいっ!!

エキシビで披露してくれたセクシーな衣裳に、「生背中」。

カメラ目線で放つ、「ズキューン」。

おきゃんで弾ける魅力、大全開!!

この勢いで、世界もノックアウトして欲しい。

ミキティも真央ちゃんも、辛い時期を乗り切って、今がある。

高橋選手が、「怪我をしてよかったと思っている。」と発言していたが、まさに、乗り越えられた人だけが得られる境地だと、感心した。

それぞれの深く強い思いを抱いて、輝け!

日本代表!!

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バウらー掃除法

私にとって、大掃除の山場は、なんといっても換気扇だ。

これが終わると、肩の荷が、ドッと下りる。

今年は、時間管理法や勉強法によくある「締め切り効果」を利用してみた。

毎年その日の気分で掃除の場所や量を決めていたが、いつも2日間かけてやるところを、一日で片付けようと決意。

その代わり、あいたもう一日はご褒美として、エディー・バウアーのバーゲンに行こう。

するとあら不思議。

いつも休みながらダラダラやっていたのに、頭が勝手に効率的な計画を立て始める。

まずは大御所の換気扇。

先日届いた、エディー・バウアーのハッピーバッグが入っていた大きなビニールに水を入れ、穴が開いていないのを確かめる。

大丈夫そうなのでそこにフィルターを入れ、重曹を多めに加えお湯を注いで漬け置き。

こうしておくと油が溶けて、漬け水が茶色になる程だ。

厚く固まったところは溶けないまでも、柔らかくなって、簡単に擦り落とせるようになる。

次に、障子を張り替えるためにはずして水で濡らし、古い紙がはがれやすくしておく。

その間門扉を水洗い、空気清浄機のフィルター掃除と、どんどんこなしていく。

自分でも驚くほど、体が動く、頭が回る。

真っ白な紙が張られた障子を元に戻し、最後は漬けておいて、油が緩んだフィルターの仕上げ。

汚れがひどい部分は雑巾で大まかに落とし、残っているところをお湯を流しながらたわしでこすり洗い。

これでスッキリピカピカだ。

エディー・バウアーのお陰で掃除もはかどり、袋も大活躍。

お礼がてら、お買い物しよう。

と、翌日出掛ける。

アウトレットはよく行くが、ストアは久しぶりだ。

ららぽーと全体がバーゲンということで、大賑わい。

ネットやカタログでみて欲しかった服も試着出来て、大満足で帰って来た。

この調子で年内に、アウトレットのバーゲンも覗きに行こうと、今たくらんでいる。

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秋の夜 を 越 え て

10月からの短日処理が必要らしい、ポインセチア。

ひと月遅れで始めたが、ちゃんと赤く色付いた。

最初うっすらと葉脈がピンクっぽいだけだったが、新しい葉が出る度濃くなっていく。

2鉢のうち、白斑が入る「アイスパンチ」も、品種が持つ特製を発揮し始めた。

赤1色だったところに、よく見ると白い部分が見える。

家族が持ち帰った新種と合わせて3鉢が、寒さを吹き飛ばすような赤で、日々励ましてくれている。

来年はちゃんと植え替えて、切り詰め、お店で売っているようにこんもりと仕立てたい。

と思っていたら、この頃のポインセチアの鉢は、様々だ。

クリスマスツリーを模したと思われる、スラリと高いデザインや、2段3段仕立てのものなどがたくさん並んでいる。

茎が柔らかいので、丁寧に扱えば思う形にすることが出来るのだろうか。

それらを見ていると、ひょろりと徒長した我が家の鉢も、個性的に見えてくるから不思議だ。

先端だけでなく、根元付近から出て来た新芽が赤く色付いてきているので、全体が赤と緑の補色コンビ。

結構いい感じになってきている。

気がつくとクリスマスは終わってしまっていたが、オレンジの花を咲かせるハイビスカスと共に、見る度あったかい気持ちにさせてくれる。

有難や有難や。

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福       服

メリー・クリスマス!

というタイミングで、エディー・バウアーのハッピーバッグ2010が届いた。

わーい。

と、手に取る。

ん?軽いっ!

これは、ダウンの気配・・・・。

ジッパーを開けて、すぐに分かった。

あっ!あのとき迷った色だっ!

先日、人生で初めて、ダウンジャケット購入をしたばかり。

見事、それの色違いだった。

その時購入したのは、グレーベージュ。

今回届いたのは、ダークオリーブとブラウンの中間のカラー。

実は、毎日着まくっていたベージュの袖口が、黒ずんできてずっと気になっていた。

家で洗濯できるのだから、洗えばいいことだ。

が!

しっかり乾かすのに、最低2日は欲しい。

じゃ、その間何を着ればいいのか?

昨年まで着ていた、サニークラウズのキルティングジャケットもある。

ユニクロの、フリースもある。

しかし、一度この超軽く、しかもあったかいジャケットを着てしまうと、他に袖を通す気になれない。

黒ずみが次第にはっきりとして、やがてデザイン上のポイントカラーと化す日も近し。

と開き直りつつ、着ていたのだ。

同じジャケットがもう一枚あれば、服装に合わせてチェンジするだけでなく、洗い替えとしても利用できるではないか。

おぉ、これぞ天の助け!

早速、着て出かけた。

うんっ!こっちも、いいっ!!

ほんのり黄緑がかった裏地もおしゃれで、ファスナーを開けて、見せて着たい色だ。

他のアイテムは、コットンのタンクトップ、イエローグリーン。

ブラウンの、半袖VネックTシャツ。

ミントグリーンの、ストライプストレッチ7分袖シャツ。これは、アイロンのいらないイージーケア製品だ。

それに、ミント地に茶のペイズリー模様のハイネック長袖Tシャツ。

どれもジャケットとのコーディネートが考慮されている。

アウターがしっかり寒さをシャットダウンしてくれるので、中は薄手でも大丈夫。

ということか。

すごいなー。

バッグの中身を詰める時、一つ一つ組み合わせるの、大変だろうなー。

と、毎度感心する。

お値段的には、ジャケット一枚で定価一万円は軽く超えるので、お得感絶大だ。

続いて、メンズ。

家族が帰宅してすぐ、渡す。

早く開けて見せてよと、無言のプレッシャーをかけながら。

こちらも軽い。

ダウンかな?

と思ったら、取り外しの出来るライナーがついたパーカーで、薄手だ。

風を通さない素材で、雨の日にもよさそう。

しっとりとした上品な光沢のあるインク色の生地は、高級感たっぷりだ。

あとは、オレンジというか、柿色のハーフジップセーター。

パープルの、タートルネック長袖Tシャツ。

厚手のヘリンボーン地の、ベージュのシャツ。

外が薄手なら、中は厚手でということか、春夏向けの私のとは逆だ。

枚数も一枚少ない。

どれも落ち着いた雰囲気で、組み合わせに困らないものばかり。

ダウンは前回のハッピーバッグに入っていたので、家族はこの内容に満足のようだ。

パーカーの同等品をネットで見たら、1万5千円代だったので、お値段的にもおいしい。

ネットは今日から。

ストアとアウトレットは明日から、大バーゲン開始。

エディー・バウアーの服は、カタログやネットの映像では何気ないようでも、手に取って初めて気付く良さがいっぱい。

元日のハッピーバッグをゲットする前に、覗く価値ありだ。

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K Y テ レ ビ

テレビ番組に、オカルトブーム到来との噂が。

成程。

年末の特番の中に、複数見られる。

予言、UFO、占いなど。

だいたい2時間の長丁場なので、録画して後で見る。

CMや、思わせぶりな演出を飛ばして見るためだ。

お茶とお菓子を用意して、わくわくと席につき、再生。

が、「なぁんだ」と、がっかりすることの方が多い。

何度も見聞きした映像や出来事の一部を、「新発見!」と銘打ちながら、実際はだた角度を変えて解説しただけというものばかりだからだ。

「事実」だけでは時間が持たないからか、「かたくなに信じない」おじさん達を応援に呼び、不毛なやり取りを繰り返させて、視聴者を不快にさせる番組も相変わらず健在だし。

終了してしまった「オーラの泉」のように、自分を反省し、「これからはがんばろう!」と思う機会を与えてくれる番組は皆無だし、期待はずれかな?

などと、思ってしまう。

テレビで見れないなら生でと、「癒しのヴォイス」を聴きに、美輪さんのコンサートに家族全員で行くことになった。

楽しみだ。

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ま た ひ と つ

年の瀬のお仕事を終えた。

年賀状を、書き終えたのだ。

かかったのは、2日。

といっても、かけた時間は正味2時間もないかもしれないが。

アドレス帳を取り出し、あいうえお順に書いていく。

以前はイラストから手書きだったが、年々ものぐさになって来て、この頃は干支の絵が半分近くを占めているものを購入。

あとは、文面も住所も全て手書きで仕上げる。

五十音も終盤。

やっと書き終え、ホッと一息。

ふ~ぅ。

友達少なくて、よかった~。

と、ゴロンする。

同年代の友人知人に聞くと皆、数十枚から百枚超えが多数。

聞いた中では、私より少ない人は一人もいなかった。

こんなに少ないのに、更に減らそうとする怠け者ゆえ、皆すごいなぁ~と心から感心する。

以前は、大げさに言えば「もらう年賀状の数の多さが自分の価値」みたいに考えていた。

が、今は少数精鋭で行くと、割り切っている。

そう思うに至ったのは、「手書き」が原因だと思う。

毎年デザインを考え、絵具やクレヨンを使ってレイアウト。

乾いたら、筆ペンで文面と住所を書いていく。

かいている間は、自然に宛名の人物のことを考えている。

そうしていると、「どうも儀礼的に書いているな」と感じてくるときがある。

小さな頃から外面を繕い、周りに気を使ってきたので、そろそろ解放されたい。

などと考え始めてくるのだ。

やがて、正直に出したいと思う人にだけ、書こう。

という気分になり、ある年、それ以外の人には、頂いたら返事を出す。

ことにした。

繰り返していると、相手にも通じ、程なくやり取りが途絶える。

住所録に横線を引いて、区切りをつける。

そうやってきても、なかなか会えないが、思い出すと優しい気持ちになる人が、まだ20人もいる。

いい出会いに、感謝。

有難や、有難や。

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もうかぜひかない

家族が、ゆずを頂いてきた。

おぉ。

丁度今日は冬至。

早速ゆず湯にさせてもらった。

あと、かぼちゃも食べなくちゃ。

と、煮物を作る。

プリンも食べたいな。

と言う家族のリクエストに答え、残りを使って直径20㎝程の中鉢に、パンプキンプリンを作った。

よければ以下、ご参考に。

まず、カラメルソースを作る。

砂糖70gと水35ccを鍋に入れ、強火にかける。

ある程度色がついてきたら、鍋をゆすりながら薄いきつね色になるまで加熱、火を止め、容器に流し入れる。

かぼちゃ300g 牛乳500cc 卵Lなら3個 Mなら4個  砂糖100g

かぼちゃの皮をむき、5㎜程の薄切りにし、牛乳200ccで4~5分煮る。

熱いうちにうらごしし、残り汁とともに冷ましておく。

卵をボールに入れ、ほぐす。

残りの牛乳と砂糖を鍋に入れ、沸騰しないよう気をつけながら砂糖を溶かす。

卵とかぼちゃを混ぜたところに、牛乳を少しづつ入れながら、泡立てないよう静かに混ぜる。

カラメルを流しておいた容器に、低い位置からこし器を通して流し込む。

湯気の上がった蒸し器に入れ、最初強火で8分、中火で15~20分様子を見ながら蒸す。

この頃家族全員、牛乳を飲まなくなった。

ので、冷蔵庫に在庫なし。

よって今回は、豆乳300ccと生クリーム200ccで代用。

生クリームのコクで、半分以上が豆乳とは気付かれない味に仕上がった。

お砂糖は、かぼちゃの味を見て、加減が必要だ。

前回確かめずレシピ通りに入れて、激甘に。

今回は60gで丁度良かった。

ゆず湯に、ダブルかぼちゃ。

これで家族全員、元気モリモリな一年を過ごせるに違いない。

ホッと一息ついていると、ピンポ~ン。

おぉ!

伊勢の神宮会館から、予約していた注連縄が届いたぞっ!

なんていいタイミング。

お伊勢さんから、無病息災の太鼓判を押してもらったような気がして、嬉しくなる。

かぜはひかないかもしれないが、お脳が春なのは、そのまんまだ。

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今度はぜひ千葉で

レニングラード国立バレエの「くるみ割り人形」を、観て来た。

以前から、プロの舞台を観てみたいと思っていたが、入場料が半端ではない。

今回チケットが半額ということで、申し込み。

一人で、てくてくと有楽町へ。

久しぶりに、国際フォーラムへ向かう。

以前ペットショップボーイズのコンサートで行って以来だ。

方向音痴の私でも、改札を出て目の前なので、迷いようがなく安心。

クリスマス近しということで、中庭はイルミネーションで飾られ、イベントが催され賑やかだ。

が、脇目もふらずに、突き進む。

どこもかしこも人がいっぱいで、着いて早々、もう帰りたくなってしまう。

とりあえず、当日引き換えのチケットをゲットしなければ、くじけてしまいそうだったのだ。

無事にチケットを手にし、一安心。

お茶でもしようと、カフェに入る。

ホッと一息、大事なことに気付く。

そういえば、予習をしてこなかったな。

「くるみ割り人形」って、どんなお話だったっけ?

子供の頃読んだ絵本の挿絵の一場面は浮かぶのだが、情けないことに全体のストーリーがおぼろだ。

えと、クリスマスに女の子がくるみ割り人形をプレゼントされて。

夜動き出したおもちゃにちょっかいを出すネズミから・・・。

くるみ割りくんが女の子を守るって感じ?

正しいかどうか分からないが、なんかそれっぽくなった。

とにかくバレエの本場、ロシアのダンサー達の踊りが見れればいいのよね。

などと開き直って、会場に向かう。

入り口で渡されたプログラムを見ると、全2幕で各55分とある。

さすがプロ。

間に休憩があるとはいえ、2時間も力いっぱい踊るなんてすごいなー。

と、普段運動をしない自分の目線で失礼にも感心する。

そうこうするうち、するすると幕が上がる。

同時に流れ出す、流麗な音楽。

東京ニューシティ管弦楽団の皆さんの演奏だ。

聖夜の街のシーンから。

思っていたより登場人物がいっぱいで、賑やかだ。

クリスマスパーティーの華やかさから、夜の静けさへ。

やがて、部屋の隅からうごめくシルエット。

一つ一つのマイムに意味があるのだろうが、掴めずもったいない。

が!

踊りの素晴らしさが、際立っているのがは分かる。

気がする。

コミック「SWAN」を、何度も読んだからだ。

間の休憩がアナウンスされ、「えっ、もうそんな時間?!」と驚く。

あっという間に、一時間近くが経っている。

1幕はストーリー中心だったが、2幕はそれぞれの役が実力をお披露目。

スペイン、中国、アラビア、ロシアと、各国の衣装をまとったダンサー達が、次々と神技を披露するので、うっとりだ。

なかでも、くるみ割り人形くんが、すごいっ!

私のお隣のカップルも、会場も、息をのんでいた。

カーテンコールでも、一番人気だった。

あっという間に2時間が過ぎたところで、素人の、素朴な疑問。

「バレエにも、アンコールあるのかな?」

幕が下りても拍手は止まず。

何度も何度も出てきてくれる出演者さん達。

最後王子様が、お茶目に「バイバイ」と手を振ったのが合図だったのか、会場のライトがついて、終了のアナウンスがされた。

やっぱ、そうだよね。

頷きつつコートに袖を通す。

さて、久しぶりの東京だ。

のんびりしていくか。

となるのが、普通かもしれない。

しかし私は、情けないことに混雑に当てられ、そんな気力はない。

あるのは、「一刻も早く、千葉へ!」の執念だけだ。

行きに買っておいた切符を握りしめ、駅に突進。

エスカレーターは全部右側を歩き、時には駆け足でホームを目指す。

ほとんど待たずに電車を乗り継げ、無事に江戸川を超えた時は、「あぁ、やっと千葉だぁ・・・」と、心底ほっとした。

今度は、「ドンキ」とか「白鳥」観たいな。

その時は、バレエの教科書「SWAN」、ちゃんと読み返して行こう。

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大人買いで買い逃し

ミスタードーナツで、久しぶりに買い物をした。

期間限定だが、ほとんどのドーナツが100円なので、有難い。

今は、好きなものを自分で選んで買えるが、子供の頃は違った。

両親とも山形生まれ、山形育ちというのもあって、家庭内の食生活は素朴な「和」のもので占められていた。

ファーストフード系のチェーン店が日本でオープンしても、両親は興味なし。

よって子供の私は、それらの存在すら知らないことがほとんど。

マクドナルドも、ケンタッキーも、サーティーワンも全て、友人について行って初めて遭遇したのだ。

けれど、例外なのは、このお店。

ご近所の母の仲良し奥様はよく、ミスドで買ったドーナツを届けてくれたから。

両親の故郷から送られて来たもののおすそ分けに対する、お礼のようだ。

早速、わーい!と、箱を開ける。

整然と並んたドーナツは、どれもおいしそう。

いつも、だいたい同じチョイスだったが、大喜びでご馳走になった。

大きくなって、友人と初めてミスドのお店に入る。

ショーケースには、今まで見たこともない種類のドーナツもたくさんあって、目がちかちかしたのを覚えている。

一緒に行った友人は、今こちらではお目にかかれない「ツイスト」や「コーヒーロール」などの、お砂糖でコーティングされたドーナツがお勧めだと教えてくれる。

ほほー、ではそれを頂きましょうか。

コーヒーと共にトレーに乗せてもらったドーナツを席に運び、頬張る。

なんか、自分がすごく大人になったようで、感慨もひとしお。

一人密かに、じ~~んとしていた。

友人のお勧めは、味はシンプルだがお値段の割にボリュームがあって、得した気分。

以降、あると必ず買っていた。

今はないようだが、「オレンジケーキ」を、もう一度食べたい。

「奥様チョイス」でよくご馳走になったあの頃の、思い出の味の一つだ。

先日家族と共に入ったミスドでは、あの頃出来なかった大人買いを思う存分させてもらう。

トングを持った家族に、あれやこれやと次々指図する。

私が「これ」といったら、ドーナツの種類を指したのではない。

数あるドーナツの中から、自分好みに仕上がった個体を示す。

主に、友人に教えられて以降病みつきになった、お砂糖のコーティングがたっぷりかかっているものだ。

気の済むまで選んで、レジで清算をお願いする。

箱に入れてもらう時がまた、楽しい。

私が好きなドーナツたちは、大抵手間をかけてもらえるからだ。

べたつきがちなコーティングシリーズの他にも例えば、「ココナッツ」や「ゴールデン」など粒々がまぶしてあるものなど。

それらを一つ一つ、ワックスペーバーにくるんでくもらうのを見るのが、なぜかすごく嬉しいのだ。

たくさん買ったので、一箱には納まりきれないだろう。

さて、どうするかな?

小振りの箱を追加だろうな、たぶん。

と、予想する。

が、お姉さんがカウンターの下から出して来たのは、ポンデライオンがついている、紙袋。

それできたかっ!

と、ちょっと悔しがる。

帰宅して食べながら、一緒に買い物した家族がボソリと言う。

「ミスドのアップルパイ、美味しいんだってさ。」

なんですとっ?!

知ってたのなら、なぜあの時、買わなかった・・・・?

そして何故に、今になって口に出す・・・・?

いいものを逃したようで、すごくしゃくに感じ、ムッとする。

未だ私の「地雷」が分からず、時々踏んでしまう家族。

気配を察し、そそくさと離れて行った。

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